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掲載日:2025年12月22日
Q 小早川一博 議員(公明)
中・高生の間でもオーバードーズが広がりつつあります。厚生労働省の研究班が公表した2024年度の調査によると、過去1年以内に市販薬の乱用経験がある中学生は推計で約55人に1人いることが明らかになりました。高校生の場合は、約60人に1人というデータもあります。
オーバードーズに陥る背景には、孤独感や生きづらさを抱えている場合が多く、自死の回避の手段、逃避先の一つとされています。それぞれの悩みに寄り添い、必要に応じて各市の精神保健福祉センターなど相談機関につなげていくことが大切であります。県ホームページでは、医薬品のオーバードーズについての広報や公的な相談窓口の案内があります。
一方で、相談機関の案内ページには県の薬務課や保健所、精神医療センターなど複数の相談機関が掲載されており、何から、どこに相談すればよいか分からない方にとっては不便に感じる部分があり、工夫が必要ではないでしょうか。また、こころの健康相談統一ダイヤルでも、オーバードーズの相談に対応するケースがあると聞きます。
当事者、家族にとって相談を受け付けていることが分かる改善策を検討いただきたいと思いますが、保健医療部長の見解を伺います。加えて、相談窓口については、薬局等の医療機関との連携による広報を行い、当事者、御家族への周知に努めるべきと考えますが、併せて見解を伺います。
A 縄田敬子 保健医療部長
議員から相談機関の案内ページに工夫が必要ではないかとの御指摘をいただきました。
現在、県のホームページでは、薬務課や保健所など複数の相談先を一覧で掲載しておりますが、悩みを抱える方がまずはどこに相談すれば良いか分かりにくい状況です。
このため、相談についての案内ページをより検索しやすい場所に設け、相談内容に適した相談窓口が一目で分かるように工夫をしてまいります。
また、オーバードーズの背景は様々であるため、相談者の悩みに適切に対応できるよう案内ページに掲載している機関同士の連携を密にして、相談内容に応じた窓口に繋いでいけるよう検討してまいります。
さらに、案内ページに「こころの健康相談統一ダイヤル」などを掲載することにより、孤独感や生きづらさを抱え、オーバードーズに至った当事者や家族が、こころの相談窓口にアクセスしやすくなるよう改善してまいります。
薬局等の医療機関との連携による広報についてでございますが、10月の「薬と健康の週間」などで、県薬剤師会と連携してオーバードーズを含め医薬品の正しい使い方の啓発活動を県内各地で実施いたしました。
今後も引き続き、関係機関・関係団体と連携・協力しながら相談窓口の周知を図ってまいります。
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