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掲載日:2022年7月12日
Q 高橋稔裕 議員(自民)
令和3年12月定例会で木下博信議員が、国際的に丁寧な比較を行うと、我々が標準だと思っていた都市の人口密度は超過密で、過疎だと思っていたところが人間的には快適に暮らせる適疎であるという視点を持つ必要があるという趣旨で質問をされ、企画財政部長から、本県で過疎地に指定されている小鹿野町、東秩父村の人口密度は、世界ではドイツやイギリスなどの国々とほぼ同等の値となっている。適疎と捉え、快適な暮らし方を発信していくことは有意義であるとの答弁がありました。
また、埼玉の魅力についての質問に対し、知事から、「誇るべき雑種、埼玉」だと思う。この多様な魅力を多くの人に知っていただくことで、本県に人を呼び込み、人口増を図ることも可能だと思うと、積極的な姿勢をお示しいただきました。私も、この点を重視した施策を是非推進したいと考えています。
12月定例会後、県では各種計画の策定や予算編成などが行われています。「適疎」の視点を重視した取組をどのように盛り込み、取り組んでいくか、大野知事にお尋ねします。
A 大野元裕 知事
過疎ならぬ「適疎」についての御指摘をいただきました。
議員お話しのとおり、「適疎」の視点を重視しつつ、本県に人を呼び込むことは大変有意義だと考えます。
人口減少の進むエリアは、豊かな自然と調和したゆとりのある暮らしができる、まさに「適疎」の地域だと思います。
本年1月に、自然と共生した暮らしを目指す「無印良品」の東京銀座店において移住イベントを開催し、秩父や比企地域などに住む先輩移住者と地域の魅力を直接PRをしたところです。
ここ数年のコロナ禍によって、都内での「密」を避け、心地良く、適度なゆとりのある人間らしい暮らしを求めて、地方への移住に関心を持つ方々が増えるなど、人々の行動・意識・価値観に変化が生じています。
また、従来の移住のスタイルは、仕事を辞めて田舎暮らしを始めることが定番でしたが、現在ではテレワークなど新たな働き方の普及により、仕事を変えずに移住することも可能となっています。
このため、今年度からスタートした新たな5か年計画では、こうした時代の変化を捉え、「地域の魅力創造発信」の施策として、関係人口を創出し、本県への移住の促進に取り組むことといたしました。
さらに、今年度の予算では、引き続き都内での移住イベントを実施するとともに、新たに移住のホームページを構築し、「適疎」の考え方を前面に出してアピールをしてまいります。今後も、コロナ禍による生活様式の変化をチャンスと捉え、県内各地域の様々な魅力を発信し、本県への移住を促進してまいります。
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