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掲載日:2021年7月20日

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定例記者会見の知事発言内容(7月20日)(テキスト版)※抜粋

 

お疲れ様でございます。それでは、今日は、私の方から3点、ご報告をさせていただきたいと思います。
まずは、「東京2020オリンピック競技大会」についてでございます。待ちに待った東京2020オリンピック競技大会がいよいよ開催をされることとなりました。コロナ禍におきましてこの大会が県民、国民への大きなエールとなり、勇気を与えるようなものとなることを大いに期待をしているところであります。大会そのものは、7月23日より8月8日までの17日間、全国において33競技、339種目が行われ、世界トップレベルの選手が、ここ日本の各地で、熱戦を繰り広げることとなりますが、埼玉県内におきましては、バスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃の4つの会場で4競技が開催をされることになります。他方、新型コロナウイルス感染症の影響のため、埼玉県における競技につきましては無観客の開催となりました。本県においては、パブリックビューイングについても、6月に中止をさせていただきました。本来であれば、多くの皆様にお集まりをいただき、大会の興奮と感動を共有していただきたいと思っておりましたが、感染症のリスクを総合的に勘案し、苦渋の決断となりました。競技会場や、パブリックビューイングでの観戦を楽しみにしておられた方も多いと思います。また、選手の皆様も満員の会場で、大きな声援を受けて競技を行いたかったと思います。県民の皆様には、ご自宅のテレビ等で観戦をしていただき、ぜひ、同居のご家族と、選手に向け熱い声援を送っていただきたいと思います。県では、応援を通じて、大会を盛り上げる取り組みを行っています。一つ目ですが、ウェブやSNSにおける県ゆかりの選手の応援です。特設ウェブページを、7月16日に開設し、競泳の瀬戸大也選手、陸上競歩の岡田久美子選手、あるいは柔道の新井千鶴選手といった、オリンピックに出場する本県ゆかり、85名を紹介をしています。選手のプロフィールや出場予定、あるいは競技結果など、ご自宅での観戦がさらに楽しくなる、大会本番の情報を発信してまいりますので、ぜひチェックをしてみてください。また、オリンピック・パラリンピック課の公式ツイッターにおきましても、競技日程や出場情報など、タイムリーに発信をしてまいります。県民の皆様には、無観客で、競技を行う選手のためにも応援メッセージをどんどんツイートしていただきたい。そしてみんなで、感動と興奮を共有をし、リアルタイムで盛り上がっていただきたいと思います。また8月8日まで、東京2020オリンピックのマスコット、「ミライトワ」のぬいぐるみや、エンブレムが入ったバックなど、大会公式ライセンス商品が当たるキャンペーンも実施しておりますので、ご応募いただきたいと思います。
二つ目は、「都市ボランティア」です。これまで研修を行い、準備を重ねてきた都市ボランティアの皆様には引き続き、オリンピックと関わりを持っていただきたいと思います。そこで、ユニフォームを着て、大会を盛り上げるなど、希望者にご参加いただけるプログラムを用意をいたしました。新たな活動は、大会の盛り上げ、選手の応援、あるいは埼玉をPR、この三つの柱で行います。例えば、都市ボランティアの皆さんには、大会への思いや、選手への応援メッセージなど、ボードに書いて写真にお撮りをいただき、そして、事務局に送っていただきたいと思います。県で取りまとめ、ホームページやツイッター、会場のある市役所等に設置するサイネージなどでこれを放映し、大会を盛り上げたいと思います。また、沿道等から、選手への応援とともに、競技会場周辺の清掃活動なども実施していただくこととなります。
三つ目は、子供たちによる「選手を応援する作品」であります。選手を応援するために、子供たちが作った、絵や動画、工作といった作品を、デジタルサイネージや、あるいはポスターで展示をいたします。躍動する選手や、応援メッセージなど、様々な表現の作品を楽しんでいただきたいと思います。7月23日から、大宮駅のほか、川越駅、浦和美園駅など、会場周辺の駅で展示をする予定であります。また県内で開催される4つの競技をモチーフにした看板も展示します。看板の原画は、県内の美術デザイン関係の高校4校の生徒に制作をしていただきました。射撃につきましては、伊奈学園総合高等学校、そして、大宮光陵高校にはバスケットボール、越生高校にはサッカー、そして、新座総合技術高校には、ゴルフを担当していただきました。これよく見ていただくと本当にこれ見事なものであります。7月26日より8月8日まで、JR大宮駅コンコースに展示するので、ぜひご覧をいただきたいと思います。また事前トレーニングキャンプの受け入れも進んでいます。事前トレーニングキャンプは、オリンピック期間中に8か国が9市町で実施をし、イタリアやブラジルなどから約500名を全部で受け入れる予定であります。すでに本日までに7か国、8件のキャンプが県内で行われています。第1弾は、7月6日から始まりました、コロンビアのウエイトリフティングチームが加須市においてキャンプを行っており、参加選手の中にはリオデジャネイロオリンピック銅メダリストである、モスケラ選手もおられるなど、大会での活躍が楽しみであります。本来であれば、選手が練習する風景を間近で見て応援したり、選手と交流させていただく予定でしたが、感染症対策を徹底するため制限をされています。事前トレーニングキャンプを行った国の競技が行われる際には、ぜひ選手に温かい声援を送っていただきたいと思います。
最後に、交通混雑緩和へのご協力のお願いです。無観客での開催となりましたが、大会期間中は、選手の輸送といった関係車両の円滑な輸送と、都市活動の安定のため交通対策が行われます。競技会場周辺では、通行規制エリアや、迂回エリアなどが設けられることになります。ラジオを通じてもお願いをしているところでありますが、県民の皆様には、混雑緩和のため、輸送ルートを避けた通行や、テレワーク、計画的な休暇取得など、混雑の緩和にぜひご協力をいただきたいと思います。競技会場ごとの詳細な情報については、ウェブでご確認をいただきたいと思います。本県では、無観客での開催となりました。県民の皆様にはご自宅で観戦をいただき、県の取り組みも活用しながら、選手に向けた熱い声援をお願いいたします。そしてみんなで、感動と興奮を共有し、コロナ禍においても、多くの皆さんへのエールとなる大会にしていただきたいと思います。
次に、県が設置する新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場の開設についてご報告をさせていただきます。すでにご案内をさせていただきましたが、8月以降順次、県内4か所、浦和、川越、熊谷、越谷の4か所に集団接種会場を開設するべく準備を進めてまいりました。その内の越谷会場につきましては、開設日を8月2日といたしました。本来は、7月中の開設が我々はできると考え、国には要望しておりましたが、国のワクチン供給の都合上、8月に入ってからの開設となってしまいました。また残る、浦和、川越、熊谷、それぞれの会場につきましては、やはり同様に、国からのワクチン供給が滞っていることから、8月上旬の開設の準備をしておりましたが、8月16日頃の開設を検討しています。特に、浦和の会場については、すでに合同庁舎で高齢者ワクチン接種センターとして開設をしており、ここからの引き続いての設置となるよう準備をして参りましたが、昨日19日午後になりまして、国から急遽、7月26日の週と、8月2日の週の2週間、ワクチンが配送されないということが理由もなく連絡をされました。この一方的な通知でありましたが、ワクチンが結果として、2週間ストップしたことから、会場も2週間休止をせざるを得ないこととなり、浦和合同庁舎については、引き続きの接種ではなく2週間空くということとなります。なお7月は、6月に一度接種を受けた方を対象に、2回目の接種を行っております。新たな予約は受け付けておりません。医療従事者の手配をストップするなど、8月以降の準備については、関係者にご迷惑をお掛けすることになります。しかしながら、接種を受ける県民に対しては、大きな支障を生じさせることがないよう頑張っていきたいと思っています。開設当初からしばらくの間は、県内在住で、これ4か所みんなそうですが、県内在住で接種券をお持ちであり、また、なおかつ県民生活の維持に欠かせないエッセンシャルワーカーの方を対象としたいと考えております。そのため、現在開設中の高齢者の接種センターは午後5時まででした。勤務されてる方も多いと考えられるところ、この接種時間を延長し、午後7時、19時までとさせていただきたいと思います。接種人数は1日当たり最大3,600人程度を想定しています。平均すると1会場当たり大体900人ぐらいとなるんでしょうか。会場のスペースやワクチン供給等の状況も見ながら、会場ごとに若干の調整があろうかとは考えております。医療従事者の確保については、市町村の接種に影響を及ぼさないよう、これまで県立病院機構の協力のもと、集団接種を行ってまいりましたが、今後は、民間の業者から派遣された医師と、県看護協会が運営するナースセンターに登録する潜在看護師などを活用して接種を実施いたします。つまり、引き続き、市町村の接種を阻害することなく、市町村の接種を補完することを役割を果たしてまいります。医師につきましては、民間派遣の医師に加え、県総合リハビリテーションセンターから週2日程度、浦和会場に医師を派遣する予定であります。また看護師については、埼玉県看護協会の全面的支援を受けてまいりました。看護師の業務は、ワクチンの希釈や充填、接種、経過観察など多岐にわたり、それぞれの連携も重要であることから、看護師を統括するリーダーの配置が必須であると考えておりましたところ、看護協会のご尽力で、すべての会場にリーダーとなる看護師を派遣をしていただくということになりました。この場をお借りして、看護協会の皆さん、そしてすべてのこの会場を設置するためにご努力いただいた方に感謝を申し上げたいと思います。誠にありがとうございました。
さて、この4つの接種センターですが、お問い合わせは、この下の番号0570-071-077までお願いをいたします。現在開設中の高齢者ワクチン接種センターと同じ番号です。ただしこの電話は、問い合わせ用の電話であって、予約は電話ではできませんのでご注意をいただきたいと思います。
次に、先行して開設をする越谷会場についてご説明いたします。名称は、埼玉県東部ワクチン接種センターといたします。すでにご案内した通りでありますが、会場は埼玉県県民健康福祉村。開設日は、当初の予定よりワクチンの供給が遅れたために8月2日となります。予約については、7月29日午後1時より、インターネットのみで受け付けをさせていただきます。当面、毎週木曜日に、翌週月曜日からの1週間の予約を受け付けていく方針であります。接種人数は1日あたり900人程度を見込み、ワクチンは、国の指定によりファイザー社製となります。また会場は駅から距離があります。シャトルバスの運行を考えておりますところ、鉄道の結節点となる東川口駅と、南越谷、新越谷駅から会場を結ぶシャトルバスをそれぞれ2系統、概ね30分間隔、つまり会場到着がほぼ15分間隔となるよう運行する予定であります。暑い季節でもありますので、バスをご利用いただきたいと思います。県としては、エッセンシャルワーカーへのワクチン接種を積極的に進めていきたいと考えており、市町村での優先接種や、職域接種の活用とあわせ、県の会場もぜひご活用いただきたいと思います。
次に、本日からまん延防止等重点措置の措置区域を拡大することとなりました。措置区域拡大後のまん延防止等重点措置の期間については、7月20日から8月22日までとなります。措置区域は、従来指定していた、さいたま市、川口市に加え、川越市、所沢市、春日部市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、八潮市、富士見市、三郷市、鶴ヶ島市、ふじみ野市、伊奈町、三芳町の16市2町を追加をし、総計20市町となります。措置区域以外は、それ以外の埼玉県全域となります。それぞれの地域の飲食店における酒類の提供時間や人数、あるいは大規模商業施設等も含めてですが、要請内容については従来と同様でございます。
次に県民の皆様へのお願いです。不要不急の外出、移動の自粛をお願いいたします。陽性者が急増しています。特に緊急事態措置区域となっている、東京都への往来は、極力お控えください。やむを得ず外出、移動を行う場合には、可能な限りの感染防止対策を講じた上で、目的の場所以外には立ち寄らず、直行直帰を徹底していただきたいと思います。また家庭内感染が増えています。愛するご家族を守るために、おうちでマスク、そして、手洗い消毒など、改めて基本的対策の徹底をお願いします。また、県内でもショッピングや運動ができる場所がたくさんあります。「お買い物お出かけは県内、そして少人数で」をぜひ心掛けていただきたいと思います。
最後に、少し明るい話題となりますけれども、ここにおります、こども動物自然公園のクォッカでありますが、これは世界でもオーストラリア以外で見ることができるのは、埼玉県だけの「世界一幸せな動物」クォッカの赤ちゃんの名前投票についてお知らせをいたします。世界一幸せな動物クォッカの雌の赤ちゃん、これ本物、実物だそうです。4月27日に生まれました。この赤ちゃんの名前の投票を7月25日、日曜日まで、動物園のホームページ等で受け付けております。決定した名前に投票した方の中から、抽選で記念品をお送りをいたしますので、ぜひ投票にご参加をいただきたいと思います。そしてもう一つ、キリンの赤ちゃん、これ見えますかね。7月8日に生まれました。親子の公開は明日、7月21日からでございます。動物の赤ちゃんは、上野のパンダだけではありません。年間70万人のお客様が訪れる、こども動物自然公園にぜひご来場いただきたいと思います。私からは以上です。

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