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掲載日:2025年10月22日
Q 杉田茂実 議員(自民)
続いて、北部拠点に整備を予定している産業振興機能及び新埼玉県立図書館の機能について、それぞれお伺いいたします。
ア、産業振興機能について。
本県では、東部・西部ふれあい拠点の整備や渋沢MIXの開設により産業支援機能が充実してきており、北部拠点の産業振興機能に関する期待も高まっています。
北部地域は農業地帯であり、人口流出や高齢化が特徴であるため、地域の特色を生かし産業振興機能を整備していくことが必要です。また、他地域との差別化や既存施設との連携、役割分担を整理し、産業振興施設のコンセプトを明確にすべきと考えますが、産業労働部長の見解をお伺いいたします。
続いて、北部拠点に設置予定の1,000平方メートル規模のコンベンションホールについては、県北地域の活力向上に寄与するものと大いに期待しています。
今後は、東部・西部ふれあい拠点や熊谷市内に開業したソシオスクエアのホールの活用状況などのデータを踏まえ、これらの既存施設との共通点や相違点、特色などを整理し、施設の方向性を明確にしていくことが重要ですが、コンベンションホール機能の検討状況について、産業労働部長にお伺いいたします。
A 野尻一敏 産業労働部長
まず、産業振興機能のコンセプトについてでございます。
産業振興施設については、有識者や県、地元の熊谷市などで構成する北部地域産業振興機能検討委員会で議論を重ね、「多彩なつながりを生み、持続可能な未来を拓く産業拠点」を基本コンセプトといたしました。
併せて、同委員会からは、北部地域は県内有数の農業地帯であり、食と農など、地域特性を最大限に生かした産業施設とすることが望ましい、との提言もいただきました。
このため、現在、県では、機能の一つの柱として「食と農のイノベーション」の創出について、検討しているところでございます。
食や農に関連する施設や施策を充実させ、成長段階に応じた支援を提供することで、新たな交流やビジネスが生まれる拠点となるよう検討を進めています。
また、他の施設との連携につきましては、7月にオープンした渋沢MIXをはじめ、それぞれの特色を生かし、相乗効果が生まれるよう検討してまいります。
次に、コンベンションホールについてでございます。
現在、新たな産業振興や交流の核となるよう、ホールの機能について検討を進めております。
具体的には、東西の地域振興ふれあい拠点施設で開催している商談会や展示会などに加え、北部地域の特色を活かした取組として、食や農業、観光、スポーツなど、県民が集い、にぎわいを生み出すイベントに活用できるよう考えております。
今後とも、北部地域ならではの特色ある取組を通じて、新たな産業の創出や地域の発展に貢献できるよう検討してまいります。
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