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掲載日:2022年3月30日
Q 並木正年 議員(県民)
更地になっている未利用地のうち、さいたま市南区沼影2丁目にある旧沼影職員住宅跡地は、武蔵浦和駅から徒歩数分の好立地であり、隣にはマンションが幾つも並ぶ環境です。こちらがその現地の写真になります。面積は2,102平方メートル、約640坪、テニスコート約10面分相当で、解体から7年経過しており、現在はフェンスで覆われていますが、看板等の表示がないため、ここが誰の土地であるのかは全く分からない状況です。
周辺は土地需要も多く、駐車場の相場は1か月9,000円から1万1,000円とのことです。国土交通省の指針による駐車場の標準面積は、1台当たり12.5平方メートルですので、この敷地面積を単純に換算すると、実に168台分の駐車スペースになります。仮に車路や緑地帯など半分を差し引いたとしても、約80台の駐車スペースができ、貸し出した場合は年間約1,000万円近い財源が確保できたことになります。保有資産を解体する場合は、その時点で方向性を明確に示していくことが重要であり、利用価値の高い資産であれば、短期間でも有効に活用すべきであったと考えます。そこで、特に需要が見込まれる更地の活用と在り方についての考えを総務部長に伺います。
A 小野寺亘 総務部長
旧沼影職員住宅跡地につきましては、さいたま市から公園用地としての取得希望が示されたことから、現在売却に向けた協議を進めておりますが、短期的には活用ができておりません。
このような未利用資産を有効に活用するためには、議員御指摘のとおり建物の解体前からその方向性を明確にしておくことが重要でございます。
具体的には、建物解体前に、最適な利活用方法やスケジュールなどについて、個々の資産ごとに検討することが必要であると考えます。
また、特に需要が見込まれる更地の活用と在り方につきましては、歳入確保に資するよう、これまでも資材置場や駐車場として短期の貸付けなどを行ってまいりました。
今後は、このように利用価値が高く、高需要が見込まれる更地については、その利用について民間事業者に広くアイディアを募るなどの工夫をしていきたいと考えています。
例えば、NPOや企業から企画提案を受け、期間を限定した運動施設や展示場として貸付けを行うなど、新たな活用方法も検討してまいります。
未利用資産につきましては、地域の住民や地元市町村の意向を踏まえながら、財政運営にも貢献できるよう、今後も柔軟で多様な活用に努めてまいります。
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