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掲載日:2022年12月27日
Q 山根史子 議員(民主フォーラム)
埼玉県教育委員会では現在、県立高校の再編整備に取り組んでおり、令和11年4月をめどに現在134校ある全日制高校を121校から124校程度にする計画です。少子化により生徒数が減少している現状を踏まえると、県立高校の特色化や活性化を図る再編整備を進める必要性は理解できなくはありません。
その一方で、第二期実施方策の策定に先立ち、本年7月から8月にかけて実施された県民コメントでは、様々な懸念が上がっております。再編整備に伴って統合される高校を進学先として考えている生徒の行き場がなくなり、ほかの高校を選ぶと通学の負担が増えるなど、寄せられた懸念の声からは切実さが伝わってきます。
県民のコメントを見ても分かるとおり、高校の再編整備は生徒のみならず、保護者や地域など様々な方面に大きな影響を与えるものです。再編整備が必要な施策であったとしても、これを進めるに当たっては生徒、保護者、地域、その他関係する方々の理解を得ながら慎重を期するべきであると考えます。
そこで、今後の再編整備についてどのように進めようとしているのか、教育長のお考えをお伺いいたします。
A 高田直芳 教育長
県内の中学校卒業者数は、今後も減少傾向が続くことが見込まれ、生徒にとってより良い学習環境を確保するためには、県立高校の再編整備は避けて通れないものと認識しております。
高校の再編整備にあたっては、社会の変化や地域の特性、企業が求める人材像などを踏まえ、生徒にとって入学したいと思えるような特色ある高校としていくことが重要と考えております。
他方、今回の「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」の策定に向け実施した県民コメントに寄せられた御意見などから、様々な懸念をお持ちの方がいらっしゃることも承知しております。
議員お話しの、「生徒の行き場がなくなる」「通学の負担が増える」といったことにつきましては、地域ごとに生徒募集の人数を全体として調整するなど、生徒が進学にあたって不安をいだくことのないよう、丁寧に対応してまいります。
今後、生徒や保護者はもとより、新校準備委員会などの場において、地域の関係者などの御理解もいただきながら、生徒一人ひとりが夢や希望を持ち、いきいきと学校生活が送れるような魅力ある県立高校づくりを進めてまいります。
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