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ページ番号:200733

掲載日:2021年7月9日

令和3年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(日下部伸三議員)

新型コロナウイルス感染症対策について - 変異株の検査体制について -

Q   日下部伸三  議員(自民

今年の6月11日から私の病院に入っている検査会社でも、インド株デルタのスクリーニング検査ができるようになりました。
もともと塩基量が多いコロナウイルスは変異しやすく、新型コロナウイルスも2週間程度で変異を繰り返しているといわれています。
最初の株からの変異箇所が多くなると、現在接種しているワクチンの効果が落ちることや再感染することが危惧されます。
現在、英国型変異株アルファとインド型変異株デルタ以外の変異株は、次世代シーケンサーでゲノム解析しなければ分かりません。バイオメディカル関係に力を入れていた神戸市では、市内医療機関の協力を得て全陽性検体の約60パーセントを神戸市の健康科学研究所で集中保管し、ゲノム解析を行っております。
神戸市健康科学研究所のゲノム解析実績は、次世代シーケンサー二台で多いときは週に411件に対し、本県の衛生研究所のゲノム解析実績は、次世代シーケンサー、これ同じ台数なんですね、2台ですが、週に54件にとどまっています。
神戸は週に411件、本県は週に54件にとどまっています。
この検査実績の差は何に起因するのか、保健医療部長に伺います。

A   関本建二 保健医療部長

議員お話しのとおり、ゲノム解析の実績は多いときで、神戸市健康科学研究所が週に411件、本県衛生研究所が週に54件となっております。
このようにゲノム解析件数に差が生じる理由は、民間検査機関で陽性となった検体の取扱いの違いによるものでございます。
神戸市では、民間検査機関の検体の解析も実施しておりますが、本県では民間検査機関の検体は国立感染症研究所で解析しているため、神戸市より少なくなっております。

再Q   日下部伸三  議員(自民

やはり知事も変異株に注意していると、警戒していると言われているので、国立感染症研究所まで送ると、結果は返ってくるのが遅いんですよね、現場のほうに。
だから、やっぱり本県でできるのであれば神戸市と同じくらいの数をやっていただいて、なるべく早く医療現場に検査結果が来るようにすべきだというふうに思うんですが、やはりもうちょっとゲノム解析実績を伸ばすべきだというふうには思われませんか。

再A   関本建二 保健医療部長

現在、民間の検査機関は国と委託契約を締結しておりまして、変異株PCR検査やゲノム解析、検体の搬送を委託契約に基づいて実施しております。
地理的にも近い国立感染症研究所と県がこうした役割分担して対応する現在の体制が合理的であると考えますが、実際ゲノム解析の結果として埼玉県は東京に次ぐ数のN501Y株を検出もできておりますので、今後必要に応じて能力の増強に努めてまいりたいと思います。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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