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掲載日:2022年6月30日
令和元年6月定例会 「人材育成・文化・スポーツ振興特別委員長報告」
委員長 須賀 敬史
人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びにラグビーワールドカップ2019及び東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」でありますが、今回は、「教育改革について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「県教育委員会が雇用した『チームぴかぴか』の方々は、その後どのような職種に就職しており、就職後の定着率はどのような状況か。また、取組が行われた5年間で総括的にどのような効果があったのか」との質問に対し、「一般就労した76名のうち、22名が清掃業務に就いているほか、軽作業、出荷業務、介護職員補助業務などで働いており、定着率は平均で90%となっている。効果としては、『チームぴかぴか』で培った職業教育のノウハウを、特別支援学校の教育課程に生かしているほか、経済6団体と連携し、企業に向けてノウハウを提供している」との答弁がありました。
次に、「平成22年度から取り組んでいる協調学習の効果はどのようなものか」との質問に対し、「評価テストの分析結果によると、協調学習の頻度が高くなるにつれ、物事を分析考察し、より良い答えを見出す批判的な思考力や、協働的な思考力が高くなったとの結果が出ている。各学校の授業改善が進み、受け身の学びから、主体的な学びへと変化していることが大きな成果と考えている」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びにラグビーワールドカップ2019及び東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。