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掲載日:2020年7月22日

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6 デイケア社会参加コース・精神障害者の就労支援

当デイケア社会参加コースにおける精神障害者の就労支援への取り組みと考え方をご紹介いたします。

精神科リハビリテーションにおける就労支援の重要性

精神科リハビリテーションの理念の基礎となるストレングス・モデルという考え方では、たとえ精神疾患や精神障害があったとしても収入と満足を得られる仕事に就き、他の人々に貢献するための手段と機会を手に入れられるべきだと明確に述べられています。

当デイケア社会参加コースを利用される方の多くが最終的な目標として就労を考えています。「仕事をしたい」「正社員になりたい」「自分で稼いで好きなことに使いたい」「家族を安心させたい」「今度は失敗せず、長く仕事を続けたい」「自分に向いている仕事を見つけたい」など様々な希望を抱いています。

しかし精神疾患や精神障害を抱えながら働き続けることはなかなか難しく、就職しても三か月以内に50%近くの方が退職・離職するというデータもあります。(「公共職業安定所における職業紹介により就職した精神障害者の在職期間」障害者職業総合センター調べ) 

大切なのは長く安定して働き続けることであり、就職(仕事に就くこと)は「ゴール」ではなく、働き続けるための「スタート」なのです。

精神障害者が働くために必要なこと

精神疾患・精神障害をもつ人が長く安定して働きつづけるためには、以下の様々な課題にとりくみ、就労準備性を高めることが大切です。

  1. 規則正しい生活リズムと体力を身に付ける。決められた時間に職場に出勤し、一定の仕事をこなすには欠かせない基本です。
  2. 心の疲労(気疲れ・人疲れ)からの回復力を養う。上司・同僚とのつきあい、顧客とのやりとり、通勤中の人混みなど、他人と関わることでの疲れは避けて通ることができません。仕事に支障が出ない範囲で回復することが大切です。
  3. 自分自身の精神疾患や精神障害の特徴を理解し、上手に対処する方法を習得する。特に病状悪化の兆候にいち早く気付いて適切に早期対応できることは、職場に迷惑をかけないためにも非常に重要です。(→疾患別プログラム 
  4. 日常生活場面や職場場面で起こりうる様々な問題の解決スキルや対処スキル、悩み事の相談スキルを向上させる。病状就労支援ピラミッド悪化や再発のリスクを減らします。  
  5. ストレス解消法や趣味を充実させ、楽しむ経験の積み重ねによりこころのエネルギーを蓄積する。さらに働きながらも楽しむことを忘れないよう仕事と余暇活動を両立させる工夫を考える。当然ながら仕事をこなすには動力源が必要で、途中でエネルギー切れを起こさないことが長く働き続けるコツです。
  6. 自己理解を深めて、自分にあった職種や働き方を見極める。精神障害者であることを開示するか、非開示のまま一般就労するか。もし開示するとすればどのように説明し、職場にどのような配慮を求めるか、自分の考えをまとめておくとよいでしょう。

「仕事」とは、例えばレンガを積み上げたピラミッドの頂上に乗せるものであり、それを支える土台がしっかりしていないと、外側から圧力(ストレス)をうけた時に、ぐらぐらと揺れて崩れ落ちてしまいかねません。当デイケア社会参加コースでは「精神疾患・精神障害をもちながら働く自分」を支えるための土台作りを丁寧にサポートしています

お問い合わせ

精神保健福祉センター 社会参加支援担当
電話:048-723-3333(代表)
ファックス:048-723-1550(代表)

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