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掲載日:2025年7月8日

令和7年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(浅井明議員)

県庁舎建替えに伴う現在地の活用について

Q 浅井明 議員(自民)

県庁舎建替えの是非について県庁舎再整備検討委員会等で様々な検討をしたほか、県民アンケートを実施したと伺っております。昨年2月定例会で自由民主党県議団団長の田村琢実代表質問への答弁で、県民アンケートでは現在地での再整備より移転での再整備を希望する意見が多かったことや、専門家会議等では交通アクセスの状況からは現在地若しくは美園地区に優位性があるとの意見があったとお聞きしました。
現庁舎を解体しての建設、又はリニューアルとなれば、仮庁舎の手当て、二度の引っ越し作業など多くのデメリットも生じます。また、美園地区の開発は発展途上で、新県庁舎の建設が決まれば、地区の発展とともに、さらに進出する民間施設とのコラボなども期待できます。埼玉における新しい行政機構都市の誕生で、埼玉モデルの未来都市構想の見本となると確信いたします。
仮に、美園地区に移転となれば、県庁舎が県全域から見るとさらに東に移ることになりますが、数十年後の建替え時には現在地に戻るとの計画で検討を進めるべきと考えます。現在地の活用については、数十年のスパンで再度の県庁舎建設を見据え、定期借地権を設定し、跡地を大手デベロッパーに事業用地として貸与し、学園都市浦和にふさわしいミュージアムや総合ライブラリーを核とした複合施設等に整備がなされれば、埼玉県の更なる発展が期待できると思います。
豊島区の老朽化した旧区役所跡地や豊島公会堂跡などの区有地を76年間の定期借地権で民間に貸与し再開発されたHareza池袋では、オフィス棟、ホール棟及び公園が立地し、新しいまちのにぎわいが創出されました。この定期借地権により約191億円を捻出し、新庁舎建設原資の一部としたと聞いております。埼玉県におきましても、このような例を捉え、跡地における定期借地権を設定し、賃料を再整備の資金とする案を検討すべきと思います。
令和元年に県議会が設置した県庁舎建替え等検討特別委員会でも、老朽化や狭隘化等の問題について提起があったとお聞きしました。6月17日の埼玉建設新聞で大野知事も述べたとおり、県新庁舎には今後ますます拡大するネットワーク化やデジタル化、DXを取り入れるためには、AI、生成AI導入に関するハードウェア整備など著しく発達する時代に対処し刷新する必要がありますので、早い決断をしていただきたいと思います。
そこで、大野知事に伺います。
仮に浦和美園に移転する場合でも、数十年後の再移転時には現在地に戻ることを見据え、現在地の跡地利用について定期借地権を設定し、民間に貸し付けて賃料を再整備の資金とする案を検討すべきと考えますが、跡地利用についての知事の御所見をお伺いいたします。

A 大野元裕 知事

県庁舎の位置につきましては、交通アクセスや都市整備の状況、災害リスク等、主に法令等で定められている項目について評価を実施し、専門家会議などから御意見を頂戴しました。
本年度はこれらに加え、基本構想・基本計画の検討において技術的側面からのメリット・デメリット双方の検討も進め、位置を最終的に決定したいと考えております。
あわせて、選定されなかった候補地の活用方法についても重要な検討課題であると認識しています。
仮に現在地から美園の県有地に移転するとなった場合、現在の本庁舎敷地に事業用定期借地権を設定し、その賃料を再整備の資金とする議員の御提案も含め、本庁舎敷地の活用について検討してまいります。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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