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掲載日:2022年7月12日
Q 岡村ゆり子 議員(県民)
現在、県では、作成された団体や個人から無償提供を受けた作品を県内の14か所に常時展示していると伺っております。障がい者アートを多くの方に目にしていただけるということは、作り手としてもうれしいことですし、良いことだと思っております。
しかし、芸術価値があり、評価をするということであれば、それなりの対価は必要ではないでしょうか。場所を貸してあげているという感覚になっていないでしょうか。作品一つ作成するには、作成費が当然かかります。
そこで、提案ですが、現在の無償提供ではなく、作り手や団体からの有料レンタルという形で提供していただき、作り手や団体が定期的、継続的に報酬を得るというようなシステムをとることはできないでしょうか。障害のある方々の社会参加の後押しになります。福祉部長の御答弁をお願いいたします。
A 金子直史 福祉部長
県内施設14箇所に障害者アートを展示している取組みは、より多くの方に障害者アートの魅力を知っていただくために実施しているものです。
この取組に御協力いただいているホテルや公共施設等は、障害者アートに魅力を感じ、展示場所を無償で提供していただいております。
展示に当たっては、県内の美術系大学の学生も協力し、作品の魅力や制作の背景などを分かりやすく紹介するパネルを、作品とともに展示しています。
これにより、作品ができるまでの過程や作者の素顔などを知ることができ、障害者アートの一層の魅力の理解につながっています。
また、令和3年度からは、県のホームページに障害者アートオンライン美術館を開設し、現在、作品展示41点や制作風景の動画3点などにより魅力のPRを行っております。
議員お話しの有料でレンタルすることについては、こうした取組を進めることで、まずは、障害者アートの商品価値を高めていくことが必要であり、価値を高めることで自ずと有料の話しにもつながっていくものと考えます。
障害のある方々が定期的・継続的に報酬を得ることは、将来の目標として大変有意義であり、今後ともその目標に向けて障害者アートの魅力発信や利活用を積極的に推進してまいります。
再Q 岡村ゆり子 議員(県民)
現段階でやられている、今後やっていこうとしているということは、そういった障がい者アートの魅力をより多くの方に理解をしていただくですとか、障がい者アートの魅力をPRしていただくというところで、現段階はあると思うんですね。将来的には、そういった報酬を継続的に得られるようにしていくようにしていきたいというような御答弁に理解をしたんですけれども、そのためにも、やはり今からというか、並行して、もしそういったホテルなんかでも、お金を払うから展示をやめるというようにはなかなかならないと私は思うんですよ。
そういったことの支援をすることによって、ホテルであったり企業のイメージであったり施設のイメージを高めていくということにもなると思いますし、実際に福岡県の方では、そういった有料でレンタルをして、団体さん、個人さんに何割かお金が入るようにしていくというシステムをとっていますので、そういった先行した事例も検討、研究していただきたいと思いますし、また、団体さんともどういうやり方だったらやりやすいのかとか、どういうところまでを求められるのかですとか、そういったこともしていただきたいと思うんですけれども、再度お願いいたします。
再A 金子直史 福祉部長
議員お話しのとおり、他県の先行事例を収集することは非常に重要であり、良い取組については、県の取組に活かせるようにしてまいります。
また、障害者アーティスト本人や関係団体の御意見なども伺いながら、有料化に向けて少しずつ取組を進めて参ります。
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