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掲載日:2023年4月19日

見島 伊織 みしま いおり

  所属・職名

水環境担当 専門研究員

(埼玉大学大学院理工学研究科環境制御システムコース・連携准教授)

 専門学問(環境)分野

水環境工学

関心のある研究テーマ、 今後の抱負

水処理プロセスにおける要素技術の開発

水環境に関するライフサイクルアセスメント

学位

博士(工学)(立命館大学)

学位論文題目:リン除去型活性汚泥法における凝集剤添加の最適化に関する研究

経歴

2000年 立命館大学理工学部環境システム工学科 卒業

2002年 立命館大学大学院理工学研究科博士前期課程 修了

2005年 立命館大学大学院理工学研究科博士後期課程 修了

2005~2007年 立命館大学理工学部 助手

2007~2008年 立命館大学総合理工学研究機構ポストドクトラルフェロー

2008~2014年 埼玉県環境科学国際センター水環境担当主任

2014年~ 埼玉県環境科学国際センター水環境担当専門研究員

2018年~ 埼玉大学大学院理工学研究科環境制御システムコース 連携准教授(兼務)

所属学会

日本水環境学会、土木学会、日本水処理生物学会

センターにおける調査・研究テーマ

自主研究事業

  • 県内河川におけるアナモックス反応による窒素除去ポテンシャルの調査(平成30~令和2年度)
  • 埼玉県内の親水空間における大腸菌数の現状把握(平成29~31年度)
  • PARAFAC-EEM法による水質モニタリングに関する基礎的研究(平成28~30年度)
  • 富栄養化河川の水質シミュレーションと河川管理手法の検討(平成27~29年度)
  • 浮遊細菌の構成種から見た埼玉県内河川の水質特性評価(平成26~28年度)
  • 県内河川における内部生産現象の実態解明と水質汚濁影響評価(平成24~26年度)
  • 下水処理プロセスにおけるN2O生成ポテンシャルの評価(平成24~26年度)
  • 河川・池沼表面水の水質汚濁特性評価と発泡・ぎらつき現象の原因解明(平成21~23年度)
  • 活性汚泥モデルの活用による下水処理プロセスからの温室効果ガス発生抑制の検討(平成21~23年度)
  • 沖積堆積物からの重金属類溶出特性の解析と海成堆積物の簡易判別法の開発(平成21~23年度)

行政令達事業

  • 水質監視事業(公共用水域)
  • 工場・事業場水質規制事業
  • 川の国応援団支援事業
  • 水質事故対策事業

外部競争的資金による研究

  • 下水高度処理に係る費用・便益配分不均衡の解決に向けた政策決定・合意形成手法の開発(科研費 基盤(C) 分担/平成30年~令和2年)
  • 放射光分析の応用による鉄電解型浄化槽の直接および間接リン除去機構の解明(科研費 若手(B)/平成28年~令和元年)
  • 処理水質に着目した浄化槽の環境負荷削減効果のLCA解析(公益財団法人日本環境整備教育センター浄化槽研究助成/平成28年)
  • 安定同位体比とメタゲノム解析による河川における亜酸化窒素の動態把握と重要性評価(科研費 挑戦的萌芽 分担/平成27年~28年) 
  • 放射光鉄形態解析を利用した鉄電解型浄化槽におけるリン除去の制御(科研費 若手(B)/平成25年~27年)
  • 生物学的窒素除去におけるN2O発生のモデル化および制御(公益財団法人鉄鋼環境基金2012年度助成研究/平成24年~25年)
  • 雨天時汚濁負荷の変動に伴うN2O発生のモデル化と多面的環境負荷削減効果の検討(平成24年度公益信託下水道振興基金/平成24年~25年)
  • 生物学的窒素除去におけるN2O発生のモデル化および制御(公益財団法人鉄鋼環境基金2011年度助成研究/平成23年~24年)
  • 雨天時汚濁負荷の変動に伴うN2O発生のモデル化と多面的環境負荷削減効果の検討(平成23年度公益信託下水道振興基金/平成23年~24年)
  • 雨天時汚濁負荷の変動に伴うN2O発生のモデル化と多面的環境負荷削減効果の検討(平成22年度公益信託下水道振興基金/平成22年~23年)

外部との共同研究

  • 東洋大学、県内河川におけるアナモックス反応による窒素除去ポテンシャルの調査(平成30年度~)
  • 日本大学、下水処理プロセスにおけるN2O生成ポテンシャルの評価(平成24~26年度)
  • 埼玉県下水道局、埼玉県下水道公社、埼玉県内の流域下水道におけるN2O発生量の把握と発生抑制方法の基礎的検討(平成22~26年度)
  • 日本大学、茨城大学、活性汚泥モデルの活用による下水処理プロセスからの温室効果ガス発生抑制の検討(平成21~23年度)

研究業績

査読付き原著論文

【筆頭】

  • I. Mishima, M. Hama, Y. Tabata and J. Nakajima (2018) Long-term investigation of phosphorus removal by iron electrocoagulation in small-scale wastewater treatment plants, Water Science & Technology, 78(6), 1304-1311.
  • I. Mishima, M. Hama, Y. Tabata and J. Nakajima (2017) Improvement of phosphorus removal by calcium addition in the iron electrocoagulation process, Water Science & Technology, 76(3-4), 920-927.
  • I. Mishima, Y. Ishiwatari, T. Kato and M. Fujita (2016) Analysis of the chemical form of iron in water pipes using XAFS measurements, Water Science & Technology: Water Supply, 16(4), 1094-1101.
  • I. Mishima, N. Yoshikawa, Y. Yoshida and Koji Amano (2016) Development of an integrated environmental impact assessment model for assessing nitrogen emissions from wastewater treatment plants, Journal of Water and Environment Technology, 14(1), 6-14.
  • 見島伊織、吉田征史、藤田昌史 (2014) 実下水処理施設における硝化プロセスのN2O生成ポテンシャルの解析、水環境学会誌、37(6)、219-227.
  • I. Mishima and J. Nakajima (2011) Application of iron electrolysis to full-scale activated sludge process for phosphorus removal, Journal of Water and Environment Technology, 9(4), 59-369.
  • I. Mishima and J. Nakajima (2010) Effect of coagulant on phosphorus uptake and release in EBPR process, Journal of Water and Environment Technology, 8(4), 383-392.
  • I. Mishima and J. Nakajima (2009) Control of membrane fouling in membrane bioreactor process by coagulant addition, Water Science and Technology, 59(7), 1255-1262.
  • I. Mishima and J. Nakajima (2004) New concept for the determination of the amount of coagulant addition to activated sludge for phosphorus removal, Proceedings of the Second Seminar on Water & Wastewater Management and Technologies on JSPS-VCC Core University Program 'Environmental Science, 121-128.
  • 見島伊織、鈴木元治、中島淳、金子光美 (2004) 鉄系凝集剤が活性汚泥の呼吸活性へ及ぼす影響、環境工学研究論文集、41(127)、136.
  • 見島伊織、中島淳 (2003) 凝集剤添加活性汚泥法におけるリン除去プロセスの解析とそのモデル化,土木学会論文集、748(29)、43-55.
  • 見島伊織、中島淳 (2003) リン除去型活性汚泥法における汚泥中の凝集剤およびリンの挙動、水環境学会誌、26(2)、99-104.

【共著】

  • 石渡恭之、加藤健、見島伊織、藤田昌史 (2016) 水道管路のライニング管および硬質塩化ビニル管における水中カメラ画像および懸濁物質組成の調査、水環境学会誌、39(2)、43-50.
  • 石渡恭之、宇津野典彦、見島伊織、加藤健、藤田昌史 (2014) 水道管のライニングの種類・供用年数と管内流水中の懸濁物組成との関係、水道協会雑誌、83(5)、2-9.
  • M. Fujita, Y. Ishiwatari, I. Mishima, N. Utsuno, and T. Kato (2014) Effect of ageing of pipe and lining materials on elemental composition of suspended particles in a water distribution system, Water Resources Management, 28(6) 1645-1653.
  • Y. Ishiwatari, I. Mishima, N. Utsuno and M. Fujita (2013) Diagnosis of the ageing of water pipe systems by water quality and structure of iron corrosion in supplied water,Water Science & Technology: Water Supply, 13(1), 178-183.
  • ラン ム ゾー、李泰日、長岡裕、見島伊織 (2011) 平膜状浸漬型MBRにおける担体投入による膜面有効せん断応力の評価、土木学会論文集G(環境)、67(4)、170-177.
  • M. Shafiquzzaman, M. M. Hasan, J. Nakajima and I. Mishima (2011) Development of a simple, effective ceramic filter for arsenic removal, Journal of Water and Environment Technology, 9(3), 333-347.
  • M. Shafiquzzaman, M. S. Azam, I. Mishima and J. Nakajima (2009) Technical and social evaluation of arsenic mitigation in rural Bangladesh, Journal of Health, Population and Nutrition, 27(5), 674-683.
  • M.S. Azam, M. Shafiquzzaman, I. Mishima and J. Nakajima (2009) Arsenic release from contaminated soil of Bangladesh in natural field conditions, Journal of Scientific Research, 1(2), 258-269.
  • M.S. Azam, M. Shafiquzzaman, I. Mishima and J. Nakajima (2009) Measurement of soluble arsenic in soil of Bangladesh by acid-alkali sequential extraction, Journal of Scientific Research, 1(1), 92- 107.
  • M. Shafiquzzaman, I. Mishima and J. Nakajima (2008) Hybrid method for arsenic removal from groundwater, Japanese Journal of Water Treatment Biology, 44(4), 175-185.
  • J. Nakajima and I. Mishima (2005) Measurement of foam quality of activated sludge in MBR process, Acta hydrochimica et hydrobiologica, 33(3), 232-239.
  • J. Nakajima and I. Mishima (2004) Reduction of coagulant amount added to activated sludge for phosphorus removal, Water Science and Technology,50(7), 287-292.
  • 森泉雅貴、見島伊織、鈴木元治、中島淳 (2003) 鉄電解法の活性汚泥処理への適用、水環境学会誌、26(9)、589-594.

総説・解説

  • V.H. Cong, Y. Sakakibara, M. Komori, N. Kishimoto, T. Watanabe, I. Mishima, I. Ihara, T. Tanaka, Y. Yoshida and H. Ozaki (2016) Recent developments in electrochemical technology for water and wastewater treatments, Journal of Water and Environment Technology, 14(2), 25-36.
  • 見島伊織 (2015) N2Oと私、そして地環研、水環境学会誌、38(9)、345-349     
  • 見島伊織 (2012) “地環研”で働く、水環境学会誌、35(10)、345-346
  • 見島伊織 (2010) トイレの先にあるものは、生物工学会誌、88(6)、305             

書籍

  • 環境エンジニアリングにおける電気化学的技術 (2020) (公社)日本水環境学会電気化学的技術研究委員会、分担執筆1.2.3鉄電解法によるリン除去、デザインエッグ社  

埼玉県環境科学国際センター報

  • 高橋基之、田中仁志、木持謙、見島伊織、池田和弘、柿本貴志、渡邊圭司、王効挙、木幡邦男 (2015) 山西省水環境保全モデル事業による国際環境協力、16、71-76.
  • 池田和弘、見島伊織、柿本貴志、高橋基之 (2015) 埼玉県内で見られた自然由来の河川景観悪化現象、16、99-105.
  • 高橋基之、田中仁志、木持謙、見島伊織、柿本貴志、池田和弘、野尻喜好、茂木守、細野繁雄 (2013) 利根川水系ホルムアルデヒド水質事故における対応の記録、13、85-91.
  • 高橋基之、田中仁志、木持謙、石山高、亀田豊、見島伊織、池田和弘、柿本貴志 (2010)里川再生テクノロジー事業の取組-「川の国埼玉」の実現に向けて-、10、66-76.

報告書

  • 浦瀬太郎、増本隆雄、見島伊織、大角晃 (2012) 河川水循環系における水活用技術(造水技術)のQ&A集

国際学会プロシーディング

  • 25報

国内学会口頭発表

  • 99報

招待講演

  • 見島伊織(2017)下水処理施設由来の多元的環境負荷の統合評価手法、日本水環境学会総会
  • 見島伊織(2016)高度処理型浄化槽における窒素・リン除去技術について、北海道・東北地区浄化槽指定検査機関連絡協議会
  • 見島伊織(2016)高度処理型浄化槽における 窒素・リン除去技術について、宮城県生活環境事業協会検査員技術研修会
  • 見島伊織(2015)埼環協の共同実験から見たBOD分析について、埼玉県環境計量協議会
  • 見島伊織(2014)地環研から見た水環境、Japan-YWPセミナー
  • 見島伊織(2013)公務・研究分野の紹介、立命館大学理工学部環境システム工学科キャリアデザイン支援企画
  • 見島伊織(2013)目指せ技術者!環境都市編、立命館大学理工学部環境都市系学生のためのスタートアップセミナー
  • 見島伊織(2012)埼玉県の精度管理調査(BOD)の経過と分析上のポイントについて、埼玉県環境計量協議会
  • 見島伊織(2012)Application of Iron Electrolysis to Full-Scale Activated Sludge Process for Phosphorus Removal、日本水環境学会総会
  • 見島伊織(2012)排水処理から考える地球温暖化~第3のガスN2Oの生成と抑制~、愛媛県環境保全協会講演会

表彰等

日本水環境学会 技術奨励賞(H29)

日本環境整備教育センター 浄化槽研究奨励・楠本賞 優秀課題(H27)

土木学会全国大会 優秀講演者(H24)

日本水環境学会 論文奨励賞(H24)

日本水処理生物学会 論文賞(H21)

9th IWA Specialised Conference on Design, Operation and Economics of large Wastewater Treatment Plants THE BEST POSTER AWARD(H15)

学会活動

日本水環境学会産官学協力委員会幹事(H31-)

日本水環境学会地域水環境行政研究委員会幹事長(H31-)

日本水環境学会戦略企画委員会委員(H29-H31)

WET2017実行委員会(H28-H29)

WET2016実行委員会(H27-H28)

WET2015実行委員会(H26-H27)

WET2014実行委員会(H25-H26)

WET2013実行委員会(H24-H25)

日本水環境学会水環境文化賞選考委員会幹事(H23-)

日本水環境学会支部連絡委員会幹事(H23-)

日本水環境学会運営幹事(H23-)

日本水環境学会編集査読部会委員(H21-H28)

社会的貢献・活動

デルフト工科大学客員研究員(H27)

茨城大学客員研究員(H24-H25)

一般財団法人造水促進センター Q&A作成委員会(H24-H25)

立命館大学客員研究員(H20-)

立命館大学理工学部都市システム工学科非常勤講師(H19)

リンク

埼玉大学大学院理工学研究科環境システム工学専攻環境制御システムコース 環境総合評価研究室

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お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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