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掲載日:2022年10月19日

令和4年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(金野桃子議員)

放課後等デイサービス等でのオンライン交流(オンラインボッチャ)について

Q   金野桃子 議員(県民)

今年の夏、私はとてもすてきな経験をしました。それは、全国の寝たきりの子供たちと、オンラインを通じて一堂に会し、オンラインボッチャをしたことです。ボッチャとは、重度脳性麻痺がある方々のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目にもなっています。
実際の様子を御覧ください。全国から参加している寝たきりなど外出困難な子供たちが口などを使って操作をし、仲間とともに競い合う、とても温かく刺激的な経験でした。
また、私は、自分の分身としてOriHimeというロボットが接客をする分身ロボットカフェにも見学に行ったところ、全国の寝たきりなど外出困難の方が操作をするロボットたちが生き生きと接客をしていました。そこには、確かに寝たきりの先の未来がありました。
コロナ禍でオンライン化が急激に進み、障害の有無に関係なく、つながることのできる社会が始まっています。オンラインを使った、寝たきりなど外出困難な子供たちへの支援は、社会とつながることのできる自由の翼です。
しかし、現行の放課後等デイサービスなどでは、これができない現状があります。放課後等デイサービスは、児童福祉法上の障害児通所支援の一つですが、同法などの定めにより、利用地域は自ら通所又は事業所の送迎が可能な範囲となっているからです。私は、寝たきりなど外出困難な子供たちがオンラインを使って全国の子供たちとつながることは非常に意義があると考えています。このようなオンラインを使ったサービスを障害児通所支援の一つとして認めることはできないか、また、寝たきりなど外出困難な子供たちをオンラインでつなぐプラットフォームをつくれないか、福祉部長にお伺いいたします。

A 金子直史 福祉部長

「オンラインを使ったサービスを障害児通所支援の一つとして認めることはできないか」についてお答えを申し上げます。
放課後等デイサービスは、児童福祉法に基づく通所支援サービスであり、障害のある子供たちを対象に生活能力を高める訓練や社会との交流の促進などを目的として行っております。
このサービスについては、国が運営基準やガイドラインを定めており、これに基づいて県が指定することになっております。
現行では、障害児が事業所に通所して対面でサービスを受けることとされており、発達を支援する活動や仲間との実体験により障害児が自己肯定感を高める場でもあり、オンラインによるサービスを認めることは難しいと考えます。
次に、「寝たきりの子どもたちをオンラインでつなぐプラットフォームを作れないか」についてでございます。
放課後等デイサービスを利用する重度の障害児などにとって、オンラインの活用による交流の機会を設けることは、成長過程において大変意義があると考えます。
分身ロボット「オリヒメ」によるリモートでの社会参加の試みが始まるとともに、コロナ禍でのオンラインによる交流手段も普及してきています。
今後、家族会等と連携し、オンラインを活用して障害児が自宅にいながら各地の子供たちと交流できる仕組みづくりについて研究してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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