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特定非営利活動法人十人十色(じゅうにんといろ)
- 令和8年1月28日(水)、特定非営利活動法人 十人十色(以下、十人十色という)が運営する就労支援B型事業所を訪問しました。ここでは、様々な個性を持つ方々が「自分らしく、楽しく働ける場所」を見つけ、社会とのつながりを感じられるよう、きめ細やかなサポートが行われていました。今回の訪問では、理事の根岸さんにお話を伺うことができました。
安心を育む環境と柔軟な支援体制
- 事業所の外観は、誰もが安心して通えるような、落ち着いた雰囲気です。十人十色の特徴はどんなところか尋ねると、「利用者がそれぞれのペースで就労への一歩を踏み出せるように、柔軟な個別スケジュールを組んでいることです。」と根岸さんは教えてくれました。一般的な作業所が週数時間の利用を求めることが多い中、ここでは週1時間から利用が可能です。
さらに、送迎サービスもあるので、通所のハードルを徹底的に下げています。根岸さんは、この取組について「『就職したい』という確かな気持ちがあれば、小さな一歩からでも、その意欲を支援したいという想いがあります」と語ってくださいました。この言葉から、様々な個性を持つ方々が社会とつながる機会を広げたいという、思いが伝わってきました。

【外観の様子(写真提供十人十色より)】
「学び舎」としての事業所
- この事業所を単に作業をする場所ではなく、「就労に必要なことを学ぶ学校」のように考えているそうです。特に、一人で悩みがちな「孤独感」を解消するため、人との交流を通じて、社会での振る舞いや仲間と協力する心を育むことを大切にしています。「ここでは、仕事を通して実践的なスキルを身につけるだけでなく、利用者同士の交流を通じて、社会で生きていく上で大切なコミュニケーション能力や協調性を身につけてもらうことを重視しています」と根岸さん。この取組によって、誰もが社会で活躍できる選択肢を広げ、より豊かな人生を送れるように支えていると言います。利用者さん一人ひとりの未来を真剣に考えた、きめ細やかなサポート体制がとても印象的でした。

【事業所内の様子(写真提供十人十色より)】
- 「これからの目標」を伺うと、「利用者の素晴らしい能力や可能性を、企業にきちんと知ってもらうための『架け橋』になりたい」と話してくださいました。企業が抱える人材不足の解消や、これまで採算が取れないとされてきた業務の受託を通じて、新たな雇用機会の創出にも積極的に貢献していきたい、と根岸さんは語っています。
- 根岸さんに活動の「やりがい」を伺うと、「利用者さんが少しずつ社会に慣れて、着実に成長していく姿を見ること」だと教えてくれました。人との関わりに苦手意識があった方が、ここでの交流を通じて仲間と協力できるようになったり、週に1時間という小さなスタートから、徐々に利用時間を増やしていく姿を見るたびに、このサポート方法が正しかったと強く感じるそうです。利用者の具体的な変化や成長の瞬間が、スタッフにとって大きな喜びであり、日々の活動を支える揺るぎない原動力となっています。
この度は貴重なお話を伺わせていただきありがとうございました。
特定非営利活動法人十人十色について、お知りになりたい方は、こちらのリンク(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
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