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掲載日:2023年7月14日

令和5年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(松本義明議員)

ソーシャルインクルージョンの輪を拡げるために-認知症への理解を拡げる取組--チームオレンジの取組を拡げるべき-

Q 松本義明 議員(自民)
認知症への理解を拡げるためには、現在、進められております認知症サポーターの役割というのが大変重要になってくると考えております。実は、私自身も認知症サポーターを養成する講師役となるキャラバンメイトという立場でもございますが、今後は、認知症サポーターを養成することはもちろんですが、養成した認知症サポーターが地域の中で認知症の人を支える活躍の場を作っていくことも必要でございます。
国の認知症施策推進大綱でも、地域共生を進めるためには地域支援体制の強化が必要であり、そのための具体的な方策の1つとして、先ほど来挙げていますチームオレンジを地域ごとに構成するということが位置付けられております。私の地元入間市においても、令和3年6月にチームオレンジが設置され、認知症になっても暮らしやすいまちづくりを目指して活動しているところであります。
こうしたチームオレンジの取組を全県に拡げることが、具体的な先ほど答えられた計画を実施する上で大変重要と考えますが、福祉部長の御見解をお伺いいたします。

A 金子直史 福祉部長

チームオレンジにつきましては、認知症サポーターなどがチームを作り、認知症の御本人や御家族のニーズに合った具体的な支援に繋げる仕組みです。
県の計画では、令和5年度末までに32市町村で整備することを目標としており、令和5年5月末現在では21市町村で整備されております。
議員お話しの入間市のチームオレンジは、「居場所づくり」や「普及啓発」などのグループに分かれて活動し、認知症の方に寄り添い、その意見を取り入れながらきめ細かい支援を行う優れた取組となっております。
県では、チームの立ち上げや運営を支援するため、「オレンジチューター」を1名配置し、市町村を個別に訪問して助言を行っております。
令和4年度は、延べ48回、直接市町村を訪問し助言を行ったほか、電話やメール等での相談にも応じております。
また、チームオレンジの立ち上げに係る市町村向けの研修を開催し、先ほどご紹介した入間市など、好事例を紹介することで、チームオレンジの整備が進むよう取り組んでおります。
今後も、目標達成に向けて、積極的に取り組んでまいります。

再Q 松本義明 議員(自民)

今、目標が令和5年度末までに32市町村のうち、今21市町村であると、5月末までに、お伺いしましたけれども、取組の紹介などするとおっしゃられましたが、私はそれだけではまだまだこれが広がっていかない。今の御答弁では、市町村に対して、チームオレンジ設置にはまだまだ足りないと考えます。もっと具体的に、県としては市町村にどのような支援をしていくのか、改めて福祉部長にお伺いいたします。

再A 金子直史 福祉部長

チームオレンジ未設置の市町村からは、「チーム作りの行程や手法がわからない」「チームの中心となる人物がいない」などの声が聞かれます。
県といたしましては、地域で活動している団体などとの連携も重要という風に考えております。
このため、市町村と協力して、認知症カフェの運営者、また、地域での見守り活動実施団体に個別に働きかけるなど、地域の実情に応じたきめ細かな支援を実施したいと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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