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掲載日:2024年10月17日

令和3年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(石川忠義議員)

彩の国みどりの基金を生物多様性にいかすべき - 生物多様性に資する事業の財源へ

Q   石川忠義 議員(県民)

県生物多様性保全戦略は、国の生物多様性国家戦略を基本として策定するものです。しかしながら、今年度、国で予定していた生物多様性国家戦略の見直しは、新型コロナウイルス感染症の影響などもあり、進んでいない状況です。
県としては、県生物多様性保全戦略の見直しがされる前でも、彩の国みどりの基金を積極的に活用して生物多様性に貢献する事業の充実を図っていくべきですが、知事の考えを伺います。

A   大野元裕   知事

これまで、生物多様性の保全に関しては、2010年に開催されたCOP10において定められた2020年までの愛知目標の達成に向け、世界各国でその取組を進めてまいりました。
国内では、国の生物多様性国家戦略による取組が進められておりますが、生物多様性の新たな世界目標を定めるCOP15の開催がコロナ禍で延期されたことから国家戦略の見直しも目途が立っていない状況であります。
こうした状況ではございますが、先ほどお話しを申し上げた生物多様性に対する県の取組に加え、次期5か年計画において、生物多様性の保全をしっかりと位置付けました。
例えば、生物多様性の保全は、行政の取組だけではなく、県民の皆様をはじめ、企業や保護活動団体など様々な主体の参画の下、取り組んでいくことが必要と考えます。
そこで、県では、「埼玉の豊かな水とみどりを守り育む」を埼玉版SDGsの重点テーマとし、SDGs未来都市としての取組に
生物多様性の保全を位置付け、多様な主体とワンチームとなって推進していくこととしております。
こうした取組を着実に進め、緑の保全・創出や侵略的外来生物の防除など、「彩の国みどりの基金」を活用した生物多様性保全の取組の充実につき、引き続き検討をしたいと思っております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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