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掲載日:2024年7月16日
Q 関根信明 議員(自民)
私は、昨年9月定例会で同様の質問を行い、神尾議員より更に協議会の設置を重ねて質問いただき、JR東日本はオブザーバー参加でありましたが、5者協議会設置がかないました。正式名称は「JR川越線荒川橋りょう複線化仕様での架換えに関する協議会」となり、これもひとえに自民党県議団並びに八高線・川越線議連の皆様のおかげであると同時に、知事はじめ執行部の皆様が設置に向けて御努力いただいたことに感謝申し上げます。この件に関しましては、先週、日下部議員が詳細に確認していただきましたが、私からも同協議会設置後の動きについて確認させていただきます。
令和3年度委託先も決まり、どのような調査を行い、これに基づいて同協議会をいつ開催していくのか。荒川橋りょうの複線化仕様に伴う概算の建設費用については、日下部議員が質問していただいておりますので省略させていただき、それ以外の委託した調査内容、同協議会の開催時期について、企画財政部長に御所見を伺います。
荒川調節池工事事務所では、荒川橋りょう架替えについて、JR東日本へ令和2年4月、新設ルートのための企画設計を委託し、本年秋頃、概略設計を委託する予定と聞いております。その後、詳細設計に入ることとなっており、時間的余裕はありません。つまり同協議会での議論が活発に展開され、核心部分の議論をせざるを得ないと思っているところです。そこで一番の核心部分が、橋りょう複線化仕様にした場合の費用負担の問題等を解決しなければ先に進まないと考えております。
この件に関しましても、日下部議員より企画財政部長にただしていただきましたが、関連して複線化仕様を判断する時期について残された時間的余裕がないことや、荒川橋りょうの複線化仕様に関わる追加額を県、沿線市で負担するとなった場合、どのように財源を捻出するのが得策か考える必要があります。ぜひ知事のリーダーシップを発揮され、複線化仕様に対する判断時期と追加負担に関する取決め等、核心部分の課題を同協議会でまとめていただきたいと思いますが、知事の御所見をお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
橋りょうの複線化仕様については、今年度、橋りょうの形状や複線化の方策等について調査を行っているところでございます。
年末には調査結果が出ることから、その結果を見ながら適切なタイミングで判断をしてまいります。
一方、追加負担の前提となる建設費用については、概略設計を行ってから初めて試算できるものであり、ルートも決定していない段階では算出すらできません。また、費用の追加負担及びその財源については、建設費用を算出した上で、初めて検討が可能となる課題であるとともに、多くの利害関係者もおられますので慎重に検討すべきと考えております。
したがって、現時点において、追加負担に関する取決め等について、協議会の議題として取り上げるのは時期尚早と考えます。
JR東日本は、将来、利用人員が増えたときには、複線化の検討の可能性があるとの見解を示しており、検討に向けて必要な条件が整うよう、リーダーシップを発揮して、沿線自治体の取組を支援してまいります。まずは、どうしたら橋りょうの複線化仕様で架換えができるのかという観点から、実現可能性のある案をデータに基づいて検討することとし、粘り強く取り組んでまいります。
A 堀光敦史 企画財政部長
今年度、県では、協議会での検討に資するため、荒川橋りょうの複線化仕様に関する調査を実施し、複線化仕様での架換えの可能性を検討しております。その具体的内容ですが、「JR川越線の輸送状況及び沿線地域の現状分析と複線化の効果」、「橋りょうの架換えに関する課題の整理」、「橋りょうの複線化の方策、複線化仕様の橋りょうの形状等の分析・検討」を進めてまいります。
調査に関する中間報告を8月に、最終報告を12月にそれぞれ予定しております。
次に、協議会の開催時期についてでございますが、今年度1回目の協議会を今月に開催し、調査委託の内容について協議したところです。今後につきましては、調査の進捗に合わせて、現在のところ9月と来年2月の開催をそれぞれ予定しております。
再Q 関根信明 議員(自民)
今、橋りょうの関係の協議会を開いていただいて、先ほど企画財政部長がお話しありましたとおり、2回これから協議会を開催していくよというふうな話でございます。いずれにしても、橋りょうの複線化仕様での架替えになるのか、市長が幾つか、日下部先生のときに答弁したと思いますけれども、今の橋りょうもかさ上げしてやっていくのかというような話もありましたけれども、いずれにしても知事が最終的には協議会で川越市並びにさいたま市の首長と政治決断をしていかければいけないのだろうと私は思っておりますので、いわゆる最後のまとめになったら知事がそういうふうに首長同士でやりますよということを再度お伺いさせていただきます。
再A 大野元裕 知事
まず前提として、先ほど御答弁をさせていただきましたけれども、JR東日本は、今あるまちづくりの計画を勘案しても複線化は必要ではないとしております。しかしながら、将来、利用人員が増えたときには、複線化の検討の可能性はあるとしております。こういった状況の中で、調査を行い、そして、将来の複線化の検討の可能性を実現可能性に変えていくためにデータに基づく検討をするということで、私の方から両首長に働き掛けをさせていただき、この協議会で調査をすることとなりました。
先ほど申し上げたとおり、データに基づいて粘り強く働き掛けていくための既に一歩を踏み出したところでございますので、必要な形で今後、と言っても時間はかかりますけれども、動いていきたいと思っております。
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