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掲載日:2024年3月14日
Q 江原久美子 議員(県民)
まず、埼玉県警は警官一人でカバーする人数が全国で一番多いという状況下の下で、日々奮闘していただいていることに感謝しています。来年度からは、少数勤務体制の交番の見直しや、治安情勢などに対応した交番の適正配置、警察官OBによる交通相談員を含む警察官の効果的配置を全県で進めると聞いています。県内にある交番は250から243に減らす予定ですが、検討を重ねた結果の効果的配置なのだろうと思います。
ところで、交番と同じ又は交番以上の意味を持つものとして、移動交番車があります。千葉県は知事の肝煎りで全国で最も多く導入し積極的に活用していることで知られており、全ての警察署に配置し日常的に出動しているとのことです。
しかし、最近、他県でも多くこの移動交番車が注目され活用が増えています。石川県では街に警察官がいる安心感と機動力を生かして、地域の安心安全を高めることを目的に2019年に導入されました。香川県でもこれまであまり活用されてこなかった移動交番車にラッピングを施し、今年度から運用を本格化させています。神奈川県でも交番廃止に伴う利便性が低下しないように、ワゴンタイプのアクティブ交番を配備する予定です。
このように、各県が取り組んでいる移動交番車は、各種書類の届出や住民相談などをはじめ、住民の安心や交通事故、犯罪抑止につながる取組であり、さらにはAEDを搭載するなどした救命活動にも対応できます。
そこで伺います。
他県の状況などを参考にどういった用途や地域ならば有効であると考えるのか、警察本部長の見解を伺います。
A 原和也 警察本部長
当県の移動交番車は、赤色灯を備えたワンボックスタイプの警察車両であり、現在、県下17警察署に18台を配備しております。
移動交番車には、県民の方々に一見して移動交番であることが分かっていただけるよう、車体の両側面に警察署の名前ですとか、「移動交番」であることを大きく明示しております。
移動交番車につきましては、その機動性を踏まえ、交番から離れた地域や犯罪の多発地域におけるパトロール活動、人出が多く、落し物が多い商業施設での遺失届や拾得届の受理、観光客が多く集まる各種イベントや祭礼等における警備など、平素の地域警察活動を強化する必要がある場合等に運用することが有効であると考えております。
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