トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 保健医療部 > 保健医療部の地域機関 > 動物指導センター > ミルクボランティア体験談 vol.1 ~未経験ママが初挑戦!Kさんの場合~
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掲載日:2025年11月19日
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今回ご紹介するのは、乳飲み猫のお世話は未経験だったKさん。
初めての育児でドキドキしながらも、懸命に子猫のお世話を続けてくださいました。


飼育放棄された成猫の里親になったことがきっかけで、殺処分ゼロに貢献したいと思ったのが始まりです。
フルタイムの仕事を退職し、ミルクボランティアに取り組む環境ができたので、ついに挑戦しました。
ボランティアに登録したときは、不安というより、大切な命を守ることについて気持ちが引き締まり、「しっかり準備をしなくては」と思いました。
乳飲み猫は初めてでしたので、まず純粋に可愛いと思い、日々少しずつ大きくなっていく姿に癒されました。
ミルクをよく飲んでくれるときのお湯の温度やミルクの濃度を覚え、その子の好みを把握するようにしました。
ミルクをすぐ作れるよう、温度調節機能付きのケトルでお湯を沸かしました。
ミルクが人肌に冷めるまで待つ間、子猫をあやしたり先住猫さんのお世話をしたりと、大忙しの毎日でした。
ミルクは4時間おき、体重はうんちの後に測りました。
大変だったのは睡眠不足になることです。
夜しっかり寝られないので、昼間少し寝たりしていました。
家事全般も手際よく行う生活に自然となっていきました。
子猫さんは成長に伴い行動範囲も広がるので、安全性も考えつつ子猫のおうちも広くしていきました。
預からせていただいた子猫が元気いっぱいの健康な子猫だったので、健康面での心配は少なかったです。
フード、ペットシーツ、トイレ砂など子猫の育成に必要なものは全て支給されるので助かりました。
足りなくなったときは補充もしていただきました。
子猫はフード代がかかるのでフードの支援が特に役立ったと思います。
子猫がすくすく育ってくれたことが一番嬉しかったです。
だんだん性格も分かってきて、すごくやんちゃで甘えん坊なことや初対面の方に抱っこされるとおすましするところ、好奇心旺盛で家の中を探検したがるところ、鍵しっぽをピコピコ動かすところ、玩具を落としてしまったときの鳴き声など、何もかも愛らしく毎日が日々新しい歓びに溢れていました。
この子は絶対幸せになるし、里親様を幸せにする幸運の子だと思いました。
子猫ちゃんをお待ちのご家族に無事お引き渡しできる役目を果たせた歓びでいっぱいになるのが魅力です。
保護猫活動は誰か特定の方達が少数で行うのではなく、たくさんの方ができることから始めることで形となり成果になる、それが殺処分ゼロに繋がると思っています。
たくさんの方がミルクボランティアになってくださることで尊い命が救われます。
お時間と子猫用のスペースがある方、是非このボランティア活動にご参加をお願い致します。
初めてのミルクボランティアは、不安や戸惑いも多かったと思います。
それでも一生懸命お世話してくださり、子猫は元気に成長しました。
初めての一歩を踏み出してくださった勇気に、心から感謝しています。
ミルクボランティアは「特別な人だけの活動」ではありません。
一匹の小さな命を救う力は、誰の中にもあります。
センターでは、こうしたミルクボランティアさんの力をお借りしながら、
母猫のいない子猫たちの命をつないでいます。
「子猫のお世話、私にできるかな…?」
そんな不安を感じるのは当然です。
センターでは、未経験の方にも安心して始めていただけるよう、登録前に子猫のお世話の流れや注意点を学べる講習会を実施しています。
実際の授乳体験ができる研修もあり、スタート後もわからないことがあれば、いつでも職員に相談OK!
少しでも興味をお持ちの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
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