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ページ番号:201183

掲載日:2021年7月9日

令和3年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(高橋稔裕議員)

農村集落をどう維持し、魅力あるものにしていくか

Q   高橋稔裕 議員(自民)

集落内には農業に理解がある非農家、小規模ながらも農業を始める方、農家の子弟や昔ながらの農家が住む、もちろん大規模農家も住みます。その外は広大な集約された大規模ほ場で、大規模農家や農業法人がスマート農業や大型機械を使い稼ぎまくる。その集落から次なる大規模ほ場の受け手を出せる、そんな循環ある、少しでも豊かな集落像を持つべきだと思います。
国の国土の長期展望専門委員会でも、集落の無住化は食料等の生産等で周辺地域や国全体に悪影響を与える可能性があることが、最終取りまとめで指摘されました。農業生産は人と農地があって初めて行えます。農業者と農地を維持するためにも、第1に広大な外のエリアでは大規模農家に農地を集積することが重要です。
また、中のエリア、農村集落内には大規模農家が引き受けにくい小規模な農地も存在し、このような農地を管理する者がいなければ、農地と多面的機能に数えられる景観が荒廃していくことが懸念され、せっかくののどかな環境を失うことになり、人口はますます減少します。
そこで、集落の農地を維持し、活力を保ち、農家の生活環境を整え、農業生産を維持するためにも、農家の子弟や農業に理解がある移住者など、多様な住民が農村集落内で農業に関わることが重要と考えるが、いかがでしょうか。農林部長にお尋ねします。

A 強瀬道男 農林部長

議員お話しのように、集落の農地を維持する上では、大規模な農業者だけではなく、集落の中にある小さな農地を活用する、小規模な農業者や家庭菜園を楽しむ人も重要です。県では、農家の子弟を含め新規就農者を確保・育成するため、市町村やJAが協力して設置する「明日の農業担い手育成塾」の支援や、農業の技術を学ぶ農業大学校の運営などの施策を講じています。また、小規模であっても、意欲的に取り組む農業者に対しても、栽培技術の指導などを行っています。
さらに、農業に親しみながら触れることを希望する移住希望者には、県の相談窓口を設置し、希望の内容に応じて、市民農園や農園付き住宅がある市町村窓口を紹介するなど、きめ細かな支援を行っています。
こうした多様な方々が集落に住み農業に関わることで、集落の外にある大規模な農地のみならず、集落内の小さな農地も維持され、集落の生活環境や活力の維持につながるものと考えています。

再Q   高橋稔裕 議員(自民)

多様な住民が農村集落内で農業に関わることが重要と述べさせていただきました。
市街化調整区域の集落内に外から来た人というのは、空き家を探すしかないという、そういった状況でございます。なかなか呼び込みにくい状況があるという、そういった認識です。その認識があり、改善していくことをお考えになるか、この点をお答えください。

再A 強瀬道男 農林部長

市街化調整区域内の空き家への移住者の方を呼び込むような考えはあるかというような御質問だと思いますけれど、多様な方が農業に関わることは非常に重要でございまして、空き家の情報につきましても、市町村と共有をしてなるべく多くの方にそうした状況が活用できるように支援してまいりたいと考えているところでございます。

再々Q   高橋稔裕 議員(自民)

空き家であれば紹介できるが、それ以外に呼び込めないと。なかなかいい空き家に当たることもできないので、それ以外のところについて呼び込みづらくなっている、それを改善していくようなところは考えていけるかというところでございます。なかなか空き家自体の品質が悪かったりといったところで、マッチングのところは空き家以外も考えていける方法はないか考えないと、せっかくのいいタイミングでもありますので、そこら辺を考えるところがあるのか、お伺いさせてください。

再々A 強瀬道男 農林部長

様々な施策を講じて、多様な方が農村地域で活動できる、農業に親しむということが重要だと考えておりますので、様々な対策を検討してまいりたいと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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