埼玉県議会

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ページ番号:201247

掲載日:2021年7月9日

令和3年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(関根信明議員)

県内補助犬の現状と支援策について

Q   関根信明 議員(自民)

身体障害者補助犬法により、目の不自由な人を導く盲導犬、肢体不自由な人を手助けする介助犬、耳に障害のある人に音を聞き分け、必要な情報を伝える聴導犬が補助犬となります。身体障害者を支援する法律、条例として、身体障害者補助犬法、障害者差別解消法、埼玉県共生社会づくり条例、埼玉県手話言語条例等があります。これらに基づき、埼玉県は身体障害者に対する施策を展開しております。
私は、知事もメンバーであります奉仕団体、ライオンズクラブを通じて、公益財団法人日本盲導犬協会並びにさいたま市在住で盲導犬ユーザーの櫻井洋子さん、盲導犬トリトンと盲導犬育成の募金活動を通じて交流を10年間以上続けております。
櫻井さんは視力と聴力が低下する難病、アッシャー症候群と診断され、50歳代で全盲となり、現在は両耳に高度難聴型補聴器を着用しております。お聞きしたところによりますと、櫻井さんは平成16年、駅のホームで電車を待っていたとき、走ってきた人とぶつかり、歯を4本、肋骨5本、ひびが入る大けがをしたそうです。
身体障害者の事故が全国で耐えない状況は皆さん御存じのとおりです。以来、櫻井さんは盲導犬を日本盲導犬協会からアンソニー、スカイ、トリトンと、空いた時期もあったようですが、3代にわたり、ともに生活しているところです。
ユーザーの櫻井さんは、本日傍聴に来てくださり、東京パラリンピックの聖火ランナーに内定をしております。櫻井さんはいつも前向きで明るく元気で、劇団はーとふるの団員として舞台活動もこなしており、活動している姿に共感と感動をいただいているところです。
埼玉県では、補助犬の頭数が現在、盲導犬が46頭、介助犬が3頭、聴導犬5頭の計54頭とのことです。日本盲導犬協会によりますと、日本の盲導犬育成団体11団体で、年間100頭前後の育成をしている。盲導犬の実働数、実際に働いている数としておおよそ1,000頭であり、盲導犬を希望する人はおおよそ3,000人とのことです。しかも年間100頭育成し、7割が更新のユーザーへ、3割が新規ユーザーということで、新規ユーザーに行き渡らないというのが現状であります。
そこで、3点お伺いします。
全国的には盲導犬が3,000頭、3,000人の方が不足しているという調査結果が出ておりますが、県内の盲導犬、介助犬、聴導犬を含めた補助犬に対するニーズは充足されているのか。また、埼玉県では今年度、補助犬育成委託費を6頭分確保しておりますが、この補助犬育成委託費の更なる身体障害者への周知と潜在的ニーズの掘り起こしを図っていただきたいと考えております。また、必要とされる方のニーズの把握をどのように行い、相談体制はどのように進めているのか。
ユーザーへの補助犬医療費補助は、現在、埼玉県は3万円上限でかかった費用の全額を出しており、他県に比べ充実していると評価したいと思いますが、ユーザーの方に聞きますと、それでは足りない、自己負担が10万円近くかかってしまう年もあるということであります。横浜市では上限がないようでありますので、医療費補助の増額を検討する考えについて。
使用者団体との協議の場がないと聞いておりますが、補助犬使用者、ユーザーの相談、要望を含め、最低でも年1回、協議の場を設置すべきと考えます。
以上、3点について福祉部長に御所見を伺います。

A 山崎達也 福祉部長

まず、補助犬に対するニーズは充足されているのか、また、補助犬を必要とされている方の把握と相談体制をどのように進めていくのかについてでございます。
身体障害者補助犬を必要とされる方の把握と相談については、身体障害者手帳や障害福祉サービスの申請窓口を担っている市町村が行っております。県では、補助犬の訓練と希望する対象者とのマッチングを委託しており、過去5年間を見ても、利用ニーズには対応できている状況です。今後も必要な方に補助犬を給付するため、市町村への説明会等において、対象者となる方に補助犬制度の周知を徹底するよう働きかけてまいります。
次に、補助犬の医療費補助についてでございます。
補助犬の健康診断や予防接種、疾病の治療等の医療費に対し、県単独で上限3万円の補助金を交付しています。こうした補助金は、国庫補助制度がないこともあり、全国では7県のみの実施にとどまり、近隣都県では例がありません。なお、市町村では政令市である横浜市などが実施をしております。補助犬の健康管理は、補助犬ユーザーにとって不可欠であることから、今後も医療費補助事業の効果を検証しながら、国に補助制度の創設を働きかけてまいります。
次に、補助犬ユーザー団体との協議の場の設置についてでございます。
これまで、毎年度、補助犬ユーザーが加入している視覚障害者団体から御要望をいただき、補助犬に関する意見交換も行っております。今後も機会を捉えて、補助犬ユーザーの方の御意見を伺ってまいります。補助犬は、地域で自立した生活を送る障害者にとってかけがえのないパートナーであると考えます。県では、補助犬と補助犬ユーザーの支援にしっかりと取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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