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掲載日:2026年3月26日

令和8年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小森克己議員)

「SAITAMAロボティクスセンター(仮称)」を中核とする、ロボット産業クラスター

Q 小森克己 議員(民主フォーラム)

SAITAMAロボティクスセンターですが、令和10年度の開始を目指し、現在、実証フィールドやイノベーションセンターなどの整備が進められています。
さて、ロボット産業の動向ですが、IT産業で大型のメインフレームコンピューターから、パソコンやスマートフォンへと分散化や小型化、低価格化の潮流が起こったのと同様に、ロボット産業においても主として工場で使われる産業用ロボットから、家庭や各施設、屋外など様々な場所で使われるサービスロボットやヒューマロイドロボットへと、分散化や小型化、低価格化の潮流が起こっています。
日本は長年、産業用ロボットに強く、ファナックや安川電機、スイスABBのロボット事業を買収したソフトバンクグループなど、世界の4大産業ロボット企業のうち三つが日本企業です。今後、製造業が衰退したと評されるアメリカから日本への需要が増えることも期待されています。
ただ、本県には産業用ロボットの大型の生産拠点はありません。ヒューマロイドロボットにおいては、競争の土俵がこれまで日本の得意としてきたメカトロニクスや機械工学などからAIへとシフトしており、アメリカのテスラや中国UNitreeなど米中勢に日本勢は後塵を拝しています。
SAITAMAロボティクスセンターでは、農林や物流、建設、点検などサービスロボットにおける六つの分野を支援し、埼玉初のロボットが全国に広がることで、県内に産業集積やクラスター形成を図っていくとしています。けれども、これまで日本の製造業においては、半導体のDRAMや液晶パネル、薄型テレビ等のデジタル家電をはじめ差別化が困難になり、コモディティ化や競争の激化した製品群では幾度となく事業の撤退や縮小を迫られてきた歴史があります。
本県のロボット産業においては、どのような特色あるクラスターの形成を目指し、また、商機や活路を見出していこうと考えているのか、産業労働部長に御所見をお伺いいたします。

A 野尻一敏 産業労働部長

ロボット産業はセンサー、制御、動力など要素技術の組み合わせにより成り立つ産業で、これらの技術は複数のロボット分野で共通して活用されるものでございます。
本県には多様なものづくり企業が集積しており、各企業が長年培ってきた技術力をロボット開発に結びつけることで、農林水産や物流・搬送、建設・点検・保守など、サービスロボットの分野においても、十分な競争力を発揮できると考えています。
こうした考えのもと、埼玉県ロボティクスネットワークでは、各企業が自社の技術を記載した「PRカード」を公開しており、これを活用し、ロボット開発企業と中小企業との技術マッチングに取り組んでおります。
今年度も既に48件のマッチングを行い、例えば、小さな企業の精密加工技術が最先端ロボットの部品として採用されるなど、具体的な成果も生まれております。
本県の目指すクラスターは、特定の企業や製品に依存するのではなく、県内に集積する中小企業の技術力をネットワークで束ね、埼玉のものづくり技術を集めた独自のクラスターが含まれます。
今後はセンターを核にネットワークを運営し、参入支援から実証、事業化までを一体的に後押しし、埼玉ならではのロボット関連産業の集積を図ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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