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掲載日:2017年12月12日

荻原浩さんからのメッセージ

埼玉応援団(コバトン倶楽部)メンバー 荻原 浩(おぎわら ひろし)さんからメッセージをいただきました!

荻原浩さん

荻原 浩(おぎわら ひろし)さん

大宮市(現さいたま市)出身。作家。上質なユーモアに富む文章には定評がある。「明日の記憶」で第18回山本周五郎賞に輝く。「誘拐ラプソディ」は埼玉が舞台。

小説家になったきっかけは何ですか。

元々小説家になろうとは思っていませんでした。大学卒業後は広告会社に就職して、35歳の時にコピーライターとして独立しました。ちゃんと仕事の依頼もあって軌道に乗っていたんですが、「ちょっと待てよ。何か違うことしてみようかな?」と思い、目の前にあったキーボードをカタカタと打ち始めて、小説雑誌に応募したのがきっかけです。

どのようにして作品を作り上げているのでしょうか。

僕の場合は、自分の中に物語の設計図というものがあるわけではないんです。ワンヒントを頼りに、それで一作品ができるとまず自分で思いこむ。例えば、「金魚っていいよな」というワンヒント。同時に、色がぱっと見える小説を書いてみたいな、とも。ぼーっとした薄闇の中に金魚がポツっといるイメージです。そこから、なんで金魚だけ色がある状態になるのかを考えて。生きる気力、色を見る気力さえ失ったからだ、とつなげていきます。
これはないだろうというワンヒントこそ、考え続けたり、調べたり、書いたりするうちにうまく作品になっていく気がします。

物語にリアリティを出すための工夫などはありますか。

専門的なことについては実際に人に聞くこともありますが、綿密な取材はあまりしていません。全部を知る必要もないと思っていて、必要最低限の内容は押さえておくことで、その世界を知っている人が読んでも違和感を感じない内容にして。あとは想像で「こういうときはこんな職業だとこういう風に考えるよな。」と思いながら書いています。ただ、痛みの表現を得るために自分を殴ってみたり、海で溺れるシーンを書くときには風呂に入って自分で溺れかけてみましたけど(笑)。

子どもの頃は、どのような本を読みましたか。また、今の子どもたちに勧めたい本はありますか。

子どもの頃は家にある児童文学全集、あとは親や先生が勧める本を読んでいました。中学生になると、SF小説やミステリー小説などを読み始めて。大人に勧められない本を読んでいると、自分が大人になったなと感じましたね。
名作と呼ばれる作品はもちろん素晴らしいものです。しかし、ある程度の年齢になったら自分で探してみて、読書感想文の題材ではないような本を読むと、新しい発見があると思います。

小説家を目指している方へのアドバイスをお願いします。

「若い人は本を読まない」と言われていますが、書く人は増えているような気がします。考えてみると今の若い人はメールで毎日文章を書いているわけで。手紙を書かない今時の大人より、よっぽど文章に慣れ親しんでいるんです。この間、初めて選考委員を務めたのですが、受賞した22歳の方の作品は、本当に上手いんです。最終候補の作品に20歳の方が書いた作品があったんですけど、何百枚の長編を20歳の人間が書くだけでも「負けちゃいられないな」と思ったりして。
とりあえず1冊小説を書いて、それが人に認められるためには、やっぱり人の知らない世界を書くのが一番なんです。誰でも知っている世界ではなく、読み手が知らない世界を書くと面白いと思ってもらえるので。あとは、例え架空の話でも「あの人物のモデルはあの人だろう」と言われるので、後々の批判を恐れずに書くことでしょうかね(笑)。

「誘拐ラプソディー」は埼玉県が舞台になっていますね。

主人公があちこち行く物語なので、僕に地の利があるということと、「大宮の繁華街って、意外といろいろな意味で深いんだぜ」って言ってみたかったんです(笑)。
あともう1つ理由があって、出身地である大宮市の名前が市の合併で無くなっちゃうことがすごくショックだったんです。それまで埼玉を舞台にしようと思ったこともないのに、さいたま市になると聞いた時に「俺が大宮市を書き残してやる~!」という感じがありました(笑)。

荻原さんにとって、ふるさと埼玉県はどのようなところですか。

生まれ故郷って実家と一緒で、気持ちは離れられないし、そのくせどれだけ良さを語れるかっていうと難しくて、ついつい人には悪口を言っちゃったり。でもよその人に悪口を言われると頭に来る。やっぱり甲子園では埼玉代表を応援しちゃうし、地域情報番組では今住んでいるところと大宮しか見ません(笑)。

最後に埼玉県の皆さんにメッセージをお願いします。

埼玉県は、山も少なく、閉じた扉のような海もない。背後は山に囲まれて目の前には海という環境は、閉塞感があって若い人が抜け出したい場所になるけど、埼玉県は違う。そんな大平原みたいで開放的であるという良さをもっとアピールしてもらいたいですね。

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