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ページ番号:170158

掲載日:2022年12月15日

令和元年12月定例会 「環境農林委員長報告」

副委員長   萩原   一寿

環境農林委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案2件及び請願1件であります。
以下、これらの議案等に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、環境部関係では、第103号議案について、「自然公園の道路2カ所の復旧について、工事後に、再度崩れることはないのか」との質疑に対し、「今回の現場は水の流れが集中したため崩落したものと推察される。このため、道路上に水路を設置して、雨水が適切に排水されるよう施工し、万全を期したい」との答弁がありました。
次に、農林部関係では、第103号議案について、「台風第19号で被災した農地と農業用施設240カ所のうち、国の災害復旧事業の要件に合わない被災箇所が30カ所あるが、県として対応する考えはあるのか」との質疑に対し、「それらの箇所は被害規模が小さく、市町村などが単独費で対応すると聞いている。県としては技術的支援などを行っていく」との答弁がありました。
このほか、第118号議案については執行部からの詳細な説明をもって了承した次第であります。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案2件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、請願について申し上げます。
議請第8号につきましては、不採択とすべきとの立場から、「汚染水の取扱いについては、経済産業省に設置された小委員会などで検討が行われているが、様々な選択肢を検討した結果、海洋放出を含めた五つの処分方法に整理された。小委員会では、科学的な安全性を前提に検討しているが、いずれの処分方法をとっても風評被害などの社会的影響が生じうることから、技術的な観点に加え、社会的な観点も含めた総合的な検討が行われている。その過程では、影響を最小限に抑える対応策の検討が必要ともしており、その判断を尊重すべきである」との意見が出されました。
次に、採択すべきとの立場から、「小委員会では、海洋放出で規制基準を超えない方法などが提示されているが、現実的ではない」との意見が出されました。
さらに、趣旨採択すべきとの立場から、「トリチウムが含まれている水を海洋放出することは、関係住民の不安や、風評被害などを考えると、慎重にならざるを得ない。一方で、トリチウムがなくなるまで陸上保管することは、限られた保管場所の問題から現実的ではないなどの意見があることも事実である」との意見が出され、採決いたしましたところ、賛成少数をもって不採択とすべきものと決した次第であります。
このほか、当面する行政課題として、環境部から「次期地球温暖化対策実行計画の策定について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

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