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掲載日:2021年7月1日

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新型感染症専門家会議後の知事発言内容(7月1日)(テキスト版)

 

知事

   皆さんお疲れ様でございます。本日は、第35回の新型感染症専門家会議を開催をさせていただきました。今日の主たる目的というのは、まだ11日に今度更新というかですね、延長なのかあるいはそれで終わりなのかちょっと別としても、いずれにしても、まん延防止等重点措置の期限が来ることになります。その21日から延長された、この現時点での評価、特にこの1週間ぐらいは、私の言葉ではリバウンドが始まったと申し上げておりますけれども、順調にすべての分野で下がってきて、ほとんどフェーズ2に、今のところまだフェース2に埼玉県の指標はありますけれども、それでも非常に急な形でリバウンドが始まっているといったこともあり、先生方のご意見をお伺いをしたいということ。それからワクチン接種についてのお話、このあたりをお伺いをさせていただきました。まず最初の現状の感染症の状況でございますけれども、大きく分けて2点あって、1点は重症の患者については、重症の方の入院している日数や人数は減っているけれども、しかしながら若い方が多くなっているので、これ人数等が減ったり、短くなったりしたら当然の話であって、これ逆に長くなったら、極めておかしな話で、しがたって、数字として減ったとしても、慎重に考えていく必要があるということが1点指摘をされました。また埼玉県の場合には、高齢者施設に対する対応、これはいつも言われますけども、大変高い評価を今回もをいただきました。そういった中で、高齢者施設におけるその接種率が上がってきているので、そことスクリーニングとの関係というのは少しまた見直すこともできるのではないかというご意見があれば、別な先生からは、高齢者施設について全体として順調にいってることは事実だけども、いくつか嘱託医等の都合で、こぼれ落ちてるというか、そういったところもあるんで、そこはきちんとやってくれとこういった話もございました。
    それからワクチンにつきましては、職域接種は、高齢者等が抑えられてきている埼玉県においては例えば、若い方がいわゆる流行のドライビングフォースというかその流行を後押しする。そうなってるので、そういった方々に届くという意味では職域接種は、意義があると。しかしながら、仮に職域接種が進むことに伴って、自治体による接種ができなくなるようなことになればこれは本末転倒であって、非常に深刻であるとこういったご意見がございました。
   また、看護協会等でブランクのある看護師さん等へ十分な研修を行ってから、様々な自治体等での接種に送り出しておりまして、埼玉県でも今度新たに開設をする予定の3ヶ所、都合4ヶ所、ここでもしっかりとした研修を受けていただいてますけれども、これらの方々が急遽職域接種で駆り出されることによって問題が出るのではないかといったご懸念も複数の先生からいただきました。いずれにいたしましても、今回そういったご意見をいただいて、来週にはおそらく期限を迎えるであろう、まん延防止等重点措置の期限後の話について、先生方にご意見を伺うことになるということで、そのこと自体については今回は何の議論もございません。私からは以上でございます。

金井県医師会長

    まず、知事から最初に御挨拶があった時に、知事はリバウンドという表現をされました。委員からはリバウンドというまでのお話がございませんけれども明らかに増えているという表現でございました。その性質でございますけれども、もうこれはよく言われているところですけれども、若い人にということで、30代が60パーセントを超えるよというような最近の状況になっているというのがございます。それで、そういう中にあってこの若い人たちの状況でございますけれども、40代、50代、そういう方々も重症化はしていると。しかしながら重症化しても回復をするというのが多いというような、これはよく経験されている委員の先生からのお話がございました。ただし、30代でもECMOを使うような患者さんもいたというようなお話もございました。従いまして、従来とはやはり違った部分はあるということがお話をされました。
   それからやはりワクチン接種の問題は必ず出るところで、これについてはいろいろなお話があったところでございます。とりわけワクチンの供給についてという問題がございます。ワクチンの供給について、モデルナのワクチンの問題、これは皆様方の方がよくご存知かと思いますけれども、5,000万回でそれでおしまいですよというような状況があり、それを職域接種、それから大規模接種会場で使いますということになると、足らなくなりますよというのが先週お話があったということで、もう停止をします。申請を受け付けませんという話があったところですけれども、それの話があるとか、そういうことになった時、また大規模接種会場で、そもそもは僕の認識としては大規模接種会場でモデルナのワクチンを使うものであったというふうに、最初聞いていた時はそういうふうに理解をしておりました。そこへ職域接種も入ってきましたので、そこにもモデルナを使うってことになって、少なくなってしまったのではないかというふうに、考えています。少なくなった部分、大規模接種については、少なくとも継続をする必要性はあるというのが、皆さんの意見でございます。そうすると、それではそのワクチンをどうするのかという問題が出てくるかと思います。これは今後の問題になるのかもしれませんけれども、それでは、モデルナのワクチンを使うのかということになりますけれども、そもそもはモデルナであったものを、今度はファイザーのワクチンを使いますということになると、それではということで、今までは大規模接種会場とかそういうところについては、補完をするという形でやっていたはずなんですが、それがむしろ今までやっている個別接種であるとか、市町村でやっている集団接種の邪魔をすることはないという形でやってきたはずなんですが、それが邪魔をする形になるかもしれないというお話し合いをしたところでございます。それから接種におけるインシデントというような問題については、いくつかあるのではないかという話が出てきましたけれども、それはご存知の通りや報道も出ておりますけれども、針刺し事故があったであるとか、空気がうんぬんっていうのありましたけれど大きなものはなかったというような報告をこれは受けたところでございます。それからそれに付随してですけれども、やはり接種をする看護師さん達等ですが、等というのはいろんな臨床検査技師の皆さん方とか、いろいろこれらがおられるわけですけども、しっかりとした研修が必要であろうというような意見が出たところでございます。以上が大まかなところかと思います。以上です。  

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