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掲載日:2025年10月22日
Q 杉田茂実 議員(自民)
次に、同じく北部拠点への整備を予定している新県立図書館についてお伺いいたします。
新県立図書館の在り方については様々な議論を経て、令和5年10月に新たな県立図書館が目指す姿などを示した新埼玉県立図書館基本構想が策定されました。この基本構想を踏まえ、令和7年2月には、現在の県立図書館2館を1館に集約し、新県立図書館の窓口を北部拠点A棟に設け、その他の機能を持った施設を熊谷地方庁舎A駐車場候補地に設けることが示されました。
また、施設整備の方向性として、新県立図書館は非来館型サービスや紙資料等はオープンスペースに配架しないことを基本とすることなどが示されております。これは、一般的に県民がイメージする図書館とは大きく異なる方向性と感じております。
また、教育局によると図書館機能の一部のデジタル化を進めている事例はあるものの、他の公立図書館で全体として参考となる同種の図書館は見当たらないと聞いています。そうした状況であれば、北部拠点A棟に整備する図書館に行けば具体的に何があり、何ができるのか、より分かりやすく県民に示す必要があるものと考えます。
そこで、北部拠点A棟において整備予定の新県立図書館の具体的な機能やサービスについて、教育長にお伺いいたします。
A 日吉亨 教育長
議員お話のとおり、県教育委員会では、新県立図書館の設置に向け、「新埼玉県立図書館基本構想」を策定したうえで、施設整備の方向性を決定いたしました。
基本構想では、市町村立図書館では収集していない専門図書や埼玉ゆかりの地域資料を提供することなどを通して、県全域の図書館サービスを充実させることや、デジタル技術を活用し、来館しなくても県民誰もがサービスを享受できることを目指しております。
それを踏まえ、施設整備の方向性として、来館が必要なサービスを提供する機能は、北部地域振興交流拠点のA棟の中にコンパクトに設けることとしました。
具体的なサービス機能として、オンラインで予約した図書の受取や貸出しのできない地域資料の閲覧、レファレンスなどのサービスを実施するとともに、県民の学びを深める講座や講演を実施し、賑わいの創出にも寄与したいと考えております。
県では、地域の皆様をはじめ、県民誰もがサービスを享受できる図書館の実現に向け、引き続き検討を進めてまいります。
再Q 杉田茂実 議員(自民)
教育長は、来館しなくても県民誰もがサービスを享受できる県立図書館を目指されるという御答弁であったかと思います。
余談ですが、私は好きな図書館として複数回利用しております石川県立図書館があります。行くたびに好きになる図書館です。余談です。
デジタル技術を活用し来館しなくても県民誰もがサービスを享受できる図書館として、具体的にどのようなサービスを考えているのか、教育長に改めてお伺いいたします。
再A 日吉亨 教育長
私は、県立図書館では、窓口から遠方に住んでいらっしゃる方や、体が不自由で図書館まで足を運ぶのが大変な方なども含め、より多くの方にサービスを提供していくことが重要と考えております。
議員御質問の、来館しなくても県民誰もがサービスを享受できる図書館の実現に向けては、現在、具体的なサービス内容について検討を進めております。
例えば、電子書籍の導入や資料のデジタル化を推進することで、どこに住んでいる方であっても、多くの資料をオンラインで閲覧できるようにすることや、オンラインで、実際の本棚を見ているように本を探せる機能をもたせることなどが考えられます。
引き続き、来館いただかなくても充実した図書館サービスが提供できるよう、しっかりと検討してまいります。
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