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掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(村岡正嗣議員)

公立による文化芸術施設の役割とその推進について 

Q 村岡正嗣議員(共産党

知事は、文化芸術振興計画において「文化芸術を創造し、享受することは人々の生まれながらの権利です」と述べられております。これを踏まえて質問いたします。
先月、日本を代表する演出家である蜷川幸雄さんがお亡くなりになられました。心より御冥福をお祈り申し上げます。蜷川さんは、埼玉県川口市出身、2006年に彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任し、高齢者を対象としたさいたまゴールド・シアターを創設しました。この10年間に、パリ、香港など海外公演も成功させるなど、世界の注目する劇団へと育てられました。若手育成を目的としたさいたまネクスト・シアターの活動にも力を注いでこられました。本当に残念でなりません。
そこで、知事に伺います。知事の言われる蜷川レガシー、遺産の継承について。さらに、彩の国さいたま劇場は創造する劇場として全国に知られています。その評価について、併せてお答えください。
さいたま芸術劇場は、その使命の一つに地域のまちづくりの核となることを明確に位置付けています。また、鑑賞機会の少ない地域への出張活動などを行っていることは承知していますが、私は特に公立の芸術劇場の使命として、貧困や障害を持つなど劇場に一番遠い位置にいる人々へ感動を提供する役割があると考えますが、県民生活部長よりお答えください。

A 上田清司 知事

まず、蜷川レガシーの継承についてでございます。
私は、故蜷川幸雄芸術監督が彩の国さいたま芸術劇場において、一貫して追求された精神は、「既成概念をはるかに超えた創造力」、そして「妥協のない人材育成」であったのではないかと受け止めております。
これが蜷川レガシーの核になる考えであると思っております。
「既成概念をはるかに超えた創造力」の代表的なものの一つが日本的美意識を取り入れた世界でも類を見ないシェイクスピア作品、全37作品を上演する「彩の国シェイクスピア・シリーズ」であったのではないと思います。
また、素人の高齢者が主役となり、新たな舞台芸術の境地を開いた演劇集団「さいたまゴールド・シアター」の立ち上げがあります。
今年12月には蜷川監督が育てた人たちによって蜷川監督が最後まで開催を望んだ大群集劇「1万人のゴールド・シアター2016」の上演を目指しています。
そして「妥協のない人材育成」としては、時には怒鳴るなど厳しい指導の下、藤原竜也さんをはじめ多くの優れた俳優を彩の国さいたま芸術劇場から育て上げられました。
その一方で「さいたまネクスト・シアター」を立ち上げ、無名の若手俳優の育成にも力を注いでおられました。
こうした取組は蜷川監督なくして成し得なかったものばかりであり、監督が亡くなった今、私は改めて残されたレガシーの大きさを実感し、ただ本当に残念という思いでございます。
蜷川監督の告別式では女優の大竹しのぶさんが弔辞の中で「劇場という場所には、そのちりにさえ先人たちの魂が宿ると言われています。」とおっしゃいました。
私は彩の国さいたま芸術劇場には蜷川監督の魂が至る所に宿っているのではないかと思います。
私は蜷川監督が残されたこのような「蜷川レガシー」を、監督が育てたスタッフや役者とともに未来に継承していただきたいと思っております。
次に、創造する劇場として全国的に知られている彩の国さいたま芸術劇場の評価についてでございます。
彩の国さいたま芸術劇場は御案内のとおり舞台の奥行きが広く、また舞台が観客席から近い構造であることから大がかりで観客と一体となった演出ができるという特徴がございます。
このような特徴を持つ彩の国さいたま芸術劇場から独自に作り込まれた優れた作品が次々と生み出され、国内外で高い評価を得てきました。
かつて蜷川監督から伺ったことがございます。
「彩の国さいたま芸術劇場は仕事がしやすい場所なんだ。こういう優れた劇場は世界でも五つとないだろう。」というお褒めの言葉をいただきました。よく覚えております。
私は彩の国さいたま芸術劇場が正に「創造する劇場」の名に値すると思っております。
その名を一層高めるため創造性の高い芸術作品が提供できる環境を引き続き皆さんの知恵をお借りしながら作っていきたいと考えております。

A 稲葉尚子 県民生活部長

彩の国さいたま芸術劇場では、県民に開かれた公立劇場として地域の賑わいづくりや様々な文化芸術事業を実施しています。
現在、無料で気軽に音楽を楽しむコンサートや青少年、高齢者、障害者を対象とした割引を実施している公演がございます。
人気振付師の近藤良平さんと県内の障害者が結成したダンスチーム「ハンドルズ」の公演は、埼玉発の新たな取組として高く評価されています。
今後も公立の芸術劇場として、県民誰もが楽しめ、感動できる機会を数多く作ってまいります。

再Q 村岡正嗣議員(共産党

創造する劇場について、このさいたま芸術劇場は優れた舞台だというお話もありまして、引き続いてそれをつくっていきたいという決意が示されたなと受け止めております。それ自体は私も大変評価したいと思うんですが、本当にこれは優れた舞台だということは私も承知していまして、舞台の広さ等は国内最高レベルだという評価ですね。ただ、その半面、マックスで776席でオーケストラピットを使うと680席ですよね。ということは、優れた芸術を提供しようとすると、なかなか客席数が取れないというハンディが当然あるわけで、経営的に見るとつらいところがあるわけです。そのことも当然、首長として、知事としては承知の上でね、しかしこの創造する劇場というものについて価値を評価して引き続いてつくっていくという決意と私は受け止めているんですが、知事の答弁にはそこについては触れられておらなかったんで、確認の意味で是非、そのことも十分承知の上で今後も県として支えていくのかというところをお答えをいただきたいと思います。

再A 上田清司 知事

創造する劇場についての思いについての見解を伺いましたが、普段重要な点が異なることが多いんですが、ここはまったく一致したと思っております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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