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掲載日:2017年12月12日

北村薫さんからのメッセージ

埼玉応援団(コバトン倶楽部)メンバー 北村 薫(きたむら かおる)さんからメッセージをいただきました!

北村薫さん

北村 薫(きたむら かおる)さん

埼玉県出身。作家。日常の些細な謎や疑問を明快な論理で解決するというスタイルを確立。推理小説に関する評論やエッセイも数多い。「鷺と雪」で第141回直木賞を受賞。

今年(平成22年)を示す漢字一文字 「時(とき)」

人は時の中を生きています。時を書くことは人を書くこと。今までも、これからもずっと、テーマは「時」です。

まったく変わらない ~人~

「職業が変わったから」「受賞したから」。人生が「ここで変わった」と思ったことはないんです。「本が好きだ」という一点が、現在まで一筋につながっている。本質はずっと変わっていません。
変わらない核になるものがあって、知識や経験がそれを太らせていく。私の場合、それが読書であり、「本」なのです。
例えば小学生の時は、中学生が非常に大人に見える。自分とは違う思考方法を持っているように感じて。でも中学生になってみたら、なんてことはない。その繰り返しで、いつの間にか大人になったという感じがしませんか。おじいちゃんになってもきっと心の中に子どもが住んでいる。人間ってそういうものだな、と思います。

突然変わる ~歴史~

二・二六事件のとき、首相官邸に間違い電話があったそうです。非日常の極みのような出来事に、日常生活がふと侵入してくる瞬間がある。逆に日常生活に突然非日常が侵入してくることもある。歴史ってそういうものかもしれない。江戸時代の人は、ずっと天下泰平の世が続くと思っていた。大日本帝国の時代の人は、帝国は揺るがぬ、不変のものと思っていたに違いない。でも実際には終わっていく。歴史がそういうものであるならば、私たちが盤石だと思っている、いやそれ以前に空気のようにさえ感じている今の世もまた同じではないか。今日帰るときにふっと何かがあって、全然違う世界に変わってしまうかもしれない。こういう歴史というものの持つ怖さ、恐ろしさというものに行き着く物語を書いていきたいですね。

変化は自在 ~小説~

現実の人生は1つしかありません。でも役者は、いくつもの人生を演じることができる。さらに作家には、さまざまな人生や舞台を創り、その中で自分が生き、人も生かしていくことができる醍醐味(だいごみ)、魅力があります。
そして、その作品に、作者も読者もそれぞれイメージを抱く。登場人物の顔、声、背景など、細部にわたる無数の映像や音がそれぞれのイメージによって創作される。自由にイメージできる分だけ、小説は贅沢(ぜいたく)なものだと思いますよ。

産みの苦しみ!

初めて小説らしきものを書いたのは小学生の頃。怪盗ルパンに影響を受けて、怪盗が出てくるものを書いてみました。ノート半分でやめちゃったのは面倒くさくなっちゃったから(笑)。面倒ですよ、書くのは今でも。書き始めるまでがたいへん、試験勉強と一緒で。お茶を飲んだり、意味もなく冷蔵庫を開けに行ったり(笑)。

スランプは・・・

書くペースは遅いので(笑)、書き始めたときから、言うなれば今までずっと全部スランプの状態。逆に言えば同じペースでやっているからスランプはない、とも言える。本当に書くことが無くなったら、後はもう、読んで暮らします。本当は読む方が大切なんでね。

すべての本が糧になる

幼い頃からこれまで読んできた一冊、一冊の本。よく何がお薦めの一冊ですか、と聞かれるのですが、実は困るんですよね。最初に読んだ絵本、イソップ物語から、今に至るまでのたくさんの本それぞれすべてが自分の中で大きな意味を持っています。

時を超える「ゆかり」

親が亡くなっても、自分の内に生きているなあという思いが強くて。そして、誰しもある程度の年齢が来ると親のこと、先祖のことが知りたくなったりする。私の場合は、父のことを書いてみたくなりましたね。
父は神奈川県の保土ヶ谷というところの眼医者の家に生まれました。実は、父方の先祖というのが、江戸中期に、幸手と久喜の間、「野久喜」というところから江戸に出て行った人なんです。そして、江戸から保土ヶ谷に行って。だから元をたどれば私の先祖は埼玉の人なんです。
父は教員になります。昔の教員の免状は全国区でした。夏目漱石も松山に行ったり、熊本に行ったりします。父の場合は沖縄の農業高校に着任しました。次が、同じ農業高校と言うことで、希望したわけではないのですが杉戸の農業高校へ。まったく偶然に先祖のゆかりの地である野久喜の近くに来るわけです。不思議な運命を感じる。
私はその埼玉で生まれ育った。そんな縁もあって父や先祖のことも書いてみようと思いました。今、父の話の連載を始めたところです。

県民の皆さんへ

埼玉県民は、普段見慣れていないせいか、海に感動できる能力を持っていると思います。力ですね、感動力。その感動できる心を大切にしていきましょう。

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