埼玉県議会 県議会

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掲載日:2020年3月31日

令和2年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(田並尚明議員)

教育局における不祥事について

Q   田並尚明  議員(民主フォーラム

昨日、県民会議の岡県議さんも触れておりましたが、ここのところ新聞を見ると、教職員の不祥事が多く感じられます。中でもわいせつ行為を平成22年度から令和元年度まで見ていきますと、9件、9件、6件、4件、11件、5件、9件、6件、9件、最後に令和元年度13件となっております。何なんですか、この数字は。もちろん業務が増えている中、自分の時間を割いてまで一生懸命に子供たちのために取り組んでいらっしゃる現場の先生方が圧倒的に多いということは理解しております。私が出会った先生方もすばらしい先生が多かったです。
少しちょっと紹介させてもらいますと、小学校2年生のときの担任の先生は、例えば私が掃除のとき見えないところは手を抜いてふかないでいると、前に呼ばれてこう言われました。「田並君、よく見てみなさい。見えないと思って手を抜いたところは、周りがきれいだとよく目立つでしょう。見えないところこそよく目立つのよ。見えないからと手を抜いちゃだめよ」。これは仕事にも通ずると思います。今でもこの言葉は忘れません。
中学校の担任には卒業してからもいろいろな相談にのっていただき、人生を教わりました。高校の先生には竹刀が壊れるまでぶたれましたが、見たことありますか、竹刀が壊れるの、痛いんですよ。でも、今でもいろいろ気にかけてくださっています。まだまだたくさん良い先生に出会いました。怖かったですけれども、慈愛に満ちていました。
いつから教育現場は変わってしまったのでしょうか。また、何で変わってしまったのでしょうか。特にわいせつ行為など言語道断です。教師になった理由が小児性愛だからという先生が結構いると聞きました。本当なんですか。
出会った先生で人生が変わることも多いのではないでしょうか。私の周りでも先生の影響で教師になった仲間や先輩がたくさんいます。いわば人生の師であり、時には生徒の人生をも左右するほどの影響力を持った、親以外で長い時間接する大人が先生なのではないでしょうか。その先生が小児性愛者ですか、あり得ません。生徒は教師を選べません。自分の人生を左右されるかもしれませんのに。
また、約26億円の未払金の問題も発覚しました。さらに約3.4億円の遅延金ですか。それでも問題ですが、御丁寧に「遅延金分を要りますか」と該当者に手紙まで出している始末です。あまり女性に強いことを言うのはいやですが、忌憚なく申し上げさせていただきます。何やっているんですか、ぶったるんでいるんじゃないですか、教育局は。こんなことで何を子供たちに教えるんですか。「いじめはだめです。校則は守りましょう」とか言いながら、大人はこの始末ですか。いいかげんにしていただきたいと思います。
子供たちの学びやでの一年一年は、一生に一度のかけがえのない時間です。そして繰り返しますが、子供の人生を左右するのが教師なんです。教育長はそこら辺をもう一度自覚し直していただき、埼玉県の教育局からは不祥事をなくし、子供たちに尊敬される教師を育てていくという覚悟を持って業務に当たっていただき、その成果を埼玉県の教育局に刻んでいただきたいが、教育長の覚悟をお聞かせください。

A   小松弥生   教育長

議員お話のとおり、教師は子供たちの人生に大きな影響を与えます。
そのような立場であるにもかかわらず、県民の信頼を根底から崩すような教師の不祥事が後を絶ちません。
とりわけ、本来、私たちが守らなければならない子供たちが被害者となっている「わいせつ事案」が増加していることは、痛恨の極みでございます。
子供たちを励まし、成長を支えていくべき教職員が、卑劣な行為によって教え子の尊厳を傷つけてしまっていることは、埼玉教育にとって正に非常事態でございます。
県教育委員会では「不祥事根絶アクションプログラム」を策定し、教職員の意識改革や研修の充実、教員採用試験の工夫改善など、様々な取組を実施してまいりました。
また、3月には「教育長緊急メッセージ」として、「児童生徒を性の対象として見ているのであれば、教師という職を辞してもらいたい」という私の強い思いを全教職員へ届けたところでございます。
さらに、11月には「わいせつ行為等根絶行動指針」を策定し、更なる意識の高揚を図ってまいりましたが、教職員一人一人までには伝えきれていなかったという悔しい思いを持っております。
岡山県では、犯罪防止の専門家などの知見を取り入れ、不祥事を原因別に類型化し身近なものとして捉えさせる研修を実施しております。
今後は、今までの研修に加え、こうした先進的な取組を参考にして、新たな研修を実施してまいりたいと考えております。
御指摘がありました、臨時的任用教員に対する退職手当につきましては、多額の未払い金と遅延損害金を発生させてしまい、県民や議会の皆様に対し、多大な御迷惑をお掛けしていることについて、深くお詫びを申し上げます。
退職手当の問題につきましては、二度とこうしたことが起こらないよう、再発防止に向けて、組織をあげて法令順守の徹底と、正確な事務の執行に全力で取り組んでまいります。
今後とも、できることは何でもやるという強い意志のもと、わいせつ行為を始めとする不祥事の根絶を図るとともに、県民、保護者、地域の方々、そして何よりも子供たちに信頼される埼玉教育を目指して、覚悟をもって取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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