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掲載日:2023年9月25日

平成29年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(横川雅也議員)

河川周辺道路における安全対策について

Q   横川雅也議員(自民

私の住む比企地域は、とりわけ川が多い地域です。川の周辺には多くの道路があり、地元では生活道路としても利用頻度も高くなっています。
しかしながら、堤防上の道路や堤防に沿う道路では、構造上の問題や法律などにより、道路拡幅やガードレールなどの安全施設の設置に多くの縛りがあります。例えば、私の地元吉見町の中曽根地内から熊谷市へとつながる県道小八林(こやつばやし)久保田下青鳥(しもおおどり)線の荒川堤防沿いでは、道路幅員が極めて狭いことから車両がすれ違い時に接触、脱輪し、転落するという事例も頻繁に起きているほか、事故には至らないものの、相手対向車両の後退を執拗に迫るなどして運転者同士のトラブルも起きています。長きにわたり満足な安全対策もなく、改善もないまま、地元では不安の声、危険は高まる一方であります。
この区間の河川堤防上の管理は荒川上流河川事務所、道路管理は東松山県土整備事務所と熊谷県土整備事務所、交通規制の対応ともなれば東松山警察署並びに熊谷警察署など、複数の機関に管轄がまたがっており、課題も多くありますが、各関係機関や県、市町の連携による一刻も早い改善が必要と考えます。堤防周辺の県道ということもあり、整備へ向けた課題も多くありますが、埼玉県は川の国、同じような環境にある道路も県内に大変多いものと考えられます。例にも出した特に危険性の高い道路については、速やかな安全対策が望まれますが、一般的な道路と違い、対策の障壁が多い河川付近の道路について、県ではどのような策を講じていくのか、県土整備部長にお伺いいたします。
また、例にも出した幅員の狭い当該道路などに対し、一方通行にするなど何らかの交通規制を施すことはできないのか、警察本部長にお伺いいたします。

A   西成秀幸   県土整備部長

堤防の上を通っている道路につきましては、河川法や河川構造令など、多くの制約がございます。
具体的には、堤防上の道路を広げる場合、河川断面を狭めない、堤防を弱めるような構造物は設置しない、などの条件を満足させるとともに、河川管理者の許可が必要となります。
県内には、連続的に堤防上を通る県管理道路が7箇所あり、幅員が狭く自動車のすれ違いが困難な箇所は、県道鴻巣川島線と県道小八林久保田下青鳥線の2箇所でございます。
県道鴻巣川島線につきましては、荒川の堤防天端を通っており、現在、国が堤防を広げる事業を行っております。
事業完成後は堤防の天端が広がるため、県道につきましても、車両のすれ違いができるよう、幅員を広げることが可能になります。
また、県道小八林久保田下青鳥線につきましては、堤防法面の中段に道路があるため、道路を広げることが困難でございます。
現在、堤防に上がる坂道の手前に、幅員が狭い旨の注意喚起の看板が設置されておりますが、当面の対策としまして、より解りやすい標識や路面標示などを設置してまいります。
引き続き、地元の皆様の御意見を伺うとともに、警察や河川管理者などの関係機関と連携をしながら、必要な安全対策を行ってまいります。

A   鈴木三男   警察本部長

交通規制は、道路構造、交通実態、地域住民の意見等を十分考慮し、道路交通法及び警察庁の定める交通規制基準に基づき実施をしております。
交通規制を実施する路線が複数の警察署の管轄にまたがる場合もありますが、交通規制は、警察署長が行う短期間のものを除き、公安委員会が行うものであり、関係警察署とも連携の上、警察本部において検討して実施を致しております。
御質問の河川周辺道路についてでありますが、議員が例として挙げられた「県道小八林久保田下青鳥線」のように、車両の相互通行に十分な幅員がない道路につきましては、安全と円滑を確保するため、一方通行などの交通規制を行うことも有効な措置の一つとして考えられるところであります。
そこで、う回路や周辺道路に与える交通障害の有無等の交通実態、道路管理者、地域住民の意見を十分考慮したうえで、その妥当性等を検討してまいります。
いずれにしましても、河川周辺道路の安全と円滑確保につきましては、道路管理者等とも連携しながら、必要な対策を検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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