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掲載日:2022年5月18日
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令和2年2月1日から指定感染症と定められていた新型コロナウイルス感染症(病原体がベータコロナウイルス属のコロナウイルス(令和2年1月に、中華人民共和国から世界保健機関に対して、人に伝染する能力を有することが新たに報告されたものに限る)であるものに限る)は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の一部が改正され、令和3年2月13日から新型インフルエンザ等感染症に追加されました。引き続き全数把握対象疾患として対策が講じられています。
埼玉県内の新型コロナウイルス感染症の流行状況について、県の感染症発生動向調査及び県公表の陽性者数に基づき集計しました。
▾ワクチン接種の有無別・年齢階級別陽性者の致死率及び重症化率
新型コロナウイルス陽性の発症者について、年齢と推定感染原因を発症日ごとに集計しました。
【全期間における年齢別発症者数】
【2022年2月7日~2022年5月14日における年齢別発症者数】
【全期間における感染原因別発症者数】
【2022年2月7日~2022年5月11日における感染原因別発症者数】
陽性患者の急拡大により発症日が確認されていない症例が増えており、グラフに反映されていない症例があります。
検出された新型コロナウイルスの遺伝子について詳細に調べたゲノム分析結果を、発症した週ごとに集計しました。
技術協力:国立感染症研究所(病原体ゲノム解析研究センター)
※ 2021年3月16日以降は埼玉衛生研究所においてNGS(次世代シーケンサー)を実施しています。
2022年3月には、オミクロン株 BA.2系統が検出される割合が50%を超えました。
前回診断された日から30日以上経過してから再び診断された症例について集計しました。
「第6波」における再感染症例の割合は、0.57%(817人/142,011人)、全期間における再感染症例の割合は、0.38%(977人/257,804人)でした。
新型コロナウイルス感染が判明した日を基準に、致死率を集計しました。(2022年4月30日現在)
【第6波(2021年12月15日~現在)の陽性者の致死率】
陽性者全体の致死率は0.1%(390例/395434例)でした。また、年齢別では男性の致死率は90歳以上で4.9%、80歳代で3.0%、70歳未満で0.1%未満でした。女性の致死率は90歳以上で2.5%、80歳代で1.5%、70歳未満で0.1%未満でした。
【第5波(2021年6月11日~2021年12月14日)の陽性者の致死率】
陽性者全体の致死率は0.3%(222例/71053例)でした。また、年齢別では男性の致死率は90歳以上で13.6%、80歳代で9.0%、70歳未満で0.2%でした。女性の致死率は90歳以上で8.2%、80歳代で6.0%、70歳未満で0.1%未満でした。
【第4波(2021年2月23日~2021年6月10日)の陽性者の致死率】
陽性者全体の致死率は0.9%(145例/16013例)でした。また、年齢別では男性の致死率は90歳以上で29.2%、80歳代で11.5%、70歳未満で0.2%でした。女性の致死率は90歳以上で14.3%、80歳代で5.1%、70歳未満で0.1%でした。
【第3波(2020年9月14日~2021年2月22日)の陽性者の致死率】
陽性者全体の致死率は2.4%(592例/24590例)でした。また、年齢別では男性の致死率は90歳以上で32.8%、80歳代で21.0%、70歳未満で0.4%でした。女性の致死率は90歳以上で20.3%、80歳代で11.5%、70歳未満で0.2%でした。
【第2波(2020年6月10日~2020年9月13日)の陽性者の致死率】
陽性者全体の致死率は1.0%(34例/3287例)でした。男性の致死率は90歳以上で28.6%、80歳代で27.1%、70歳未満で0.1%でした。女性の致死率は90歳以上で22.2%、80歳代で12.0%、70歳未満で0.1%でした。
【第1波(2020年2月1日~2020年6月9日)陽性者の致死率】
陽性者全体の致死率は6.5%(66例/1010例)でした。また、年齢別では男性の致死率は90歳以上で66.7%、80歳代で52.5%、70歳未満で2.7%でした。女性の致死率は90歳以上で21.7%、80歳代で21.6%、70歳未満で0.6%でした。
埼玉県内の陽性者のうち、ワクチン接種歴が明らかな者について集計しました。
※ 重症:人工呼吸器もしくはECMO装着となった患者数を集計
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