トップページ > 県政情報・統計 > 広報 > 広報紙・テレビ・ラジオ・ソーシャルメディア > 広報紙「彩の国だより」 > 「彩の国だより」令和7年11月号 > 知事コラム 11月は「地産地消月間」です
ページ番号:274676
掲載日:2025年11月1日
ここから本文です。

「収穫の秋」です。多くの農産物が旬を迎えるおいしい季節になりました。埼玉県は野菜の産出額が全国第8位と、実は農業が盛んな県です。
全国第1位の産出額を誇るサトイモやネギ、第2位のホウレンソウ、コマツナ、カブなど、毎日の食卓を彩る野菜の一大産地です。また、県内で栽培されているいちご、梨は全国選手権で連続して上位入賞を果たすなど「食味の良さ」が高く評価されています。
埼玉県の農業への評価の高まりは国内にとどまりません。武蔵野台地(川越市、所沢市、ふじみ野市、三芳町)において江戸時代から引き継がれる「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は、持続的な農業である点などが高く評価され、令和5年7月に世界農業遺産に認定されています。今年の10月末にはイタリア・ローマの国連食糧農業機関(FAO)本部で認定証授与式が行われ、改めて世界に向けて埼玉県の伝統的な農法をPRすることができました。
埼玉県には新しい農産物や珍しい農産物もたくさんあります。色鮮やかでユニークなヨーロッパ野菜は、平成25年にさいたま市の若手農家が地元シェフの声に応えて栽培を始め、今では地域を代表する農産物となっています。一方で、クワイや木の芽といった伝統的な農産物も栽培されています。
恵まれた自然条件と大消費地が近いという地の利を生かして多彩な農産物が生産されている埼玉県では、旬の農産物が豊富に出そろう11月を「埼玉県地産地消月間」と定め、「近いがうまい埼玉産」をキャッチフレーズに、地域で生産されたものを地域で消費する「地産地消」の取り組みを推進しています。
地産地消には、「産地に近く新鮮」、「生産者の顔が見えて安心」、「輸送距離が短く環境に優しい」という三つのメリットがあります。
期間中は、飲食店で県産農産物を使ったメニューが提供されるほか、量販店や直売所では採れたての県産農産物が所狭しと並べられ、皆さんとの出会いを楽しみに待っています。
ぜひこの機会に、地元埼玉県の多彩な農産物を召し上がっていただき、「近いがうまい埼玉産」を実感してみてください。


お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください