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掲載日:2023年7月14日
Q 日下部伸三 議員(自民)
医師である私が議員を志すきっかけの1つが、この選抜対抗リレーでありまして、私の長男が小学校6年生のときでした。当時は徒競走で手をつないでゴールするとか、全員リレーとかがはやっていた時代で、前年まで行われた運動会の選抜対抗リレーが、リレー選手を選抜するのは差別につながるという理由でなくなりました。私は、選抜対抗リレーというのは、選抜された子がそれで天狗にならないことを学び、選抜されなかった子はそれをねたまないことを学べる、こんなに良い教育の機会はないと思っております。
我が子にはリレー選手を選抜するのは差別につながるという教育は受けさせられないと思い、翌年度、市会議員になって校長と交渉して、選抜対抗リレーを復活させました。2番目の子供もその小学校に通っていたのですが、復活した選抜対抗リレーは異様な盛り上がりになったと言っています。
オリンピックでは金、銀、銅という順位がつき、手をつないでゴールはいたしません。入学試験では合格者と不合格者が出ます。選挙では当選者と落選者が出ます。これらは区別であり、差別ではありません。同様に、リレー選手の選抜も差別ではないと思います。
県内の小・中・高校の運動会の実施種目はその学校で決めており、種目の詳細は埼玉県教育委員会も、さいたま市教育委員会も把握していないとのことですが、選抜対抗リレーに対する教育長の考え方を伺います。
A 日吉亨 教育長
学校における全ての教育活動は、未来を創る子供たちがその能力や意欲に応じて力を発揮することができるよう、一人一人の状況に応じて指導することが重要であると考えております。
また、運動会は学校行事として、望ましい人間関係を形成し、集団への所属感や連帯感を深めることなどを目的に実施されるものでございます。
運動会のリレーに出場する選手を選抜で決める場合は、これらの目的と児童生徒の実態に照らして、各学校が適切に行うことが必要だと考えます。
一方で、選抜においては、結果として選ばれる子供と選ばれない子供が存在することから、その結果に対する子供たちの受け止めなど、すべての子供たちに対し、様々な観点から配慮が必要です。
教育的な目的を適切に踏まえて実施される選抜対抗リレーは、意義あるものと考えております。
再Q 日下部伸三 議員(自民)
今の教育長の御答弁は、リレー選手を選抜することは差別ではないという理解でよろしいんでしょうか。
再A 日吉亨 教育長
教育的な目的をもって実施される選抜対抗リレーは、差別とは考えておりません。
全ての教育活動における選抜は選ばれた児童生徒と選ばれなかった児童生徒の双方にとって、多様な学びの機会となり、教育的意義のあるものとなることが重要でございます。
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