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ページ番号:194955

掲載日:2024年3月21日

令和3年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(西山淳次議員)

地球環境問題への挑戦 - 脱プラスチック社会に向けて

Q   西山淳次  議員(公明)

私は、一昨年、昨年と続けて、プラスチックごみ削減を代表質問で取り上げ、本県の取組を促してまいりました。それにしても、軽くて丈夫で安価なプラスチックは、この50年間で地球表面のあらゆるところに行き渡り、人類は地球をプラスチックとその添加物まみれにしてしまったと言っても過言ではありません。正に現代はプラスチック依存社会とも言うべき状況であり、私たちは中長期的に自然環境と生態系に深刻な影響を与えるプラスチック依存社会から脱却しなければなりません。
その意味で、昨年7月から実施されたレジ袋の有料化は、実質的な削減量はともかく、国民一人一人の意識啓発に大きな意義があったと私は考えます。私は、このタイミングを逃さず次の手を打っていくべきと考え、以下二つの提案をさせていただきます。
まず、本県が開催するイベントで、いわゆるかぎ括弧付きでもいいから、プラごみゼロ宣言をしてはどうでしょうか。イベントへの出展者や参加者に極力プラごみを減らす工夫をしてもらい、プラごみゼロを目指すのです。既に実施済みの自治体もあり、大幅なプラごみ削減を実現しているようです。やればできます。
もう一つは、生産者や販売業者などの事業者が脱プラスチックへかじが切れるような仕組みを構築していくことです。リサイクルを進めつつ、本質的にはプラスチック製品そのものを減らしていくことが求められます。新年度予算に盛り込まれた産官民コンソーシアムは、リサイクルがテーマのようですが、生産、使用そのものをどうすれば減らせるのかも、生産や販売に携わる事業者を入れた産官民で協議していただきたい。いかがでしょうか。
いずれにせよ、本県のプラごみ削減へのメッセージ性はまだまだ弱いと感じます。知事が県民の先頭に立つことを期待し、提案への見解を伺います。

A   大野元裕  知事

本県が開催するイベントで「プラごみゼロ宣言」をしてはどうかについてでございます。
プラスチックごみ問題の解決に向けては、私も、先ずは「減らす」ことが大切だと考えております。
プラスチックの使用を減らしていくためには、これまでの考え方やライフスタイルを大きく変えていく必要があります。
昨年10月にはプラごみゼロウィークを設定し、「川の国埼玉からプラスチックごみを海に流さない」をスローガンに、プラごみを減らすライフスタイルの実践を私自ら呼びかけました。
期間中に行われたイベント「大学対校! ゴミ拾い甲子園」に参加した若者からは、具体的な行動に踏み出す大切さを感じた、などのコメントを多くいただきました。
このように「プラごみゼロ」を意識したイベントに参加することで、一人一人がプラごみ問題を自らの問題として捉え、主体的な行動につながることが期待できます。
県が主催するイベントで「プラごみゼロ」を目指すことを宣言し、強いメッセージ性を持たせるという議員の御提案は実現に向けて一考の価値があると私は考えます。
是非とも議会にも御協力をいただき、プラごみを減らすための大きな機会になるよう前向きに検討したいと思います。
次に、新年度予算に盛り込まれた産官民コンソーシアムで生産・使用そのものをどうすれば減らせるか協議してはどうかについてでございます。
プラスチックごみを削減するためには、軽量化や代替素材への促進など脱プラスチックへの取組も欠かせません。
実際に、プラスチックトレーにお茶やコーヒーのかすなどのバイオ素材を混ぜて使用量を減らすことや、プラスチックストローを紙製に転換した事業者もいます。
こうした成功事例を広く普及させていくことが重要です。
コンソーシアムの検討メンバーには小売、製造、再生の各事業者、消費者などの各プレーヤーに入っていただき、脱プラスチックに向けた取組についても協議してまいります。
コンソーシアムのメンバーの御協力をいただきながら、多種多様な主体、市町村と協力し「プラごみゼロ」に向けてチャレンジをしてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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