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掲載日:2020年6月10日

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汗による衣服の変色

事例1

茶色のスーツをクリーニングに出したところ、背中、えり、腿や膝裏の色が抜けて黄色っぽくなっていた。その場で苦情を言ったが、業者の説明に納得できない。

写真:色あせしたズボン

 

事例2

ワンピースをドライクリーニングに出したところ、腋の下のあたりが変色して戻ってきた。また、ラメのキラキラ感も失われている。クリーニング店に苦情を言うと、預かった時からシミがあったという。クリーニングに出す前日に着用しただけなので、クリーニングの処理に問題があるのではないか。

写真:脇下にシミがついている服

 

両事例とも、当センターで商品テストを行なった結果、「汗」による変色と推測されました。夏物衣料に多い事例ですが、中には秋冬物でも発生します。これから、夏物衣料をクリーニングに出す時期ですので、以下を参考にしてトラブルを防ぎましょう。

消費者へのアドバイス

汗の成分は洗濯(水洗い)では落ちますが、ドライクリーニングではほとんど除去できません

  • クリーニングに出す時は、「汗を除去したい」旨を伝え、効果のある処理(「汗抜き」「本洗い」など店により呼び方が違う)を依頼する。
  • 夏物衣料はできるだけ水洗いができるものを選ぶ。
  • 水洗いできない衣料品の場合、インナーを工夫するなどの方法で汗の付着を少なくする。

汗や飲食物等の付着は時間が経過するにつれ、衣類が変退色する可能性が高くなる

  • 汗や飲食物等が付着したら、なるべく早くクリーニングに出す。
  • 汗は時間が経過すると、シミのように見えるため、しみ抜きを依頼する場合、何のシミかをクリーニング店に申し出る。

クリーニングに出す時と引き取る時には、店と消費者がお互いに品物の状態確認をする

  • 時間がないからといって、出したものの数だけを確認するのはトラブルのもとになる。
  • クリーニングに出す時に、既に変色している場合もある。
  • クリーニングから引き取る時、汚れの落ち具合や、預けた品物かどうかをよく確認する。

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