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掲載日:2023年7月14日
Q 日下部伸三 議員(自民)
南北問題については、1期目の大野県政はほとんど何もしていないと思います。2期目の知事公約を見ても、しいて上げるとすれば、林業の流通整備と農業担い手育成ぐらいでしょうか。
知事は、これまで県庁舎の再整備について、「立地場所についてもゼロベースで見直す」と答弁してこられました。2期目の知事公約には、県庁の建替えについては「政策上の必要性を第一に」と書いていますね。「柔軟に組織の在り方や設置場所を検討してまいります」とございますが、県庁舎の立地場所は、南北問題の解消の一助になり得るという認識があるかどうか伺います。
A 大野元裕 知事
デジタル化が進む前の県庁には、毎日何千人もの職員が出勤し、相談や手続のため多くの県民の方々が訪れていました。
コロナ禍を契機にデジタル化が進むと、職員はリモートでどこでも仕事ができ、県民は県庁に来なくてもオンラインで手続ができるようになってきました。
今後、情報のやり取りがオンラインで完結するようになると、県庁に集まる人の流れも変わり、県庁所在地の持つ意味合いが変わってくるかもしれません。
こうした状況を踏まえ、私は政策集に「県庁の建て替えについては、DXを前提とし、組織の在り方や設置場所を検討」することを盛り込みました。
これらの県庁舎の在り方については、組織の在り方のみならず、職員の働き方などを総合的に検討する必要があり、立地が及ぼす影響も含め、専門家の御意見を伺いながら、丁寧に議論していきたいと思います。
議員御指摘の南北問題について、私はこれまでも県北の農林業の振興、産業や暮らしを支える道路網の整備などに力を入れてまいりました。
今後も県北の産業の振興や社会基盤の整備など、地域の活力を高める取組を着実に推進したいと考えます。
今後の県庁舎の建て替えに際しましても、先ほど議員から御指摘があった3つのTriasを頭の中に入れながら、県土の均衡ある発展を目指したいと考えます。
再Q 日下部伸三 議員(自民)
なかなかはっきり述べられないのでちょっと分からない部分があるんですけれども、今の知事の答弁だとですね、今後、県庁舎の設置場所が南北問題の解消に当たるかどうかも検討するという答弁でしょうか。
再A 大野元裕 知事
県庁の建て替えに関するこれからの施策につきましては、先ほど御指摘がありましたTriasの1つである南北問題については、しっかりとその検討の俎上の中で検討していきたいと思っています。
他方、県庁の周りには多くの人や情報が集まりやすいため、県庁所在地は地域の政治や経済の中心として発展をしてきました。
一方、先ほど申し上げたとおり、DXの進展に伴い、県庁所在地の持つ意味合いは、これまでの考え方とはかなり変わる可能性があります。
したがって、県庁所在地の意味について議論をしていただいている段階で、南北問題解決に対して、議員のお言葉をお借りすれば、どの程度の一助になるかどうかをコメントすることはなかなか難しいところがございます。
引き続き、それぞれの地域特性を生かしながら、地域課題の解消に努めてまいりたく、その一環として県庁の建て替えについても検討していきたいと考えています。
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