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掲載日:2021年10月21日

令和3年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(新井一徳議員)

東京2020オリンピック・パラリンピックを振り返って - パラスポーツの位置付けを見直そう

Q   新井一徳 議員(自民)

この夏、日本国中が東京2020オリンピックとパラリンピックに熱狂しました。私は、特にパラリンピックに感銘を受けた一人です。障害を持ちながらもひたむきに戦う選手たちの姿に胸を熱くしましたが、同時にスポーツをする上で、競技者に障害のあるなしで戦うフィールドを分ける必要性はないのではないかとも感じました。
実はパラスポーツについて前々から抱いていた疑問があります。私がかつて勤務した新聞社では、オリンピックは運動部、パラリンピックは生活部がそれぞれ取材するという体制になっていました。なぜ運動部が一括して取材に当たらないのかという疑問です。
本県でもパラスポーツを担うのは、福祉部の障害者福祉推進課です。パラスポーツは福祉の一分野という認識が強く残り、福祉のはんちゅうにあると感じます。しかし、私はパラスポーツは純粋にスポーツだと、今回の大会を通じて改めて実感した次第です。
そこで、パラスポーツに向き合う姿勢を改めてみてはいかがでしょうか。具体的には、食品安全局長が保健医療部と農林部にまたがるように、現在は県民生活部傘下のスポーツ局長を福祉部と生活部が共に所管する形として、スポーツ局長の下に新たな組織を作るというイメージです。そうすることで、その新たな組織で働く職員もパラスポーツに対して福祉とスポーツの両面からアプローチが可能になると考えます。県民生活部長のお考えをお伺いします。

A 真砂和敏 県民生活部長

東京2020パラリンピック競技大会では、本県でも射撃競技が行われたほか、テレビで連日のように各競技の熱戦の様子が放送されました。
多くの県民が、高いレベルで純粋に競い合う選手の姿に強く心を動かされたのではないかと思います。
障害者のスポーツは、いわゆるリハビリから生涯スポーツ、競技スポーツへと多目的化して発展してきた経緯がありますが、今回の大会は、多くの人が、改めてパラスポーツは競技スポーツであると実感した大会になったのではないかと考えます。
パラスポーツについては、本県では、福祉部門で一元的に所管しておりまして、障害者団体との連携やリハビリなど他の障害者施策との連携といった面で効果を発揮していると思います。
一方で、トップクラスのパラアスリートの競技力向上や、障害のある方が気軽にスポーツを楽しめるよう普及することにおいては、スポーツ部門が持つノウハウを生かして、パラスポーツを更に活性化することができると考えます。
これらを踏まえ、福祉的なアプローチも行いながら、スポーツ部門を所管する県民生活部が一元的にパラスポーツを所掌することも選択肢の一つであると考えます。
今後、県といたしましては、パラスポーツ振興の効率的かつ効果的な組織・執行体制につきまして、関係部局と協議してまいります。

再Q   新井一徳 議員(自民)

先ほどパラスポーツについては、一元的に県民生活部の方で所管することも選択肢の一つだというお話がありましたが、実際にちょっと具体的に踏み込めば、来年度からの組織改編に向けてそういった協議に着手したいという意向はおありでしょうか、お伺いします。

再A 真砂和敏 県民生活部長

東京2020パラリンピック大会が今年行われ、パラスポーツへの注目度が高まったこの機会を逃さず、来年4月に向けて関係部局と協議を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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