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掲載日:2022年12月27日
Q 町田皇介 議員(民主フォーラム)
上尾運動公園は、国道17号を挟んで、陸上競技場、補助競技場、体育館のある西エリアと、さいたま水上公園跡地、県立武道館、埼玉アイスアリーナの東エリアに分かれております。水上公園跡地のある東エリアにおいては、新たにスポーツ科学拠点施設を整備するため、今年度、県は、民間のノウハウを発揮しやすい事業手法や整備地全体の活用アイデアなど幅広い事業者の意見を聴取するサウンディング調査を実施し、今年度中の基本計画案策定に向けた取組を進めているところです。
スポーツ科学拠点施設は、県の総合スポーツ拠点として多様な競技の競技力向上に資する施設であり、県民の健康づくりに寄与する施設を目指していますが、その整備に当たり、今年3月、地元自治体である上尾市長からの大野知事に対し、事業提案を行っております。
この中の提案にもありましたが、現在、上尾運動公園は、国道17号により西と東エリアが分断されており、運動公園全体の一体的かつ効果的な活用を考えますと、東西をつなぐスロープ型の歩道橋も望まれているところです。参入する民間企業にとりましても、この分断を解消することは、今後の整備計画案や活用アイデアの幅が広がることにもつながります。
そこで、都市整備部長にお伺いします。
今後、具体的に進められていく上尾運動公園の再整備に伴い、東西分断を解消する基盤整備について、また、これから進んでいく東エリアのリニューアルに合わせて、今後の西エリアの在り方も考える必要があると思いますが、その点について県のお考えをお聞かせください。
次に、県有施設においては、防災や脱炭素の視点は欠かせません。現状でも上尾運動公園全体が災害対策基本法に基づく上尾市の指定緊急避難場所に指定されているところですが、上尾運動公園全体の防災機能や脱炭素の視点についてどのようにお考えか、お聞かせください。
A 村田暁俊 都市整備部長
まず、東西分断を解消する基盤整備についてでございます。
上尾運動公園は、陸上競技場や体育館がある西エリアと県立武道館や埼玉アイスアリーナがある東エリアが国道17号を挟んで分かれており、東西エリアの行き来には国道に架かる横断歩道橋を利用する必要があります。
議員お話しのスロープ型の歩道橋が整備できれば、車いすの利用者も含め、誰もが安全で安心して通行でき、東西の分断が解消され、公園全体の利活用が進むものと考えます。
県では上尾運動公園の再整備を契機に、スロープ型の歩道橋の設置について、国道17号を管理する国との調整を始めています。
引き続き、国に対し整備の必要性などを丁寧に説明するなど協議を進めてまいります。
次に、今後の西エリアの在り方についてです。
西エリアでは、長寿命化計画に基づき、陸上競技場の設備の更新や、体育館の改修工事などを計画的に進めています。
今後、東エリアにおけるスポーツ科学拠点施設やアリーナなどの整備計画の取りまとめと併せて、西エリアの運動施設との連携など、公園全体として利用者サービスの充実について上尾市と意見交換をしながら検討してまいります。
次に、公園全体としての防災の機能や脱炭素の視点についてです。
上尾運動公園には、耐震性貯水槽、マンホールトイレ、かまどベンチなどが設置されており、地域の防災拠点として重要な施設となっています。
東エリアで計画中のスポーツ科学拠点施設の整備に当たり、施設周辺には広場などのオープンスペースが確保される見込みですので、防災時の活動拠点としての機能強化について検討してまいります。
脱炭素の視点については、現在、24の県営公園について再生可能エネルギーの導入可能性調査を開始したところです。
この調査の中で、上尾運動公園について、例えば、蓄電池を備えた太陽光発電施設の設置により、脱炭素と併せて防災機能を強化できるか、その可能性を検討してまいります。
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