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掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 「自然再生・循環社会対策特別委員長報告」

委員長 諸井 真英

自然再生・循環社会対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」でありますが、今回は、「自然共生・資源循環社会の構築に向けた取組について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「245の県の施設が保有するPCB廃棄物について、どのような機器をどれくらい保有しており、処理費用はいくらかかるのか。また、平成35年3月までに処理を完了するとのことだが、処理期間中の安全対策にはどのように取り組んでいくのか」との質問に対し、「PCB廃棄物として、県では、本庁舎、地域機関、県立高校などに、変圧器等を約600台、安定器を約36,000台保有している。処理費用は、変圧器等が約3億6,000万円、安定器が約22億2,000万円、合計で約25億8,000万円がかかると見込んでいる。安全対策について、PCB廃棄物は、施錠できる部屋に保管している。さらに、PCB廃棄物を保管していることや特別管理産業廃棄物管理責任者などを掲示するとともに、定期的に責任者や環境管理事務所職員が飛散流出がないことを確認している」との答弁がありました。
次に、「県内ではイノシシなどの被害もさることながらカワウの被害も多い。どのような対策を行っているのか」との質問に対し、「県ではカワウ対策協議会を設置し、生息実態の把握、漁業被害の防止に努めている。県内には約2,000羽程度が生息し、ねぐらは9か所あることを把握しているため、営巣地での巣落としなどにより繁殖の抑制に努めている。引き続き生息数の管理に取り組んでいく」との答弁がありました。
次に、「芝生化した校庭は維持していくのが大変であるが、県は、芝生化後の維持管理についてどのように考えているのか」との質問に対し、「今年度から、3年間の維持管理費用を補助する制度を設けた。また、『みどりのアドバイザー制度』を活用して、学校現場への専門家派遣を実施するなど、人的支援も行っている。さらに、彩の国みどりのサポーターズクラブへの登録団体に対しては、芝生補修のためのポット苗の配布も実施している。これらにより、維持管理体制づくりを支援し、芝生化を推進していく」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

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