埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:70811

掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 「産業労働企業委員長報告」

委員長 荒木 裕介

産業労働企業委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案3件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第83号議案について、「『アニ玉祭』のこれまでの成果はどうか。また、外国人を呼び込むために具体的にどのように取り組んでいるのか」との質疑に対し、「『アニ玉祭』は、平成25年度から毎年開催している。来場者数は、第1回は2日間で約6万人、第2回は2日間で約6万3,000人、第3回は1日のみの開催であるが、約3万2,000人であり、1日当たりの来場者数は毎年度増加している。『アニ玉祭』により、アニメの舞台となった県内の地域の知名度が高まるとともに、本県がアニメの聖地であるというイメージが定着してきている。また、毎回1億数千万円の経済効果も出ている。アニメは外国人にも人気があるが、これまで外国人への対応が十分ではなかった。今後、外国人へのPR効果が見込める国内外の大規模イベントへの出展や、『LOVE SAITAMAサポーター』として県の観光情報を発信している本県在住の外国人に、SNSを通じて『アニ玉祭』を発信してもらう、いわゆる口コミを活用した周知も図っていく」との答弁がなされました。
次に、第86号議案について、「埼玉県産業技術総合センターで新たに導入した試験研究機器は、既に稼働しているが、なぜ今定例会で、後追いの形で使用料を定める条例改正を行うのか」との質疑に対し、「利用者のニーズに迅速に対応するため、1時間当たりの使用料が一定の金額以内の機器については、規則で額を定めて貸し出すことが可能となっている。この場合、次の議会において使用料を定める条例改正を提案することとされているため、今定例会に議案を提出した」との答弁がありました。
次に、第89号議案について、「『埼玉県まち・ひと・しごと創生総合戦略』の重要業績評価指標の現状値に誤りが判明し、現状値及び目標値を変更することになったのは、どのような経緯によるものか。また、過去にも同様のミスが発覚したことがあったのか」との質疑に対し、「平成27年実績の暫定値を確認したところ、平成26年に比べ県外からの宿泊客及び日帰り客の観光消費額が大幅に減少していたため、改めて平成26年の実績を検証したところ、委託業者による計算に誤りのあることが発覚した。過去に同様の事例はない」との答弁がありました。
また、「委託業者に対する処分は検討しているのか」との質疑に対し、「委託業者との面談を通じ、誤りの内容を確認するとともに、確認結果についての報告書を、契約事務を所掌する契約局に提出した」との答弁がありました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案3件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
なお、このほか、当面する行政課題として、産業労働部から「指定管理者に係る平成27年度事業報告書及び平成28年度事業計画書について」、企業局から「包括的民間委託に係る平成27年度事業実績及び平成28年度事業の概要について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?