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ページ番号:238740

掲載日:2023年7月19日

令和5年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(尾花瑛仁議員)

本県における二元代表制について

Q 尾花瑛仁 議員(自民)

私は、多様性と不確実性が高まる社会情勢の中で、県規模の挑戦により我が国に変革を生んでいけるかどうか、今こそ地方自治の真価が問われる時代であると考えております。
都道府県政は、かつて内務省官僚が知事として任命されていた時代もあったように、中央政府による統制に端を発するとも言われますが、しかし県単位で対処すべき課題が増加し、そして危機対応による知見やDXが県民との直接対話を可能としつつある今、よりボトムアップの共同体へと切り替わる大きな節目にあると考えます。
地方自治の根幹たる二元代表制に基づき、県政発展に努めてまいりますので、大野知事をはじめ、執行部におかれましては積極的答弁をお願いし、本日の質問に入ります。
改選後初の定例会に当たりまして、まず、本県における二元代表制についてお伺いいたします。
住民により別個に選挙される議会と首長は、それぞれが独立した機関として対等に、適度な緊張関係を保つことが自治体運営の基本でありますが、全国では、両者が過度な対立に陥り、自治法改正まで招いた鹿児島県阿久根市や、反対に、市長、議長が共に関わる汚職が発生した上尾市など、制度の根幹を揺るがす例も存在します。
翻って、ここ埼玉県政では、先輩諸賢氏により全国有数の政策条例が制定され、二元代表制を体現する運営が図られているものと理解しております。
今回の統一選の折、報道機関によるアンケートにて、「県議会議員として、大野知事に対してどのようなスタンスを取りますか」として、与党的立場、野党的立場を問う設問がありましたが、このように報道機関でさえ、地方自治には本来存在しない「与野党」という言葉を用いるような現実があります。制度上、首長側の権限が強く設計されているために生じる誤解であり、ゆえに、議会の権限をより強めるべきといった制度改革論も存在しますが、まずは、制度の広い理解とその理想の追求が必要だと考えます。
そこで、以下、大野知事にお伺いいたします。
1点目、与野党という概念が存在するとお考えになるか。
2点目、危機下では、物の本質が顕在化するものと存じますが、豚熱、東日本台風、そしてコロナ禍といった危機管理対応下での怒涛の知事任期における実感として、二元代表制の意義をいかなる形で感じてこられたか、埼玉県政における現実の御所見をお聞かせください。

A 大野元裕 知事

まず、「本県における二元代表制について」のお尋ねのうち、与野党という概念が存在すると考えるかについてであります。
国会議員の中から内閣総理大臣を選ぶ議院内閣制をとる国とは異なり、地方自治体では、首長と議員がいずれも住民から直接選ばれ、それぞれが住民を代表する二元代表制がとられております。
議会の特定の政党から首長が選ばれるものではないため、地方自治体には国のような与党、野党といった概念は存在しないと考えております。
次に、二元代表制の意義を如何なる形で感じたのか、制度一般論は前提として、埼玉県政における現実の所感についてでございます。
知事は県民を代表する行政の執行者として、県民の声を県政に生かし、政策を実現していく立場にあります。
他方、議員の皆様におかれましては、日頃の活動を通じて県民の生活実感などの現実の姿を熟知し、県民の生の声をつぶさに聴きつつ、県民を代表して県政をチェックする立場にあると考えます。
知事と県議会とがそれぞれの置かれた立場から互いに切磋琢磨し、緊張感を持って是々非々で議論を積み重ね、より良い政策を作り上げることが二元代表制の意義であると考えております。
所感についてでありますが、知事就任後の4年間を振りかえりますと、とりわけ新型コロナウイルス感染症対策において、県議会の皆様には一方ならぬ御対応をしていただいたと感じております。
数多くの臨時会を招集させていただき、議員の皆様から頂いた地域や経済界、各種団体等からの貴重な御意見を基に活発な議論を経て、ワクチン接種などの感染症対策や、飲食店への協力金など様々な補正予算が実現をいたしました。
また、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会も設置をいただき、体制整備に向けた議論を深めることができました。
コロナ対策のほかにも一例を申し上げれば、ウクライナ情勢等に伴う原油価格や物価の高騰による県民生活及び県経済活動への影響を最小限に留めるため、国の補正予算に対応した予算措置について急施議案として県議会で緊急に御審議、御議決を頂いたこともございました。
これらは、県議会の皆様の御協力なくしては、決してなしえなかったと考えます。
本県では、二元代表制の下、理想的なかたちで知事と県議会とが切磋琢磨し両輪の関係が築かれ、県民にとって良い形の県政につながっていると私は考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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