トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和4年9月定例会 > 令和4年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月4日(火曜日) > 安藤友貴(公明) > 令和4年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(安藤友貴議員)
ここから本文です。
ページ番号:224130
掲載日:2022年10月19日
Q 安藤友貴 議員(公明)
先日、このようなお電話を2件いただきました。
1つは、高校生の保護者の方です。定期テストの前に子供が罹患して、定期テストを受けることができませんでした。それにより課題やレポートなど通常点で評価されるということです。前回の巻き返しで頑張っていた子供を見ると、ふびんでなりませんということでした。
もう1つの電話は、別の高校生本人からいただきました。同じく定期テストを受けられず、後日改めてテストを行うということです。体調が優れず万全になるまでの間、勉強にも力が入りません。この状況でテストを受けても結果は見えていますとの内容でした。
この2つの御要望は、再テストを希望する方と前回のテストや通常点で評価すべきと真逆でありますが、生徒にとって重要な問題であると考えます。それは、時代とともに大学受験の選抜方法が変化しています。私たちの時代と大きく違うのは、1年生から3年生までの成績の評価となる評定平均が一つの基準となる学校推選型選抜が大幅に増えています。生徒が評定をこれまで以上に気にしているのではないかと思います。
さて、先ほど述べましたコロナに罹患した場合の定期テストの対応は、県では一律にしておらず、学校ごとの判断に任せているということです。学校によって特色があるため、国が出している新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドラインを参考にしています。
それでは、教育長に3点質問いたします。
まず、コロナに罹患した生徒の定期テストの対応について、学校ごとにどのように考え判断したのか、お聞きいたします。
A 高田直芳 教育長
定期テストは、生徒自身が学習の成果を的確に捉え、振り返ることで、次の学習に向かうことができるとともに、学習評価をする上での資料の一つとしております。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症に感染することにより定期テスト実施期間中に学校に登校できない生徒が一定数おり、こうした生徒についても、適切に学習の成果を評価することが必要です。
県では、国の「新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン」を踏まえ、各学期の評価は「臨時休業等により登校できない期間の家庭学習や登校再開後の学習の成果、日々の授業の中で把握した学習状況等を踏まえ、総合的に判断した上で評価すること」とする指針を各学校に示しております。
各学校では、この指針を踏まえ、職員会議等を活用して、職員間の共通理解を図った上で、再テストの機会を設定する、或いは、日頃の学習状況によって評価するなど、それぞれの学校の生徒の学習状況を踏まえた評価方法について、組織的に検討の上、判断をしております。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください