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掲載日:2023年7月14日

令和5年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(尾花瑛仁議員)

スポーツ科学拠点施設と上尾運動公園の一括整備について

Q 尾花瑛仁 議員(自民)

整備予定地は、昭和42年、埼玉国体メイン会場として開園した上尾運動公園内にあり、46年には、県誕生100周年記念としてオープンしたさいたま水上公園が、「東洋一の水の殿堂、北のさいたま水上公園、南の大磯ロングビーチ」と言われ、大変なにぎわいを創出するなど、長年にわたって県民に親しまれてきたエリアであります。
水上公園の閉園に伴い、令和3年12月に県が実施した、ありがとうイベントでは、私も含め多くの人々が別れを惜しみ、その後継にふさわしい施設整備が県民の切なる願いであります。
同時に、ここについてはもともと農事試験場があり、周辺の土地を住民が提供してきた歴史や、県道拡幅をはじめ周辺のメンテナンスが遅れており、交通環境ゆえにバス停が3度移動してしまったことや、公園利用者によるごみの投げ捨てなど、県の施設が長期にわたり住民生活に影響を与えてきたということも、エリアが持っているもう1つの顔であります。
県民生活部長にお伺いいたします。
整備計画を進める科学拠点施設は、原則として民間事業者による独立採算方式で進めることとしていますが、様々な変遷を経て運動公園と一括整備に変化したとのことであり、地元としても期待と不安とがある状況です。今回導入のPark-PFI手法は県としても初めての方式で、都市整備部等を含むプロジェクトチームでの取組となったと聞いております。この手法が採用された経緯及びメリットをお尋ねいたします。

A 島田繁 県民生活部長

まず、整備手法がPark-PFIになった経緯についてでございます。
スポーツ科学拠点施設の整備、運営に関して、民間活力の活用の可能性を調査するため、令和3年度及び令和4年度に事業者から意見を聴き取るサウンディング調査を実施いたしました。
調査では、「アリーナを整備すればプロスポーツの試合や集客イベントも開催でき、宿泊施設などの収益が上がる」「県民の健康づくり、スポーツ振興については、フィットネス等の知見が生かせる」などの声が聞かれ、官民連携による整備手法が効果的であると分かりました。
さらに、令和4年度には、スポーツ科学拠点施設の機能や、整備手法について、スポーツ科学、公園整備の有識者や、地元上尾市の副市長などから構成される専門家会議で議論を深め、県庁内のプロジェクトチームにおいて検討を進めてまいりました。
その結果、上尾運動公園の東側のエリアを事業範囲として公園施設も一体で整備するPark-PFIが最適な手法であるという結論に至り、本年3月に策定した、基本計画の中で定めたものでございます。
次に、Park-PFIのメリットについてでございます。
Park-PFIでは、例えば、民間事業者が、宿泊施設やレストランなど、設置する施設から得られる収益を他の公園施設の整備に活用することで、県の財政負担を軽減しつつ、魅力ある公園整備が行えるというメリットがございます。
また、事業者にとっては、公園内に整備する施設の建蔽率(けんぺいりつ)の制限が緩和される、施設の設置許可期間を長く設定でき初期投資の回収が見込みやすいなどのメリットもございます。
基本計画におきまして、スポーツ科学拠点施設は、アスリートの競技力向上だけでなく、県民の体力・健康づくりをはじめとしたスポーツの普及を目的とした施設であると位置づけております。
Park-PFIのメリットを最大限に生かし、スポーツ科学拠点施設が、地元の方々をはじめ、多くの県民に愛され、地域の誇りとなる施設となるよう努めてまいります。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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