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ページ番号:174309

掲載日:2020年3月31日

令和2年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(平松大佑議員)

EdTech推進方針の策定について

Q   平松大佑  議員(県民

EdTechとは、EducationとTechnologyを組み合わせた造語で、AI等の進歩し続けるテクノロジーによって、教育に変革を起こす取組のことです。
国の方針にとらわれることなく、県としての方針を作成し、世界トップ水準を目指した取組を進めてはどうかという質問です。
現在、日本の教育情報化は世界から取り残されています。生活で当たり前となっているスマートフォンが学びに生かせていないなど、日常生活と学校との情報格差が拡大している状況です。しかしながら、本来は学校が格差是正のセーフティネットとしての役割を果たすべきであると考えます。PISAの調査では、日本の読解力の項目の点数が下がっています。コンピュータを使用した回答方法が影響したと言われています。また、様々なデータからも、学校でのICTの利活用がOECD諸国の中で桁違いに遅れている状況が明らかになっています。予測不可能なこれからの時代の職能には、ICTは不可欠と考えます。
また、新しい学習指導要領でも、日常的ICT活用が強調されています。ICTを活用して、ギフテッド、障害児、不登校、学び直しなど様々な状況にある子供たちのサポートができるように、そして子供たちの個性を伸ばせるように、ICTを活用して個別最適化をどう実現していくのか。そして、子供たちにAIを活用できる能力、AIでは代替できない能力を身に付けてもらうために何ができるのかを考えていかなければいけません。国は混乱しているようですが、それにとらわれることなく、県として方針策定を行う必要があると考えます。
ICT環境整備は手段であり、一番大きな目的は、変化の大きなこれからの時代を生き抜いていく、リードしていく人材の育成であります。小学校、中学校、高校等の各主体がベクトルをそろえて取り組んでいくためにも、明確な目標が必要です。
併せて、EdTechをしっかりと活用できる教員などICT人材の育成、民間企業も入れての推進体制を構築すべきです。県として、当面に対応できる短期的な指針や、これからの時代を生き抜く力を身に付けてもらうための中長期的な目標を定めたEdTech推進方針を策定するべきではないでしょうか、答弁を求めます。

A   小松弥生   教育長

EdTechは、教育におけるICT等の新しいテクノロジーを活用した手法であり、これを活用することは、Society5.0時代に必要な資質、能力を育むために効果的であると認識しております。
議員お話しのEdTechを含め、教育の情報化が急速に進むなかにあっては、ICT環境の整備のみならず、人材育成や教育指導を含めた広い視野に立った計画が必要だと考えております。
現時点で、国の学校教育情報化推進計画は策定されておりませんが、本県では、先行して教育局内に組織を立ち上げ、ICT環境の整備方針や授業での活用方法などの検討を進めております。
今後、国の計画が策定され次第、速やかにEdTechの活用を含めた本県の学校教育情報化推進計画の策定を行います。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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