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掲載日:2021年7月27日

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定例記者会見の知事発言内容(7月27日)(テキスト版)※抜粋

   皆さんお疲れ様でございます。私の方から今日は、大きく2点、ご報告をさせていただきたいと思います。
   まずは、県産農産物の販売促進に向けた、WEB、SNS、コラボ企画についてであります。埼玉県は大消費地である首都圏の中央にある中で、野菜、米、麦、花き、果樹、畜産など、多彩な農産物が生産をされており、しかもおいしいという大きな特徴を持っています。しかしながら、埼玉ブランド農産物の認知度は、一部を除き低く、県政サポートアンケートでは、深谷ネギが約9割の認知度、狭山茶が約8割であるのに対して、梨の「彩玉」は41%、米、「彩のきずな」は、3割となっております。
   一方、新型コロナウイルス感染症の拡大により、食生活にも変化が見られます。農林水産省の「食育に関する意識調査」によると、27%の方が「自宅で料理を作る回数が増えた」、36%が「自宅で食事を食べる回数が増えた」、13%が「通信販売を利用して食品を購入する回数が増えた」と回答をしておられます。こうした状況をとらえ、県産農産物の認知と購入機会を高める取り組みとして、これまで運営してきた県のホームページ、「お取り寄せ埼玉県産農産物応援サイト」、と県の公式インスタグラム「埼玉わっしょい」を組み合わせ、コラボさせた形で新たに多くの皆さんに県産農産物の魅力を発信、拡散していただく企画、「埼玉県産農産物応援キャンペーン」を行うことといたしました。令和2年5月から運営をしている、先ほどもご紹介した「お取り寄せ埼玉県産農産物応援サイト」では、県産農産物の販売を支援するため、ご自宅から電話や、あるいはFAX、WEBでお取り寄せできる県産農産物を、米をはじめ、野菜、花、お茶、畜産物、果実、そして加工品、この7種類に分けて、ご紹介をさせていただいており、現在では134の農園を紹介をさせていただいています。購入したい品目を選択をしていただくと、各農園のサイトがこのように表示されますので、そこにアクセスをし、希望する商品が注文できる、こういう仕組みになっております。通販サイトですから、もちろん全国どこからでも注文は可能であります。
   他方、県の公式インスタグラム「埼玉わっしょい」におきましては、農産物の栽培状況や、埼玉県農産物を販売PRしているイベントや、旬の野菜等を使った料理などを紹介しており、埼玉県産農産物の魅力を視覚的に幅広く発信をしております。昨年度からこのインスタグラムを活用した県産農産物のPRを行っていただく、「埼玉わっしょい大使」を一般公募させていただいており、今年度はNACK5「ディスカバリー彩の国」のパーソナリティをお務めいただいている、保井(やすい)ひろゆきさん、あるいは、モデル、タレント、そして久喜市の親善大使を務めておられる、川内 彩(かわうち あや)さんなど、計5名の方を「埼玉わっしょい大使」に任命をいたしました。5名の埼玉わっしょい大使の方々には、県内の産地や直売所、飲食店などを訪れていただき、県産農産物を使った料理の写真や感想などを、インスタグラムを通じて発信をしていただいているところでございます。
   そして今回、新たな取り組みとして、先ほどの県ホームページ「お取り寄せ埼玉県産農産物応援サイト」と県公式インスタグラム「埼玉わっしょい」を組み合わせた企画、「埼玉県産農産物応援キャンペーン」を執り行うことにいたしましたのでご紹介させていただきます。このキャンペーンは、皆様に、県産農産物を買って、食べていただく。そしてそれを、インスタグラムで、全国に埼玉県産農産物の魅力を発信、拡散していただくことを目的に実施するものであります。参加方法でありますけれども、まずは、「お取り寄せ埼玉県産農産物応援サイト」に掲載されてる農園から県産農産物を購入をいただきたいと思います。そして、この県産農産物について、県公式インスタグラム「埼玉わっしょい」へのフォローをした後に、この県産農産物について、ご自身のインスタグラムに、指定のハッシュタグを付して投稿するだけでございます。参加いただいた方の中から抽選で40名に、米、野菜、お茶、肉などが入った県産農産物のおいしい詰め合わせをプレゼントさせていただきます。抽選結果は10月の中旬となりますので、ぜひ9月30日まで応募を受け付けております。プレゼントの発送は、県内の新米が出そろい、多くの野菜が旬を迎える11月頃を予定をしております。繰り返します。キャンペーン期間は、8月1日から9月30日。ぜひ皆さんのご参加をお待ちを申し上げたいと思います。
    最後に、埼玉県産農産物について、私の方からPRさせていただきます。今回、特にお勧めをしたいのは、本キャンペーン期間中の8月から9月にかけて、旬を迎える果実、梨であります。本県の梨の産出額は26億円と、全国8位であります。主な県内の産地といたしましては、久喜や白岡、あるいは蓮田などをはじめとした東部地域と、神川や上里などの北部地域となっております。露地物といたしましては、7月の下旬頃から「幸水」が始まり、8月の中旬から出回る県育成品種の「彩玉」、その後は、「豊水」や「あきづき」と、キャンペーンの期間を通じて梨を購入することができます。中でも、私が特におすすめするのは「彩玉」であります。この「彩玉」は、埼玉県農業技術研究センター久喜試験場で育成した、埼玉県のオリジナル品種であります。昭和59年に、「新高」と「豊水」を交配し、選抜を重ねて育成した新品種で、平成17年2月、農林水産省に品種登録された梨であります。特徴としては、糖度は13度から14度と甘みが強く、酸味が少ない。そして、1玉当たりの大きさは約550グラムもあるジャンボ梨で、ひとたび噛めば、シャリっとした歯ごたえの果肉から、豊かな果汁がジュワーッと溢れ出てきて、とりこになるはずだと思います。私も書いてあるから読まされてるのではなくて、実際に、この「彩玉」、大好きでありましてぜひお勧めをしたいと思います。また暑い夏を涼しく過ごすため、「彩玉」などを原料に使ったサイダーやゼリー、あるいはジャムなどの加工品なども目玉商品となっています。もちろん、梨だけではありません。それ以外にも、「令和2年産米の食味ランキング」で「特A」評価を獲得した「彩のきずな」、あるいは秩父限定のオリジナル品種、「ちちぶ山ルビー」など、多数の魅力ある県産農産物があるので、ぜひ多くの県民の皆様に県産農産物を買って、食べて、感想をご投稿いただき、キャンペーンに参加していただきたいと思います。
    次に、高齢者入所施設の感染対策「優良施設」認証における指導状況についてでございます。これはすでに一度ご紹介をした本県独自に始めた仕組みである、感染管理認定看護師がオンラインで、施設の中の感染防止対策が適切に行われていることを確認した上で、「優良施設」として認証する制度があります。これは本年4月から行われていますが、このうち現在では89の施設を優良施設として認証しており、135施設が審査中となっていますが、この指導についてであります。オンライン審査にあたっていただく感染管理認定看護師は、当初2人でありましたが、現在は10人の方に大変お忙しい中、ご協力をいただいており、この場を借りて感謝申し上げます。認証にあたっては、個々の施設の感染防止対策を具体的に確認し、感染管理上のリスクがある場合には、ひとつひとつ改善を指導をしております。したがって、優良施設は安心してご利用いただけることになります。
    例えばの指導例ですけれども、一つ目は、この食堂が密になる、こういった状況が多いのが見受けられますが、そのような状況が生じている場合には、前と横、この両方に着席する方からの飛沫を防止するために、この写真のように、いわゆるH型のアクリル版を設置するよう指導しています。あるいは指導例の2ですけれども、認知症の入所の中には、マスクの着用が難しい方もおられます。こういった方への対処ができていない施設もありますので、そこで介護する職員がマスクだけではなくて、ゴーグルを使用することを徹底する。こういった指導をさせていただいています。認証の効果ですけれども、個々の施設によって、建物の構造や利用者の特性が異なることから、それぞれの施設に応じて丁寧にテーラーメイドで指導をすることが大切であり、このことによって、感染予防対策の徹底が図られることになると考えます。認証を受けた施設からは、何が正しい情報なのか不安だった、わからなかった、しかし注意すべきポイントが明確になった、こういった感想もいただいています。
    高齢者施設ではピーク時の本年1月には、130施設で873人の感染が拡大をされました。しかし7月は、この1月の状況に今全体は匹敵しているにもかかわらず、21施設48人に抑えられています。ワクチン接種が進む前から、高齢者施設での感染発生は、埼玉県では減少しており、認証制度など県の様々な施策と各施設でのお取り組み、そしてそれぞれの方々の感染防止対策が功を奏していると考えています。引き続きさらに多くの施設に申請をしていただき、安心できる施設が埼玉県にはある認証を進めていきたいと考えております。私からは以上でございます。よろしくお願いします。

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知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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