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講座・イベント > 講座終了報告 > 令和3年度 > 女性リーダー育成講座 女性の声で地域を変えよう!(連続9回講座)

月曜日から土曜日

9時30分から21時

日曜日、祝日

9時30分から17時30分

毎月第3木曜日
年末年始(12月29日から1月3日)

ここから本文です。

ページ番号:203174

掲載日:2022年3月31日

女性リーダー育成講座 女性の声で地域を変えよう!(連続9回講座)

日時

テーマ 

参加者

第9回 令和4年3月12日(土曜日) ミニ講義 / 成果報告会 / 修了式 18人
第8回 令和4年2月6日(日曜日) 講義(7) With You さいたまフェスティバル講演会 19人
第7回 令和4年1月15日(土曜日) スキルアップ(2)(3) 自己表現スキル 15人
課外 令和4年1月8日(土曜日) 課題学習個別指導 10人
第6回 令和3年12月11日(土曜日)

講義(6) 修了生による実践報告 / 課題学習(3) 中間発表 

19人
第5回 令和3年11月6日(土曜日) 課題学習(2)  / 講義(5) 男性の抱える問題 20人
第4回 令和3年10月23日(土曜日) スキルアップ(1) コミュニケーション / 講義(4) 女性の貧困 19人
第3回 令和3年9月11日(土曜日) 課題学習(1)  / 講義(3) 防災セミナー【オンライン講義】 22人
第2回 令和3年8月16日~30日 講義(2) 女性の政治参画【オンライン講義】 23人

第1回

令和3年8月7日(土曜日)

開講式・ミニ講義 / 講義(1) ジェンダー統計

21人

場所:埼玉県男女共同参画推進センター
時間:毎回10時から16時30分

 第9回 3月12日(土曜日) ミニ講義 / 成果報告会【公開】/ 修了式

ミニ講義「次期埼玉県男女共同参画基本計画の概要及び男女共同参画に関する情報発信について」

講師:埼玉県男女共同参画課  髙橋秀幸主幹講師の高橋主幹
 令和4(2022)年度から始まる次期埼玉県男女共同参画基本計画案について、概要の説明がありました。現状と課題、施策体系、推進指標など、これからの5年間の基本的な考え方が示されました。また、公表されたばかりの新しいデータにより、県内の推進状況が紹介されました。県ではホームページで男女共同参画に関する様々な取組について紹介しており、各地の審議会の公募情報なども発信しているので、地域の女性リーダーとして、ぜひチャレンジしてほしいとのメッセージをいただきました。

成果報告会【公開】

発表する受講生 8か月にわたり、本講座で学んできた集大成として、成果報告会を開催しました。本年度は、「貧困」「防災」「政治参画」の分野から個人で課題テーマを設定し、取り組んできました。コロナ禍の中でも、できる限りの学習や調査を行い、地域での自分の役割や実践について考え、約4500字のレポートにまとめました。その内容を一人当たり5分の持ち時間で発表しました。発表後スーパーバイザーの中野先生から一人一人に次のステップへとつながるコメントをいただき、また薄井事業コーディネータより全体講評を行いました。受講生は短い時間を有効に使い、文字だけでは伝わらない熱い思いとともに成果を語りました。
なお、当日は公開で実施し、6名の一般の方が参加されました。

2021(令和3)年度女性リーダー育成講座課題学習成果レポート概要(PDF:799KB)(別ウィンドウで開きます)

受講生の声

  • それぞれの方の調査報告が全て学びとなりました。自分自身もそうですが、皆さんが成果報告するにあたり積み重ねた調査に自分自身にはない視点でたくさん刺激を頂いたことや、社会の中で女性が高い意識で変革・改善を目指し行動していることに感動しました。
  • 意外とドキドキしてしまい、落ち着いて成果報告するのは大変でした。弱い自分を乗り越えることに全力を尽くして報告しました。少しだけ勇気も自信もついた気がします。
  • 例えば、一人一人が熱いエネルギーを持つ炭だとして、受講生20名が終結し、相乗効果で、セミナー室が熱気に包まれていたような気がしました。各人が地元に戻っても、炭の火を消さぬよう・・・それぞれの活動を続けられれば小さいながらも何かムーブメントが起こせるかなと感じました。

一般参加者の声

  • 一人一人がそれぞれの課題に取り組まれており、とても聴きごたえのある報告会でした。政治に興味、関心のある方が多く、驚きました。皆様今後それぞれの地域でリーダーとして活躍されるのだろうと期待しております。(40代女性)
  • 様々な立場の方々の様々な視点からの成果報告が聞けて良かったです。アンケートの取り方なども勉強になりました。この講座を受講された方々の、この後の行動につなげていこう、地域でできることを実践していこうとする姿がとても素晴らしいと思いました。志を同じくする方々がつながって、社会を変えていく大きな力になれば良いなと思います。(50代女性)

修了式

修了証授与 引き続き、修了式が行われました。諸角所長から8か月間の受講生の努力へのねぎらいと成果報告の感想を述べた後、レポート提出者20名(欠席2名)に修了証が授与されました。最後に、スーパーバイザーとして講座を率いてくださった中野洋恵先生から「きょうからが本当のスタート」という励ましの言葉をいただきました。
 コロナ禍のなか、急遽講座がオンラインに変更されたり、グループワークや懇談もしづらい状況がありましたが、受講生は8か月にわたり積極的に学び、出会い、地域での課題解決に向けて実践できることを考えてきました。それぞれがチャレンジしたこの学びはきっと地域で活かされることでしょう。

 

受講生の声

  • 受講を終えて、これまでとは世界の見え方が変わってしまいました。そして、その見え方は元には戻りません。現実を見て苦しくなることもありますが、この場での出会いを力に、これからも学び続けたいです。
  • 社会の制度改革は簡単なことではないですが、ひとつひとつの具体的な取組の推進の積み重ねによって社会の土壌改革、基盤改革が進んでいくことを確信しました。そのひとつの核となる自分でありたいと思います。とても大きな収穫を頂いた貴重な経験をさせていただきました。
  • 意識の変化は大きく、今後の人生を左右する出逢いであったと感謝しています。
  • レポートを含め、提出は大変な時もありましたが、その悩みや考えが自分の成長につながったと思って感謝しております。これからがまたスタートだと思っていますので、子育てを楽しみながら、自己成長します。メンバー同士の意見交換もできたのはとてもよかったです。

 

 第8回 2月6日(日曜日) 講義(7) With You さいたまフェスティバル講演会

講義(7) With You さいたまフェスティバル講演会

講演: 「ジェンダー平等のためにあなたができること~若い世代も若くない世代も~」会場のようす
講師:上野 千鶴子さん   社会学者・東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長


 フェミニズムが変えたこと、変えられなかったこと、そしてこれから変えなければならないこと。ジェンダー研究の第一人者である上野さんの講演は、社会を変えていくために私たち一人ひとりができることを考えさせられるものでした。コロナ禍のためリモートでの講演ではありましたが、受講生は積極的に質問し、意見を述べ、上野さんとの時間を共有することができました。
講演の詳細は、With You さいたまフェスティバル講演会報告をご参照ください。

 なお、午前中に予定されていた「With You さいたまフェスティバルワークショップ参加」は、コロナ禍によりフェスティバルの開催内容が縮小されたため、中止となりました。

受講生の声

  • 上野先生のお話は、今回半年間受講したこの講座の総合まとめの講演として素晴らしくたくさんのジェンダー平等の要素を拝聴し自分の中で整理することも出来ました。ウーマンリブの半世紀から歴史的に振り返り、法の改正によって出来た事出来なかった事をとてもわかりやすく解説下さいました。特に共感した先生のお言葉は、社会の変化は「建前を変えること」。人の本音はそう変わらない。それはとても変化の過程で大切なポイントだと感じました。他にも書き切れない程多くの大切なメッセージが詰まった講演でした。
  • 女性リーダー育成講座に参加した動機の一つが、上野千鶴子さんの講演が聞ける!でした 。私にも分かりやすく 淡々と時にユーモアを交えながらお話しされる上野節を通して、私たちにはこうして闘ってきた先輩女性がいるのだな…私は身近な娘の為にどんな風に闘っているのだろうか?女性であるからといって自分である事を諦めないでいたい。違和感を感じたら声をあげる事、安心出来る仲間に話を聞いてもらう事、繋がる事を諦めない事、何者にもならなくとも私というかけがえのない自分を認め受け入れていく事、私なりの表現方法で私を堂々と生きていけたらいいな…と改めて感じました。
  • 大変感動しました。参加してよかったです。加害者にも被害者にも傍観者にもならない、次の世代につなげるため、自分の行動が大事だと思いました。女性センターも守らないとなくなってしまうこともあり得ることを知り、もっともっと利用して活用していきたいと思います。

 第7回 1月15日(土曜日) スキルアップ(2)(3)

スキルアップ(2)(3)  自己表現スキル

講師:株式会社ボイスクリエーションシュクル 代表取締役 佐藤恵さん 
講師の佐藤恵さん呼吸法のトレーニング
 自分の伝えたいことを相手にどう伝えるか。伝える内容と同時に、"伝え方"はとても大切な要素です。視覚情報、聴覚情報など自己表現に当たっての大切なポイントについて実技のトレーニングを取り入れながら具体的に講義いただきました。最後には、自分の活動や研究内容について全員が一人ずつ前に出て発表し、今日学んだこととと課題をそれぞれ確認することができました。

受講生の声

  • 自己表現スキルをみがくことがなぜ大切なのかということを筋道を立てて指導していただき、よく理解できました。今日学んだことを効果的に活用して活動の中で生かしていきたいと思います。呼吸、型を意識して、説得力、信頼感のある声を目標にしていきます。
  • 言いたいことが多すぎてまとめることが大変だとつねづね感じていたので、とても勉強になりました。ふだん口を大きく動かしていないことがよくわかりました。口を動かすだけでも疲れてびっくり!これからも続けたいと思います。
  • 大満足の時間でした。第一声から心に響きました。声の大切さ、重要さも実感しました。「伝える」「話す」だけではなく、「伝わる」話し方を心掛けたいです。声を変え、人生が変わっていく未来を楽しみにこれからも過ごしていきたいです。
     

 課外 1月8日(土曜日) 課題学習個別指導(希望者のみ) 

 課外プログラムとして、課題学習成果レポートについて個別指導が行われ、10名の受講生が中野スーパーバイザー、薄井コーディネータより個別にアドバイスを受けました。2月末のレポート提出締切に向けて、もうひとがんばりです。

受講生の声

  • 問題点、まとめ方がクリアになり、不安だらけだったのですが、安心感を抱くことができました。
  • 方針に迷っていたところ、先生のご指導で方向性を見出すことができました。
  • 情報の羅列ではなく、それらに共通することを記述するとか、補助金を出す行政の具体的な部署を確認するとか、自分ではわからなかったことを指導していただきました。
  • 新しい課題のヒントを頂き、考えています。(実現可能な形にするために・・・)
     

 第6回 12月11日(土曜日) 講義(6) 修了生による実践報告 / 課題学習(3) 中間発表

講義(6) 修了生による実践報告

ファシリテーター:国立女性教育会館客員研究員 中野洋恵さん (当講座スーパーバイザー) 
トークセッションのようす
 令和2年度に女性リーダー育成講座を受講した3名の修了生から、活動の実践報告をいただました。地域での具体的な活動内容、これから取り組みたいこと、ネットワークの大切さや仲間について熱く語ってくださり、課題解決のために実践できることを具体的に考えることができました。後半のトークセッションでは、中野スーパーバイザーを交えて活発な質疑応答が行われました。分野も取組方法も異なる活動をされている修了生の皆さんのお話は、今後活動していくうえでのロールモデルとして勇気づけられるものでした。

受講生の声

  • 3人がそれぞれ気持ちを行動にうつして今にいたっていることがよくわかりました。問題点を冷静に受け止め、クリアしながら進んでいく勇気も大事だなと思います。時間も一人ずつじっくり聞ける長さでよかったです。とても貴重な報告でした。
  • パワフルに活動されている姿がとても生き生きとされていてすごくエネルギーをいただけました。想っている事の実践がいろいろな事につながり拡がっていくこと、ネットワークやつながり、想いの強さの大切さを改めて感じ、まずは胸の内に秘めておかずに話し合える仲間に話し、そこから出てくるエネルギーを糧に私なりに動いてゆこうと思いました。
  • しっかりネットワークを作っていける人は修了後も実のある活動ができるのだなあと思いました。受け身にならず、発信していきたいと思いました。

課題学習(3) 中間発表

グループでの発表1グループでの発表2グループ発表3 午後は、それぞれで取り組んでいる課題学習の中間発表を3グループに分かれて行いました。貧困、防災、政治参画分野から各自で設定したテーマについてひとり5分間で発表をし、メンバーは付箋に良かった点、改善点、疑問点を書いて発表者にフィードバックして意見交換を行いました。アンケート調査やインタビューを実施したり、文献資料からデータを集めて検討したり、進捗状況は様々でしたが、工夫して取り組んでいる様子がうかがえました。課題提出締切まであと2か月半。励まし合いながら頑張っています。

受講生の声

  • テーマについての視点、何を中心に調べ結論を導くかということについて工夫がされていることに感心しました。発表、感想、ディスカッションとあわただしかったけれど、頭を切り替えて様々な意見を聞いたり話したりできてよかったです。
  • 発表時間の5分という時間が思いのほか短かったので、時間内での発表という勉強にもなりました。
  • 課題解決に向けて何をどうしたら?という質問に答えがなかなか出てきませんが、また一歩、答えに近づいたようには感じます。5分ってあっという間ですね。
  • 受講生同士の話では、毎回やる気が出てきます。皆さんにめぐりあえてこの講座に参加できまして、力がわいてきます。
     

 第5回 11月6日(土曜日) 課題学習(2)  / 講義(5) 男性の抱える問題 【公開講座】

課題学習(2) 

ファシリテーター:国立女性教育会館客員研究員 中野洋恵さん (当講座スーパーバイザー) 
中野スーパーバイザーグループセッションの様子
 グループセッションをメインに、前半は前回の女性の貧困問題講演会の振り返り、後半は分野別に分かれてそれぞれの課題学習の進捗状況について話し合いました。苦労している点や行き詰っている点なども出し合い、メンバー間で積極的な意見交換が行われました。次回の中間発表会に向けて、励まし合いながら引き続き調査研究を進めていきます。

受講生の声

  • グループセッションによって視野が広がりました。年齢の違う4人で話し合うと幅の広いビジョンが見えてよかったです。新たなデータについても知ることができ、目からウロコでした。
  • 同じテーマながら、それぞれが全く違う視点で「貧困」に向き合っていて、気づきが多かったです。立場もそれぞれ、知識も経験もそれぞれ・・・。こういう交流で実感するのは、本講座に参加できてよかったという事。学びの楽しさを気づかせて頂いています。
  • 取り組み等についてメンバーに聞いてもらえること、またメンバーが一緒に考えてくれることに好感が持てました。各々の関わり方に特色があり、有意義な時間が持てました。

講義(5) 男性の抱える問題 【公開講座】

講演:「世代を超えて男同士が語る  働きやすい職場って?!」
講師:一般社団法人職場のハラスメント研究所代表理事 金子雅臣さん/文筆業、恋バナ取集ユニット「桃山商事」代表 清田隆之さん

金子雅臣さん 清田隆之さん
 職場のハラスメント問題から根深い固定観念を探りました。金子さんから、働きにくい現代の職場事情、パワハラの背景、ハラスメントが起こる職場の特徴と問題点などをお話いただいた後、清田さんとの対談形式でそれぞれご自身の体験を踏まえてセクハラやパワハラ、働きやすい職場について語られました。男性同士の語り合いには新たな気づきがあり、視野を広げることにつながりました。

受講生の声

  • 後半の対談の中で、お二人が本音を語り合って下さる内容が、とても興味深く思いました。「本当にかっこいい男性になろうよ」とか「かえって今のスタンスを取るようになると楽になりましたよ」というメッセージを多くの方に広く知ってほしいと考えました。
  • 国際スタンダードからかなりずれていて日本の悪しき伝統的な体制という問題があると思うのですが、では、私たち一人一人が日常生活の中で具体的になにをしていけば良いか?悪しき伝統的な体制を一気に崩すことはできないにしても、問題が起きた時に個人的な違和感から目をそらさず、大事にし、考え、一人でぐるぐるする場合は安心できる人に話し、つながり、声を上げていく、個人からできることはそういうことなのかなと思いました。
  • 『心理的安全性の高い職場』=何を言ってもいい自由がある職場、という言葉が心にささりました。仕事でも家庭でも、これを理想に置いて人が動くことが大事だなと思います。自分に余裕がないときについ子どもに対して怒ってしまうのは家でのパワハラだなと反省しました。
     

 第4回 10月23日(土曜日) スキルアップ(1) コミュニケーション / 講義(4) 女性の貧困 【公開講座】

スキルアップ(1)  コミュニケーション

講義・実習:「アサーティブなコミュニケーションとは」
講師:特定非営利活動法人アサーティブジャパン認定講師 渡辺由美さん
 
ロールプレイの様子説明する渡辺講師
 自分も相手も尊重しながら自分の気持ちや意見を伝えるためのアサーティブなコミュニケーションを講義と実習で学びました。自分のコミュニケーションのパターンをチェックし、また事例をもとに頼み方や断り方のロールプレイを行い、アサーティブに伝える方法をトレーニングしました。最後に、講師から、自分にも相手にも「自己表現の権利」があることを認めることが対等な人間関係の土台を築くことにつながるとのメッセージをいただきました。

受講生の声

  • 自分自身を見つめ、少しずつでも対話の改善がみられて自信がつきました。実際にペアを組んでやり取りをする部分では、とても恥ずかしかったのですが、アドバイスを伺って練習するとスムーズで、お互いに気持ちよくやり取りをすることができて驚きました。自分も相手も認め合って大切にすること、でも一番は自分の気持ちを優先していいこと、いろいろな意味で心が広くなってアサーティブで頑張れそうです。
  • 内容はなんとなく知っているつもりでしたが、実際にやってみるとできておらず、今回の講座を受けてやっと理解できたと感じました。コミュニケーションスキルは、職場でも家庭でも必要です。是非スキルを身につけて実践していきたいと思います。12の権利のお話もよかったです。自分の権利も理解しました。そして安心することができました。
     

講義(4) 女性の貧困 【公開講座】

講演:「コロナ禍で追い込まれる女性たち」
講師:ノンフィクションライター 飯島裕子さん

講演をする飯島さん
 コロナ禍において女性たちに何が起こっているのか・・・昨年の一斉休校からこれまでを振り返りながら、シングルマザーの苦境、増加するDV、エッセンシャルワーカーの苦境、女性の自殺者の増加など、コロナ禍により顕在化した女性のさまざまな困難と背景にあるものを探り、私たちに何ができるのかを共に考えました。飯島さんが実際に取材されたケースについても具体的に報告してくださいました。

 

受講生の声

  • 普段なかなか関わりを持てない方々の当事者の声を聞かせていただき、いろいろな社会問題を身近に考えることができました。スライドにあった「彼女は私だ」というタイトルはとても強烈で、もっと広い視野で社会を見えるように努力していきたいと感じました。
  • やはり!と思うお話でした。この国では女性は自立できないようになっているのかと残念に思います。女性も男性も自分で生活ができて、この国は本当の豊かな国になるのではと考えます。SDGsだれひとりとり残さない!まさにこれだと思います。
  • 身につまされる内容で気持ちが重くなる現実。私にできることって何だろうとすごく思いました。助けてと言い合える社会、当事者同士でつながれる社会。支援する側、支援を受ける側、という関係では助けてと言いづらい。そう、そうだよね、と納得。では、はて、私はどうしたらいいのか?当事者として声を上げること・・・どんな風に?考えていきたいです。
     

 第3回 9月11日(土曜日) 課題学習(1) / 講義(3) 防災セミナー 【公開講座】 ※オンラインに変更

課題学習(1) 

ファシリテーター:国立女性教育会館客員研究員 中野洋恵さん (当講座スーパーバイザー) 
Zoomで講義する中野先生
 コロナ感染拡大に伴い、急遽予定を変更してオンライン(Zoom利用)で実施しました。セッション1では、グループに分かれて、前回のオンライン講義の振り返りを行いました。セッション2では、各自で作成した課題学習計画書をもとに各分野の小グループに分かれて意見交換を行いました。今年度の課題学習は、「政治参画」・「貧困」・「防災」の3つの課題からそれぞれ1つを選択し、具体的なテーマを設定して学習を進めています。他のメンバーの話を聞くことにより自分の課題が少しずつ明確になってきたとの声が聞かれました。3月の成果発表会に向けて、これから課題学習を深めていきます。

受講生の声

  • 今までzoomでのグループセッションをした経験がありませんでしたので、グループ別での協議がどの様に展開されるかイメージがわきませんでしたが、やってみると意外にも意見交換がスムーズに出来て感動しました。コロナ禍で、自分自身のICT化を進める機会にもなりました。同じテーマではありますが、それぞれの携わってこられたお仕事などの経験を基にしたお話を伺うことができ、大変にたくさんの収穫(学び)がありました。
  • 少人数のグループセッションは、対面よりもむしろ深い話合いができるのかなと感じる場面もありました。
    グループセッションのお陰で、課題に対しての具体的なアイディアが浮かび、漠然としたゴールからはっきりとした着地点が見えてきたように思います。
     

講義(3) 男女共同参画で取り組む防災セミナー 災害時の『食』を考える 【公開講座】 ※オンラインによる動画視聴

 公開講座「男女共同参画で取り組む防災セミナー 災害時の『食』を考える」の受講は、オンラインでの視聴に変更となりました。講座の詳細は、公開講座の報告ページをご参照ください。

講演「知っておきたい災害時の避難生活における健康の保持と食生活」
講師   平野孝則さん (公益社団法人 埼玉県栄養士会 代表理事会長)

講演「”いざ”という時、どうなる? あなたの食と栄養」
講師   齋藤由里子さん (公益財団法人 味の素ファンデーション)

取組紹介「埼玉県地域防災計画について」
埼玉県危機管理防災部災害対策課

受講生の声

  • なにげなく毎日食している状態でしたが、「いつも(平時)やっていないことは、もしもの時(非常時)にできない」という概念に、唸ってしまいました。毎日の食から、見直していきたいと痛切に思いました。
    いっしょにつくっていっしょに食べることの価値は、それぞれの人間の自尊感情を高め、男女共同参画社会をつくるファクターになるのだと認識でき、大事な点を教えていただきました。災害時に、忘れてはならない価値なのだと理解しました。
    要配慮者への注意点も大事にしながら、男女共同参画に根ざした防災が必要となることを学びました。
  • 公助が1割、共助が2割、自助が7割とのお話でした。共助がスムーズにできるように、日ごろから近隣の方とのコミュニケーションをとっていくことも大切だと思います。コロナ渦で、軒並み行事が中止となっていますが、できるものは実施し、関係性を築いていくことが大事だと思います。災害前にできる共助として、各家庭でしっかりと水・食料を確保しておくこと、災害時をシュミレーションしておくことの必要性をコミュニティごとに確認しあうことも有効な方法だと、今回の講座を通して考えました。
     

 第2回 8月16日~30日 講義(2) 女性の政治参画 【オンライン講義】

講義(2) 女性の政治参画

講師:中央学院大学現代教養学部准教授 皆川満寿美さん
笑顔の皆川先生

 当講座初のオンライン講義(YouTube受講生限定配信)として行いました。日本の女性議員の状況、女性議員が少ない理由やどうしたら女性議員を増やせるのか等について、国際比較や地域の実例、調査データをもとに具体的に学ぶことができました。クォータ制、議員や立候補予定者へのハラスメント、女性の政治分野における男女共同参画の推進に関する法律の改正などの最新動向や、日本の女性の政治への関心、投票行動についてもお話があり、これから私たちがどのように政治とかかわっていくのかを考えさせられる内容でした。視聴後の受講生からの質問にも参考文献等を含めてひとり一人にご回答をいただき、受講生には大きな学びとなりました。

受講生の声

  • 政治参画におけるジェンダーギャップ、差を縮めるため普段の行動から変えていく必要があるのではないかと思います。周囲で「長」の付くポジションに女性が就くことを当たり前にしていくことも重要だと思いました。
    ジェンダー平等の必要性を説きながら女性の政治参画率を上げるために今後どうすべきか、この講座で考えていきたいと思います。
  • 女性の被選挙権行使が足りない、女性の政治への忌避が強いことは、確かに言えると思う。教育、社会的な環境など多くの要因があるのではないか。ただし教育を変えるにも政治が変わる必要がある。(鶏か卵か)社会のあらゆるところで女性が問題を認識し、声を上げ、活動していく必要があると感じた。インターネットの普及により人々が繋がりやすくなったが、リアルな社会(生活地域、職場など)においても、政治に関する対話を気軽にしていくことが今の自分にできることかと思う。
     

 第1回 8月7日(土曜日)開講式・ミニ講義 / 講義(1) ジェンダー統計

開講式

 令和3年度女性リーダー育成講座が、24名の受講生を迎え開講しました。挨拶をする所長距離を取って着席する受講生
埼玉県では、女性の貧困問題の解決に向けた支援事業に取り組んでいます。「女性リーダー育成講座」は、女性の貧困問題や地域の様々な課題の解決に、男女共同参画の視点を持って取り組んでいく女性リーダーの育成を目的としています。
「講義」で幅広い分野の知識を身につけ、「課題学習」で政治参画、貧困、防災分野の地域課題について各自で調査・学習を進めて成果レポートを作成します。さらに自分の意思をしっかりと相手に伝えるスキルを学びます。コロナ禍の中、新たに出会ったこのメンバーで、スーパーバイザーの中野洋恵先生のご指導の下、3月の成果報告会まで頑張ります。

ミニ講義「埼玉県の男女共同参画と女性リーダー育成講座」

 講師:薄井篤子 当センター事業コーディネータ
ミニ講義する薄井コーディネータ
 開講にあたり、埼玉県の男女共同参画のあゆみを振り返り、現在の基本計画の内容、県民の意識調査等、今後の課題学習の基本となる資料を確認しながらの講義でした。また、今年は、埼玉県も男女共同参画基本計画5か年計画の策定の年であることも紹介されました。女性リーダーの育成については、県として20年にわたって形を変えながら取り組んでいること、また、コロナ禍で見えてきた格差などの課題解決に向けて、今こそ女性リーダーの力が求められており、自分の「問い」を大事にして自由に学び語り合う場としてこの場を積極的に活用してほしいとのメッセージが届けられました。

講義(1) ジェンダー統計

講義する中野先生講義:「ジェンダー統計」
講師:国立女性教育会館客員研究員 中野洋恵さん (当講座スーパーバイザー) 
 統計データを男女別に可視化していくことで、ジェンダー格差が浮かび上がってくることを様々な統計を実際に見ることで学びました。国際的にもジェンダー統計が重視され、持続可能な開発目標(SDGs)の実施指針でも「可能な限り男女別データを把握するよう努める」とされています。コロナ禍の影響もジェンダー統計を分析することによって明らかになり、問題意識をもって男女別データの経年変化や国際比較を分析することが必要であることを学びました。また、実習として、内閣府男女共同参画局「見える化サイト」などの統計データべースにアクセスする体験を通して、客観的データに基づく身近な地域の違いを理解することができました。

受講生の声

  • 様々な職種や様々な思いを抱えている方々が埼玉県在住ということだけを共通にこの講座に集まったことは感慨深いです。素敵な方々と、今後、討議できるのが楽しみです。何かを変えたいという純粋な思いに触れてよかったです。
  • 1日長い時間でも、自分が興味あることだとあっという間だなと思いました。「もやもや」「気づき」が先生や他の方からの話でいくつもわいてきました。今までの自分の経験とあわせて、明るい社会のために行動できることはないか、じっくり考えられた貴重な時間でした。
  • 「こんなところにこんなにわかりやすいデータがあったのか!」という思いです。活用法を工夫して、エビデンスをはっきり示すことが可能になるツールを教えていただきました。

 

 

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター 事業・相談担当

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3階

ファックス:048-600-3802

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