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掲載日:2024年10月17日
Q 石川忠義 議員(県民)
横断歩道上の交通事故の撲滅を目指して、交通の方法に関する教則が改正され、信号機がない横断歩道での横断歩行者に対し、手を上げて運転者に横断の意思を伝えることが43年ぶりに心得として盛り込まれました。これを受け、全国の都道府県でも信号機のない横断歩道で横断歩行者が手を上げて横断することを啓発しています。
しかしながら、JAFの令和2年8月の調査では、信号機がない横断歩道に歩行者がいた場合に一時停止する車両の割合は、全国平均が21.3%であるのに対して、埼玉県は12.4%です。横断歩道上での交通事故を撲滅するには、運転者からの横断歩行者と横断歩道自体の視認性を高めることが必要です。
県、県警のそれぞれの取組について伺います。
県としての歩行者への横断時手上げの啓発についてです。
県では、横断歩道での歩行者優先の動画を公開していますが、ほかに特に目立った啓発は確認できていません。私は、今年の予算特別委員会においても「横断歩行者からも積極的に視認性を高めるように手上げの啓発を」と質問しました。
県の取組はどのように進むのか、県民生活部長に伺います。
A 真砂和敏 県民生活部長
これまで、県では、交通安全運動をはじめ、各種交通事故防止キャンペーンにおきまして、県警察や市町村などと連携をいたしまして、車両運転者を中心に「横断歩道における歩行者優先の徹底」について啓発を行ってまいりました。
議員御指摘のとおり、運転者から横断歩行者の視認性を高めることは重要であり、そのため、歩行者が手をあげて横断する意思を表示することについても、積極的な啓発が必要と考えております。
秋の全国交通安全運動においては、県政広報テレビ番組「いまドキッ!埼玉」による広報や県内の商業施設等におけるアナウンス広報を実施し、広く県民に対し、手上げによる意思表示について啓発を行っております。
県では、今後も積極的に取り組むこととしておりまして、12月に越谷イオンレイクタウンで開催予定の「埼玉交通安全フェア」においてチラシを配布するなど啓発を行ってまいります。
また、各市町村の交通指導員研修会におきまして手上げの指導を依頼するほか、県本庁舎南側に設置されているいわゆる三面広告塔に「横断時はハンドサイン」の標語の掲出を行うことと考えております。
更に冬の交通事故防止運動におきましても、歩行者が横断する際の意思表示を県の重点事項に位置付け強力に訴えかけるなど、歩行者側に立った取組を強化してまいります。
今後も、県警察や関係機関と連携し、積極的な啓発に努めてまいります。
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