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掲載日:2022年12月6日
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埼玉県動物指導センターでは、県で収容した犬猫のうち、元の飼い主が見つからない譲渡可能な犬猫について、飼育を希望する方や譲渡登録団体に譲渡を行っています。
埼玉県動物指導センターでは、県で収容した犬猫のうち、元の飼い主が見つからない譲渡可能な犬猫について、「少しでも命を助けたい」という願いを込めて、新しい飼い主や動物保護団体へ譲渡を行う等、さまざまな活動を行っています。
譲渡を受ける場合に限らず、動物を飼おうとする時は「動物が死ぬまで世話をできるかどうか」ということを十分に考えていただきたいと思います。
飼い始めたその日から動物の命はあなたにゆだねられます。
犬や猫は15年近くの寿命がありますから、ペットが高齢になったときの介護のことも考えておかなくてはなりません。
その間には、ケガや病気の際の治療費だけでなく、ワクチン接種や健康診断、不妊・去勢手術などの医療費もかかります。
引越し、結婚や出産などの生活の変化があった時、飼い主の体力が衰えた時など、万一の時にあなただけを頼りとして生きている命をいかにして守ってあげられるかも考えておくべきです。
犬や猫を飼うことを決める時は、動物が生涯を終えるまで共に生活を続けることができるかどうか、生活設計を十分に考えてください。
衝動的に動物を飼うことは、動物にとっても飼い主にとっても良い結果を生みません。
一生の友として、家族として育てることができるかどうか、家族全員でよく考えてから動物を飼うことを決めていただくようお願いします。
動物指導センターから犬・猫の譲渡を受けた飼い主の皆さんにお話を伺いました。
「子供に命の大切さを教えたかったから」、「以前飼っていた猫が亡くなり、やっと気持ちが落ち着いたので」など、さまざまでした。
保健所に引き取られる犬を飼いたいと思い、保健所で動物指導センターを紹介された方もおられました。
「家庭内での会話が増えて家族が明るくなった」、「散歩のときに犬友達ができて外出することが多くなった」など、犬や猫を中心とした生活になった方が多いようです。
お話を聞いた全員から異口同音に「家族全員が飼うことを望んでいること」、「責任をもって飼うこと」という答えが返ってきました。
犬・猫の寿命は約15年ほどです、動物の世話をするうえで家族の協力は欠かせませんから、新しく動物を飼うことについて家族全員が協力できるかどうか、そして、責任をもって飼うことができるかどうかは大きなポイントです。
次に多かった答えは「犬のしつけ」についてでした。
「甘やかしすぎないようにする」、「擬人化して扱わない」など、正しい「しつけ方」を知って育てることも重要です。
「新しい家族との出会いが待っています」
「健やかな時も病気の時も変わらない態度で接し、愛情を持って大切にしてあげてください」
「かわいいですが忙しくなります。それなりの覚悟を持って飼ってください」
「Mix(雑種)犬でもすごくかわいいです。不幸な命を助けてあげてください」
「きっと猫が来て良いことがあるので、安心して迎えてあげてください」
動物を飼うことは、「家族が一人増えるのと同じ」と言われるように、世話や健康管理など大変なことも多いですが、さまざまな幸せを与えてもくれます。できるだけ多くの家に犬や猫が迎えられて幸せになってほしいと思います。
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