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掲載日:2022年12月15日
危機管理・大規模災害対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「大規模災害等に係る応急・防災対策及び災害支援に関する総合的対策」でありますが、今回は、「災害に強いまちづくりについて」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「令和元年台風第19号への対応に関する課題について、どのように考えているか」との質問に対し、「県内全域で深刻な被害が発生した台風第19号は、これまでに職員が経験したことのない災害であった。災害対応に当たる市町村でも想定外のことが多々あったと聞いている。今後、様々な状況を想定した図上訓練を関係機関と実施することで、想定外をなくしていきたい。また、国直轄河川の決壊情報の県への連絡が遅れたことなど、国との連携体制も改善すべき点があった。さらに、市町村との情報共有体制や、国のプッシュ型支援の受入体制、市町村事務の応援体制などにも課題があったので、今後、検証を進めていきたい」との答弁がありました。
次に、「ある市では、災害被害の全容を把握せずに災害対策本部の解散や避難所の閉鎖を行ったが、被災した県民は非常に困ることになる。県は、市町村情報連絡員を派遣して情報収集しているほか、市町村から各種災害の報告を受けているのだから、おかしいと気付けたのではないか。また、今後、市町村をどのように指導していくのか」との質問に対し、「市町村自らの判断も重要であるが、県としても市町村の災害対応について十分に注意を払うことが重要であった。経緯を確認した上で、今回の教訓を今後につなげていきたい」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「大規模災害等に係る応急・防災対策及び災害支援に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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