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掲載日:2024年3月21日

令和3年2月定例会 「自然再生・循環社会対策特別委員長報告」

副委員長 横川 雅也

自然再生・循環社会対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」でありますが、今回は、「脱炭素社会の実現に向けた取組と自然環境の保全・再生について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「東京都は、都内で新車販売される乗用車のうちガソリン車について、2030年までにゼロにするという目標を表明したが、埼玉県ではどうするのか」との質問に対し、「温室効果ガスの排出量を削減するために、ガソリン車から電動車への切替えは大変有効だと考えており、自動車メーカーなどと普及啓発活動や情報交換に取り組んでいる。国はグリーン成長戦略の中で『遅くとも2030年代半ばまでに乗用車新車販売で電動車100%を実現』という目標を掲げているが、これに先駆けて達成できるよう首都圏で連携して取り組んでいきたい」との答弁がありました。
次に、「クビアカツヤカミキリの県民参加型調査について、より広範囲に調査するために、参加者を増やす方策をどのように考えているのか」との質問に対し、「この調査はマスコミに取り上げられたほか、桜への被害に対して強い危機感を持つ各市町村にも啓発に協力してもらっている。県民にも関心の高い桜に被害が及ぶことから、県域全体を対象として参加を呼び掛けることで、県民参加が見込まれる。今後も市町村と連携して取組を強化していきたい」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、河川の水質保全の推進については、「マイクロプラスチックについては、下水処理場に流入し処理されるものと、河川から海へ直接流出するものがあるため、ハード及びソフトの両面から流出対策に取り組むこと」。
農林業・農山村の循環型社会への貢献については、「県有施設における木造化・木質化の進め方については、木材利用を促進させるため、調査に基づく計画をしっかり策定し、取組を進めること」。
資源循環型社会づくりについては、「プラスチックごみの削減のため、県民への意識啓発に努めるとともに、排出元である事業者に対して脱プラスチックに向けた取組についてしっかり働き掛けること」。
脱炭素社会の実現に向けた取組と自然環境の保全・再生については、「県内におけるVPP(仮想発電所)の実証実験の実施について検討を進めること」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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